2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧
【現場の想い出 (2)】 野村「(喧嘩のシーンは)雨降らしだし一発勝負で、思い出深いシーンですね。19歳と20歳ぐらいのリアルというか。
幼稚園の先生をしていた主人公(薬師丸ひろ子)は園児の父(財津和夫)に惹かれるが、その彼の周囲には別の女性(桃井かおり)がいた。海辺で偶然出会った青年(野村宏伸)とともに、主人公は旅する。
【映画の構造について (2)】 岩井「『スワロウテイル』(1996)は『漂流姫』(1986)と篠田(篠田正浩)監督の『はなれ瞽女おりん』(1977)を掛け算して2で割ったみたいな。
【マンガの世界 (2)】
1950年代、東京・椎名町に若きマンガ家たちが多く住んだ伝説のアパート・トキワ荘があった。そのリーダー格だった寺田ヒロオ(本木雅弘)。石森章太郎(さとうこうじ)は売れ、編集者に何度も厳しい言葉を浴びせられた赤塚不二夫(大森嘉之)もやがてブレイ…
11月、代々木上原にて “実相寺昭雄メモリアル・コンサート3 遊びをせんとや生まれけむ” が開催された。筆者は前2回には行くことができず、今回ようやく参加できた。
【映画の定義】 山根「本当は10年前に出てるとよかったと思うんですね。20年くらいの間に映画ってどういうものだという規定が揺らいできてる。
【正確性について (1)】
【事典制作の裏側 (3)】 寺田「分冊でなく1冊というのがね。『家庭の医学』(主婦の友社)ではないけれども(笑)決して高いものではない。どこから読んでも面白い」 山根「面白く書いてるわけではないんですが(一同笑)面白くなってるのかな」 寺田「無人…
【事典制作の裏側 (2)】 山根「戦後は判るわけですよ。ところが1920年前後は資料がほとんどないし、あっても信用できるか判らない。事典ですから裏をとるわけで、それもひとつじゃなくていくつかの資料を合わせてこれでいけると。例えば何分っていう長さが、…
100年以上の日本映画のデータを収めた『日本映画作品大事典』(三省堂)は1998年から22年の歳月をかけて制作され、今年6月に刊行。
【選出された作品の解説 (2)】 樽本「遠藤さんに前に借りて感銘を受けたのが、藤井(藤井克彦)監督の『団鬼六 花嫁人形』(1979)。あれもいどあきお脚本でした。ほんとに傑作ですよね。原作は団鬼六ですけど、絶対に書いてないだろうという台詞が」
【『女教師 汚れた噂』(2)】 樽本「ねずみを体に置くのも、宮井(宮井えりな)さんがよくやったなと。きのう池袋のシネロマンで前から見たかった『信州シコシコ節 温泉芸者vsお座敷ストリッパー』(1975)を見たんですけど、セックスしながらひよこを周りに…
にっかつロマンポルノ50周年の特集 “私たちの好きなロマンポルノ” がシネマヴェーラ渋谷で開催中。38作品が上映されるが、そのセレクトもユニークである。11月に加藤彰監督『女教師 汚れた噂』(1979)が上映され、編集者の遠藤倫子・樽本周馬両氏のトークシ…
【共演者について (2)】
【森田監督や現場の想い出 (2)】 『間宮兄弟』(2006)では間宮兄弟が客たちにカレーを振る舞う。
30を過ぎても仲よく同居して、何かとつるむ間宮兄弟(佐々木蔵之介、塚地武雅)。美しい先生(常盤貴子)や女子大生の姉妹(沢尻エリカ、北川景子)が現れて、ふたりを翻弄する。
【マンションの部屋 (2)】
【時間の流れ (2)】
明大前駅で終電に乗り遅れたことから出会った麦(菅田将暉)と絹(有村架純)。小説やマンガ、映画の話で意気投合したふたりはつき合って同棲するが、やがて気持ちがすれ違っていく。