金子修介
【『あなた買います』について (2)】
【『青いソラ白い雲』(2)】 修介「(『青いソラ白い雲』〈2012〉)明るい気持ちになるかと思って(編集して)つなげてみたら、空を見上げたら放射能だらけ(笑)。これで明るい気持ちになるのかな。
アメリカに住んでいたお嬢さま育ちの主人公(森星)が帰国すると、父(渡辺裕之)は逮捕され、東日本大震災が発生。彼氏(近江陽一郎)から被災犬・ソラを託された主人公の奇妙な冒険が始まる。
『リンキング・ラブ』(2017)のクライマックスではメインのふたり(田野優花、石橋杏奈)がコンサート会場を離れてしまいピンチに陥るが、コンサートは予定通り開幕する。
益田「佐々木希さんがデビューされた…」 金子「「ヤングジャンプ」の何とかグランプリ。お芝居は始めていたけど、ダンスは?」 益田「いちばん怒られました。ダンス経験者が多すぎて、初日から何でみんなこんなに踊れるのって、めっちゃ大変でした(笑)」 …
21世紀の女子大生(田野優花)が1991年にタイムスリップ。若き日の両親(石橋杏奈、白洲迅)をくっつけるために、大学内でアイドルグループを結成して奮闘する。
【特撮のエピソード (2)】 箱根・大桶谷にてバラゴンとゴジラが戦う。
【本編の撮影現場】 仁科貴氏は『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995)にも出演していた。
太平洋戦争の怨霊を背負って、日本を襲撃するゴジラ。謎の老人によって眠りから覚めた護国聖獣モスラ・キングギドラ・バラゴンが、ゴジラを迎撃する。
【ランドマークの破壊 (2)】 金子「『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』(1999)の京都駅も、歓迎しますという感じで。だけどイベントのとき、京都のビルの人が“私はガメラを許さない”と(一同笑)。
1990年代にファンの熱い注目を集め、いまやマニアに神格化された平成ガメラシリーズ。今年、「平成ガメラ4Kデジタル復元版 Blu-ray BOX」も改めて発売され、10月に六本木にて金子修介監督とボックス発売元のKADOKAWAの井上伸一郎代表取締役社長のトークショ…
【映画の与える影響】 堀切「映画で社会を、できるか判らなくても、変えたいという気持ちでやっています。テレビはなかなか本当のことを伝えてない。福島にもひとくくりでなく、いろんな現実がある。放射能の捉え方、避難するかとどまるか。野菜を食べようと…
【富山省吾プロデューサー (2)】 富山「ハリウッドの生み出した怪獣が天才ギーガー(H・R・ギーガー)の『エイリアン』(1979)。そのギーガーを映画界に招いたのがホドロフスキー(アレハンドロ・ホドロフスキー)の『DUNE』(未映像化)だったと聞いてびっ…
【金子修介監督 (2)】 金子「低予算であっても魂を込め、アイドルの美脚を撮るためにも対社会的視点が必要かな(一同笑)。怪獣映画は、怪獣が嘘で他を厳しく選定しないとお客さんは納得しない。そのへんは、大森さんよりぼくのほうが厳しく設定を構築してる…
『ゴジラ』(1954)から61年。昨2014年にはアメリカのレジェンダリー・ピクチャーズ制作の『GODZILLA ゴジラ』が大ヒット。その人気の余波?か、日本でも久々のシリーズ最新作『シン・ゴジラ』が2016年に公開されることも発表された。
――ただ、それがリアルに描かれるので、無力な人間対ムチャクチャ抗い難い運命みたいなものが出てきて(「今回は大河ドラマの完結編みたいな意味合いがありましたね。人間が戦争や時代の流れに押し流されていくような。この映画の場合は怪獣という、あり得な…
――巨大怪獣と少女だとそんなじゃないんだけど、怪獣が等身大に近い幼体のときは、エロティシズムそのものを感じますね。 金子 その辺を隠さないで、追究しようという。最初は綾奈が繭に閉じ込められるシーンで「裸の綾奈が」って脚本に書いたりした。それで2…
1984年に『宇能鴻一郎の濡れて打つ』でデビューして以来、『1999年の夏休み』(1988)、『毎日が夏休み』(1994)、『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995)、『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001)など多数の作品を発表してきた金子修介監督。