書籍
『男たちの旅路』シリーズや『岸辺のアルバム』(1977)、『ふぞろいの林檎たち』シリーズなどで知られる巨匠・山田太一。山田の作品を振り返る展覧会の開催や石碑の建立といったことで俄かに出っぱっているのが合津直枝である。記事では「山田作品に長く携…
一度死んだはずの主人公は、自殺を図った中学生・真(声:冨澤風斗)に転生。そこで出会った真の母(声:麻生久美子)や父(声:高橋克実)、兄(声:中尾明慶)、同級生(声:宮崎あおい、南明奈)の思わぬ素顔を知ることになる。
【泉鏡花「高野聖」(5)】 安藤「「高野聖」の冒頭は飛騨の山中で宗朝が陸軍参謀本部の地図を手に歩いています。陸軍参謀本部の地図ってのは当時としては最新の科学的な測量に基づいた、日本で最も正確無比な図です。それから列車とかステーションとか、明治…
【泉鏡花「高野聖」(3)】 安藤「徒弟制度は私生活にも及びまして、鏡花は神楽坂の料亭で伊藤すずという芸妓となじみになるんですね。交際がつづいて夫婦になりたかったんだけど、師匠の紅葉は猛反対します。資金援助してくれる友人がいて落籍(身請け)させ…
【泉鏡花「高野聖」(2)】 安藤「泉鏡花の作品には数々の妖怪、おばけが出てきます。妖艶、というのがひとつのキーワードですね。女と水と夜、これが三大要素です。この3つが合体すると怪異が現れる。どれかひとつ欠けてもダメなんですね。揃ったときに妖しい…
【尾崎紅葉「金色夜叉」(2)】 堀「この作品のヒロインは鴫沢宮という若い女性ですストーリーが始まったときは18歳で、鴫沢家のひとり娘で絶世の美女でした。宮には間貫一という許嫁があったんですね。この人は宮と、小さいときからいっしょに育てられていま…
明治時代を代表する作家・尾崎紅葉とその弟子・泉鏡花。紅葉と鏡花を論じる講演会が2023年12月に行われた。紅葉に関しては堀啓子・東海大学教授、鏡花に関しては安藤宏・東京大学教授(当時)が講師を務める(以下のレポではメモと怪しい記憶頼りですので、…
シリーズの起爆剤となったネットコミュニティを、こともあろうに悪の巣窟として扱った『踊る大捜査線 THE MOVIE』(1998)。その逆転構造に関して、速水健朗は10年以上を経た時点でこう述べる。
テレビから映画化されて大ヒットした『踊る大捜査線』シリーズ。脚本を手がけたのが君塚良一で、その君塚に『うちの子にかぎって…』(1984)などで知られる伴一彦が影響を与えたのではないかと筆者は想像している。
【青年時代】 1934年、浅草の食堂を営む庶民的な家族のもとに山田太一は生まれた。父と後妻とが対立するなど荒んだ家族から脱出して大学に進学した山田は、孤独に読書に耽った。同期の寺山修司とは頻繁に会って手紙を出し合うなど密に交流し、クラスメートと…
「噂真」休刊。編集長の食指が動くネタというと…。
1979年から2004年まで刊行されていた月刊誌「噂の真相」。信憑性が低い話もどんどん載せてしまって物議を醸したゲリラ誌だが、その編集長を務めた岡留安則が休刊直前(2004年4月12日)に編集者の花田紀凱、中田美香のインタビューに応じている。
2023年秋に逝去した山田太一の追悼として一周忌に放送されたのがETV特集『山田太一からの手紙』(2024)である。他に山田の追悼番組は、同じNHKの『クローズアップ現代』の「山田太一 生きる哀しみを見つめて」(2023)や『TBSレビュー』の1回分、『あの日 …
2025年1月27日に行われたフジテレビの10時間記者会見にて、特にきびきびとした対応をみせたのが遠藤龍之介副会長(当時)であった。遠藤は80年代からさまざまな作品を制作しており、その歩みを簡単に追ってみたい。
さまざまな映画監督の若き日を追った『デビュー作の風景 日本映画監督77人の青春』(DU BOOK)は優れたルポルタージュだが、その著者・野村正昭がかつて、仕事が厭になったなどと記していて何となく印象に残っていた。調べてみると2007年に季刊誌「映画芸術…
【『春への憧れ』】
【『東京幻夢』(2)】 志水「(『東京幻夢』〈1986〉では)ハイビジョンでということで私の顔に立体的なほくろをつけてみたり。それが映るだろうかと。
東京の片隅で昔ながらの写真館を営む男(堀内正美)。谷中や根岸をさまよい、古ぼけた洋館などを撮影する男の視界に謎の女(志水季里子)が現れて、男は翻弄される。
【『波の盆』の立ち上げ (2)】
ハワイに暮らす日系1世の老人(笠智衆)の前に、日本から来た孫(石田えり)が現れる。老人は想い出の中で亡くなった妻(加藤治子)や息子(中井貴一)と語らっていた。
【パネルトーク (2)】 江戸川乱歩はエッセイも多数遺している。
【第7~9巻について (2)】 金子「次に新人への配慮です。江戸川乱歩賞を取った作家たち、仁木悦子の作品が映画化されるとか、そういう記事をご本人に送ったと書いてあるんですね。陳舜臣さんの地方紙の記事も送ったと。戸川昌子さんは送ってないのかな、何か…
【第7~9巻について (1)】 貼雑年譜の第7~9巻は金子明雄氏が担当。乱歩が巨匠となった時代である。
【第3巻について (2)】 石川「この後の時代ですけど探偵小説会の土曜会が発足します。その案内を乱歩が手書きで書いています。新聞記事と対照化させて載せていて、自分の原稿と報道とが両側から見える。 戦後に行われた、戦争協力の調査票。乱歩が恐れていた…
【第3巻について (1)】 貼雑年譜の第3巻(戦時下の時代)は石川巧氏が担当。 石川「第1、2巻は既に復刻されました。このセンターの仕事に携わって20年近くになるんですけれども、先日のNHKの番組の撮影で初めて貼雑年譜の現物を見ました。普段は図書館の貴重…
作家・江戸川乱歩が膨大な資料を貼りつけたスクラップの自分史・貼雑年譜。全9冊のうち、3巻目以降は未公開だったが、2023年にオンライン公開されることになった。公開を記念して同年11月に立教大学大衆文化研究センターでシンポジウム “江戸川乱歩自筆資料…
【スタジオ・ゼロの時代 (2)】 「おたのしみアニメ劇場」のころに、鈴木氏は自主制作のアニメ「点」(1971)も制作。
【スタジオ・ゼロの時代 (1)】 1963年、鈴木氏はトキワ荘の仲間(藤子・F・不二雄、藤子不二雄A、石ノ森章太郎、つのだじろう、赤塚不二夫)とスタジオ・ゼロを設立して独立。当時30歳だった。
テレビ『おそ松くん』(1966)や『パーマン』(1967)などさまざまなアニメ作品を手がけるアニメーター・演出家の鈴木伸一。2023年に鈴木氏のエッセイ『アニメと漫画と楽しい仲間』(玄光社)が刊行され、同年10月に御茶ノ水でトークイベントもあった(以下…
【アニメーションの仕事 (2)】 最近は『名探偵コナン』(1996)にも参加。「東京婆ールズコレクション」「スマイルの里の陰謀」「天才レストラン」などシュールさで賛否両論を呼んだ。『ルパン三世』(1979)のころからのつき合いの飯岡順一が手がけている。