実相寺昭雄
【『ウルトラマン』の想い出 (2)】
昨年11月、池袋の自由学園にて “実相寺昭雄メモリアルコンサート2022 陰影礼讃、夢中遊行” が行われた。この自由学園明日香講堂は重要文化財だという。
【池谷仙克について (2)】
【「床屋」について (2)】
【『不思議館』の想い出 (2)】
映画『陽炎座』(1981)や『台風クラブ』(1985)、『ホームカミング』(2011)、テレビ『シルバー仮面』(1971)など多数の作品で先鋭的な仕事を手がけた美術デザイナー・池谷仙克。10月に吉祥寺にて特集上映 “和の匠・美術監督 池谷仙克の映画” が行われた…
【現場での想い出 (2)】 寺田氏は、実相寺監督は役者を育てなかったとよく語る。
【実相寺監督との出会い (2)】
テレビ『ウルトラマン』(1966)や『怪奇大作戦』(1968)、映画『D坂の殺人事件』(1998)などで知られる実相寺昭雄監督。樋口真嗣監督の映画『シン・ウルトラマン』(2022)に引用されたこともあって実相寺作品がまた注目を集めており、実相寺昭雄研究会が…
【実相寺昭雄監督について (2)】 古谷「外交官になって、末は外務大臣とかね。あの性格だと大臣は無理かな(一同笑)。フランスでロケに行くと、通訳は実相寺監督がやったって。親しい人に「敏さん、実相寺は上っ面じゃないよ」って言われてね」 岡本「外交…
テレビ『ウルトラマン』(1966)にて伝説的な実相寺昭雄監督の撮ったエピソードを編集してまとめた映画『実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン』(1977)。ジャミラやシーボーズ、テレスドンといった怪獣の活躍する名エピソードが集まり、当時ヒットを記録した。
11月、代々木上原にて “実相寺昭雄メモリアル・コンサート3 遊びをせんとや生まれけむ” が開催された。筆者は前2回には行くことができず、今回ようやく参加できた。
テレビ『ウルトラマン』(1966)や映画『無常』(1970)、『哥』(1972)の故・実相寺昭雄監督のトークを2回、生で聴いたことがある。当時はブログもやっておらずメモすらとっていなかったので記憶が曖昧だが、覚えている範囲で書き留めておきたい。
実相寺昭雄監督が撮った『ウルトラマンマックス』(2005)のエピソード(第24話「狙われない街」)は円谷プロの倉庫で撮影され、俳優で怪獣のメンテナンスも行う打出親五が出演している。夕日の差し込むシーンは印象的。
2006年、『ウルトラマン』(1966)などで知られる実相寺昭雄監督が逝去したときはショックだった。亡くなる数年前に自ら率いるプロダクションの経営が危機に瀕した実相寺は、次々とオファーを受諾している。その矢継ぎ早な仕事ぶりを見ていて、80歳くらいま…
【テレビ黎明期の想い出(2)】 今野氏は、村木良彦らと制作者集団・テレビマンユニオンを創立した。 今野「村木が制作現場から外されてフリーランスになるかって同期の吉川正澄に話したら、ひとりで辞めるより何人かいっしょで集団をつくろうってことで、そ…
【実相寺と中国(2)】 中堀「上陸用舟艇で帰ってくるときは畳一畳で6人で寝た。「日本が見えたぞ」ってことで出てきたら、九十九島でいまのオランダ村で、いままでは砂漠だったのに全部緑で箱庭の中みたいだと書いてある。降りるときにDDTを撒かれちゃって…
【佐々木守と実相寺】 今野「『ウルトラマン』(1966)などで実相寺はずっと佐々木守と組んでたんですね。ぼくは佐々木守とは『七人の刑事』(1961〜1969)をやってて、外で犯人追っかけるシーンはフィルムで、取り調べるのはスタジオでした。佐々木守を通じ…
【『おかあさん』の達成(2)】
テレビ草創期からさまざまなドラマ・ドキュメンタリーを演出し、長野オリンピックのプロデューサーを担当したことでも知られる今野勉。最近は『宮澤賢治の真実』(新潮文庫)が圧倒的な調査に基づく素晴らしさだった。
【その他の相米作品 (3)】
【実相寺監督の人間像 (2)】
【現場でのエピソード(2)】 清水「実相寺は名監督じゃないんだよ、ほんとは(笑)。あの時代にあれだけやっちゃったのは珍しい。名作を目指してたわけでないのは明らかだから。
マルキ・ド・サドの原作を実相寺昭雄監督が映画化した『悪徳の栄え』(1988)。主演級の侯爵役は、実相寺作品に多数登場した清水綋治が演じている。
【樋口真嗣監督の回想 (2)】
【樋口真嗣監督の回想 (1)】 樋口真嗣監督は『帝都物語』(1988)や『ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説』(1990)などにスタッフとして参加した。 庵野「ぼくは(実相寺作品を)見てるだけ。スタッフだったのは樋口さん」 真嗣「小僧でしたから、そんなおれ…
2018年12月に、実相寺昭雄監督を追悼する “十三回忌追善 実相寺昭雄 特撮ナイト” が行われた。
【現場でのエピソード (2)】
【現場でのエピソード (1)】 京極夏彦原作の大作映画『姑獲鳥の夏』(2005)には、寺田氏は出演していない。
【監督 実相寺昭雄 (2)】 中堀「張家口の小学校で、日本は美しい国だと教わる。小学校で幕を張って、稲垣浩さんの『無法松の一生』(1943)を初めて見るんですよ。人力車で小倉の街を通る印象がすごいと。上陸用舟艇に4泊5日で畳1枚で4人寝かされて、苦労し…