テレビ
【野上龍雄の想い出 (2)】 中島「ぼくは東映の『現代やくざ』シリーズもチャンバラも書きたくないから、作品上、野上さんに触発されたというのもないんで。野上作品もそんなに見てないんですよ」
【若き日のテレビ局時代 (2)】
『ウルトラマン』(1966)や『ウルトラセブン』(1967)、『屋根裏の散歩者』(1992)などの実相寺昭雄監督に関して、貴重な証言を集めた『実相寺昭雄見聞録』(キングインターナショナル)。その第二集の発行に合わせて、実相寺作品の常連だった寺田農氏の…
【俳優について (2)】
【ドンブラザーズについて (3)】 井上「(『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』〈2022〉)つよし(鈴木浩文)も最初から上手かったね。劇団も持ってるし。
【ドンブラザーズについて (2)】 海津「荻窪だかのカフェバーだよね。こないだサシ飲みしたんだけど、1軒目は西荻の焼き鳥屋さんで飲んで、2軒目に行こうって言われて行ったのが看板もなくて普通なら入れないような店」 井上「会員制じゃないんだけど、マス…
【長石多可男と東條昭平】 80~90年代の戦隊シリーズを多数撮った名匠が長石多可男・東條昭平の両監督。長石氏は戦隊やVシネマを手がけた後で仮面ライダーシリーズに異動し、2013年に逝去。 海津「私のとき(『光戦隊マスクマン』〈1987〉)は、監督は長石さ…
【『ジェットマン』について (3)】 井上「(『鳥人戦隊ジェットマン』〈1991〉)で香は田中弘太郎にふられるじゃない?」 若松「田中弘太郎にふられたわけじゃない。天童竜に(一同笑)」 井上「(香を演じる岸田里佳は)「私、実生活でふられたことないので…
【『ジェットマン』について (2)】 『鳥人戦隊ジェットマン』(1991)では戦隊側に三角関係などがあるのは特にユニーク。
【『マスクマン』について (2)】 海津「(『超新星フラッシュマン』〈1986〉では)どういう注文だったかは覚えてますか?」
テレビ『仮面ライダーアギト』(2001)や『仮面ライダー龍騎』(2002)、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(2022)など代表作多数の脚本家・井上敏樹。『光戦隊マスクマン』(1987)の海津亮介、『超人戦隊ジェットマン』(1991)の若松俊秀と井上氏とのトーク…
【ウルトラシリーズの想い出 (2)】 小中「ぼくがやらせていただいた平成ウルトラも同じでしたよ。演出部(助監督)の人が「バリバリッ」と」
高校生の主人公(上村侑)は『スター・ウォーズ』(1977)に影響されて文化祭に向けて仲間(福澤希空、桑山隆太)とSF映画をつくり始める。ヒロイン役は想いを寄せる女子(高石あかり)に引き受けてもらい、クラスメートの協力も得て順調に制作は進むが、ほ…
『3番テーブルの客』(1996)のスペシャル版「3番テーブルのもう1人の客」は、台本の遅れによって舞台が初日を迎えられずにパニックに陥っているところから始まる。
かつて歌手だった男は、いまは劇場の前に位置するカフェで働いている。ある日、別れた妻が偶然カフェに現れ、男はいまも歌っていてきょうは劇場で著名なビビ萩原と共演するんだと懸命に見栄を張った。だがその元妻の正体こそが…。
――テレビを作るのが難しい時代になった?
最近はテレビ『教場』(2020)や『踊る大捜査線』シリーズの番外最新映画『室井慎次 敗れざる者』(2024)と『室井慎次 生き続ける者』(2024)がよくも悪くも話題の君塚良一。その君塚氏が脚本・監督を務めた映画『グッドモーニングショー』(2016)で、そ…
鶴田浩二主演『男たちの旅路』シリーズの名作「車輪の一歩」(1979)。豪徳寺駅の付近でロケが行われている。川崎の堀之内につづいて豪徳寺を探訪。 【小田急線沿線】
鶴田浩二主演『男たちの旅路』シリーズの中でも特に名作の誉れ高い「車輪の一歩」(1979)のロケ地を探訪。車椅子の青年・川島敏夫(斎藤洋介)が風俗街(当時のトルコ風呂)へ行くシーンは、川崎市の堀之内町で撮られている。演出の中村克史氏は当時「隠し…
都心に通う生活者が暮らすようなベッドタウンに住む一家族。ある日、彼らは戦時下に家ごとタイムスリップした。主人公が幼いころに親しかった友人とその息子も何故かいっしょで、便利な生活に慣れきった彼らは戦時中に叩き込まれる。せっかく未来を知ってい…
ヒット映画や秀逸なドキュメンタリー番組により改めて特攻隊が注目を集めている。特攻隊というと筆者が思い出すのはテレビ『3年B組金八先生』の第2シリーズ(1980)で、特攻への言及が『金八先生』全体を貫く精神にもよくも悪くもつながっているように感じら…
言葉として好き、根拠なく嫌い ――『たまご和尚』などで、「同情が好き」というようなフレーズがありますが。
【作品について (2)】 山﨑「この作品(『ラ・カチャダ』〈2019〉)の前に劇団はひとつ舞台をやってたみたいです。その次に母親がテーマでもっと長い作品をやろうということで動き出した。既に少し始まっていたところに監督が参加して(ドキュメンタリー制作…
【ドキュメンタリーとローラ(2)】 『もう一つの教育 伊那小学校春組の記録』(1991)の後半には、ローラをもとの飼い主の方に戻すか戻さないかについての討議がある。
【伊那小学校春組の学習(2)】
最近は『ベイビーブローカー』(2022)や『怪物』(2023)などで知られる是枝裕和監督。是枝氏は20代のころに、長野県にある伊那小学校春組に2年半通ってドキュメンタリー『もう一つの教育 伊那小学校春組の記録』(1991)を撮った。
山田太一原作のイギリス映画『異人たち』(2023)が公開された。原作となったファンタジー小説『異人たちとの夏』(新潮文庫)により山田先生は1988年度の山本周五郎賞を受賞。そのときの経緯のほか、ファンタジーなどに関して語られたインタビューが、2006…
冴子なんて段々と落ちぶれて、街のホームレスになっていくんじゃないか、なんてことも実は親父としては心配なんだろうし、本当にあの家は悩みが絶えません(笑)。
テレビ『仮面ライダーW』(2009)にて悪のボス・園咲琉兵衛を演じた寺田農。その怪人体のフィギュアが発売されたのを記念して、2011年に寺田のインタビューが石森プロのサイトに掲載された。寺田氏は2024年3月に逝去したので、追悼として以下に引用したい。
【日本の立ち位置 (2)】 ドラマをつくるときは自分の生きている時代を意識したり吸収したりしながらつくる。人間は時代と切り離せないもので、社会と全く隔離されて生きるなんていうのはリアリティを持たない。その時代の中で犯罪や恋愛や家庭崩壊があったり…