私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

書籍

春にして君を想う・東君平『はちみつレモン 君平青春譜』『くんぺい魔法ばなし』

幼いころに読んだ東君平の詩に「五月の海」というのがあった。東君平の作品はかわいらしいイラストや幼年向け絵本、青春の哀歓をつづった詩など多岐にわたり、筆者は小学生のころによく読んでいたが、対象年齢が少々上のものはあまり理解していなかったかも…

チロリアンワールドへようこそ・『チロルの挽歌』(2)

「映画すら追い抜かれるのでは」という言を見るにやはり高倉健にとって、映画がテレビより格上というのが “常識” なのだろう。

実相寺昭雄の晩年をめぐる証言 2004 − 2006(2)

実相寺昭雄監督が撮った『ウルトラマンマックス』(2005)のエピソード(第24話「狙われない街」)は円谷プロの倉庫で撮影され、俳優で怪獣のメンテナンスも行う打出親五が出演している。夕日の差し込むシーンは印象的。

実相寺昭雄の晩年をめぐる証言 2004 − 2006(1)

2006年、『ウルトラマン』(1966)などで知られる実相寺昭雄監督が逝去したときはショックだった。晩年に自ら率いるプロダクションの経営が危機に瀕した実相寺は、次々とオファーを受諾している。その矢継ぎ早な仕事ぶりを見ていて、80歳くらいまではハイペ…

本多勝一と岡留安則・上級国民とゲリラの戦い (2)

一方で岡留安則は「著名人の私生活を暴露することは、公的利益と合致する」という信念?により、盗み撮り写真を「噂の真相」に多数掲載してきた。

本多勝一と岡留安則・上級国民とゲリラの戦い (1)

数々の攻撃的な毒舌記事を放った、スキャンダル雑誌「噂の真相」。

小沢一郎ブームの憂鬱な想い出・本多勝一、岡留安則、小林信彦ら(2)

小沢一郎ブームの憂鬱な想い出・本多勝一、岡留安則、小林信彦ら(1)

2009年に誕生した民主党政権は、2012年に崩壊した。この時期に学者やジャーナリストなどのリベラル陣営がこぞって、政権の中枢にいた小沢一郎支持を表明していた。

押井守 × 石川浩司 トークショー(つげ義春「ねじ式」展)レポート (5)

【つげ作品の夢 (2)】

押井守 × 石川浩司 トークショー(つげ義春「ねじ式」展)レポート (4)

【つげ作品の解釈】

押井守 × 石川浩司 トークショー(つげ義春「ねじ式」展)レポート (3)

【つげ作品のエロティックさ】

押井守 × 石川浩司 トークショー(つげ義春「ねじ式」展)レポート (2)

【つげ作品のサブキャラクター (2)】

押井守 × 石川浩司 トークショー(つげ義春「ねじ式」展)レポート (1)

つげ義春「ねじ式」は1968年に月刊誌「ガロ」に発表されて以来、多大な影響を遺した代表作。2019年、『つげ義春大全』(講談社)が刊行され、六本木ヒルズにて「ねじ式」展が行われた。

松任谷由実と「中庸」

シンガーソングライターの松任谷由実が、安倍晋三前首相の退任に際してラジオで「私の中ではプライベートでは同じ価値観を共有できる、同い年だし、ロマンの在り方が同じ」「辞任されたから言えるけど、ご夫妻は仲良しです。もっと自由にご飯に行ったりでき…

浦沢義雄 発言(インタビュー)録(6)

1993年から浦沢義雄先生がメイン脚本を手がけ、現在も継続中のテレビアニメ『忍たま乱太郎』。2011年に同作品が浦沢脚本で実写映画化された際、浦沢先生のインタビューが行われた。文中で触れられている鈴木清順監督の映画『オペレッタ狸御殿』(2005)の脚…

浦沢義雄 発言(インタビュー)録(5)

——それで、『あんみつ姫』や『おそ松くん』で、再びアニメの仕事をする事になったわけですね。

浦沢義雄 発言(インタビュー)録(4)

——もう一本の『なんでそうなるの』は? 浦沢 55号(コント55号)のコントを書くんです。これはこれで、凄く楽しかった。 ——この2番組の後のお仕事は…? 浦沢 他の番組に興味なかったんですよ。それで『なんでそうなるの』をやっていたパジャマ党の人達にお世…

浦沢義雄 発言(インタビュー)録(3)

月刊誌「アニメージュ」には、詳細なロングインタビューが載った。脚本家デビューのころについても語られた貴重な内容である(聞き手は小黒祐一郎氏)。

浦沢義雄 発言(インタビュー)録(2)

浦沢義雄 発言(インタビュー)録(1)

映画『がんばれいわ!! ロボコン』(2020)のクレージーさが話題の、巨匠脚本家・浦沢義雄。にわかに湧き起こった浦沢ブームを記念して、過去のインタビュー記事をいくつか引用したい。

寺脇研 ブログ “人生タノシミスト”(2008)(4)

2008/6/24 喜びと生きがいを 秋葉原の無差別殺傷事件。このコラムを読んでいる方の中には犯人と同じ年代の人も多いでしょうが、どう感じましたか? どんな理由があっても殺人や傷害が許されるものではありません。しかし、犯人が発信していた携帯サイトの書…

満田かずほ × 小中和哉 トークショー レポート・『ダイゴロウ対ゴリアス』(4)

【戦争について (2)】 小中氏は、飯島監督の映画『ホームカミング』(2011)では監督補を務めた。

満田かずほ × 小中和哉 トークショー レポート・『ダイゴロウ対ゴリアス』(3)

【初期ウルトラや円谷一の想い出 (2)】 『ウルトラセブン』(1967)の後には、サスペンス『怪奇大作戦』(1968)がスタート。 小中「『セブン』から『怪奇』と、子ども向けでない方向へ行きますよね」 満田「子ども番組と思ったことはないよね。日曜日7時だ…

「怪獣使いと少年」についての二、三の事柄・橋本洋二と東條昭平 (2)

「ウルトラマンではチャランポランはできない。後に東映の戦隊ヒーローを監督しましたが、あっちの方はもっとコミックにしたり、崩していい世界なんですね。ウルトラマンは、やはり他のヒーローに比べれば一段も二段も上の存在ですね、僕にとって」(『怪獣…

「怪獣使いと少年」についての二、三の事柄・橋本洋二と東條昭平 (1)

2020年1月初旬、脚本家の上原正三が逝去した。『ウルトラセブン』(1967)や『怪奇大作戦』(1968)、『秘密戦隊ゴレンジャー』(1975)、『宇宙刑事シャリバン』(1983)など幾多の傑作・ヒット作を送り出した巨匠だが、代表作として語り継がれたのが『帰っ…

別役実 インタビュー(2004)・『千年の三人姉妹』(2)

——やはりその影響下にはあったと?

別役実 インタビュー(2004)・『千年の三人姉妹』(1)

アントン・チェーホフの没後100周年に、劇作家・別役実がチェーホフの『三人姉妹』を翻案した『千年の三人姉妹』(2004)を発表した。音楽は東儀秀樹で、タイトルロールの三姉妹は別役夫人の楠侑子、三田和代、吉野佳子が演じている。

井上ひさしと財津一郎・『薮原検校』『小林一茶』(2)

「小説で食えるのに、何も芝居にまで手を出すことはないじゃないか、と陰口をたたかれる世界である。

井上ひさしと財津一郎・『薮原検校』『小林一茶』(1)

戯曲に小説、評論、映画・テレビ脚本など多彩な仕事を遺した、故・井上ひさし。この偉大な作家は喜劇的な趣向やヒューマニズムあふれる作風、啓蒙精神に満ちた言動などから穏健な印象を感じさせるが、その生涯はトラブルで彩られていた。

寺脇研 インタビュー “いま問題は一人ひとりがどう生きるか、その集積として国がある”(2007)(2)

Q.教育に関しては、JanJan紙上では例えば「日の丸・君が代」などについては議論が活発ですが、こうしたことは教育全般から言えばむしろ特殊で、(九九のような)基礎的知識や、共通の道徳などといった教育とはまた別なもののような印象があります。