私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

テレビ

森次晃嗣 × 樋口真嗣 × 黒木ひかり × 関智一 トークショー レポート・『ウルトラセブン』(2)

【55年前の想い出】 ここで『ウルトラセブン』(1967)に主演した森次晃嗣氏が登場。

森次晃嗣 × 樋口真嗣 × 黒木ひかり × 関智一 トークショー レポート・『ウルトラセブン』(1)

テレビ『ウルトラセブン』(1967)が今年で55周年を迎える。記念プロジェクトとして『セブン』のうちの5本が4Kリマスターで上映され、55年前に第1話が放送された10月1日に池袋でトークイベントも行われた。主演でモロボシダン役の森次晃嗣、映画『シン・ウ…

『テレビ文学館』(NHK)の記録(2)

【第8シリーズ (2)】

『テレビ文学館』(NHK)の記録(1)

1985年から1991年にかけてNHKで放送された朗読番組『テレビ文学館』。文学作品を俳優が朗読して作品の舞台となった土地の映像が流れ、登場人物はイラストで描かれる。フェードイン・フェードアウトでゆったりした映像と老練な朗読とが独特の印象をもたらすシ…

深町幸男演出 × 山田太一脚本『シャツの店』聖地巡礼(ロケ地探訪)- 中央区

傑作ドラマ『シャツの店』(1986)の舞台となった東京・中央区。主にはセットだがロケ映像も差し挟まれている(撮影は1985年7月から9月にかけて行われた)。 【中央区湊】 第1話

長谷川和彦 × 水谷豊 トークショー レポート・『青春の殺人者』(1)

彼女(原田美枝子)との交際を両親(内田良平、市原悦子)に反対された青年(水谷豊)は、ふたりを殺してしまう。死体を遺棄して、主人公は彷徨をつづけるのだった。

国際派と大河ドラマ・島田陽子(2)

ガイド本『NHK大河ドラマストーリー 花の乱』(NHK出版)には『花の乱』(1994)の出演俳優のインタビューが多数掲載されている。三田佳子など主演級は自身の役柄について所見を述べているけれども、あまりなじみのない室町時代が舞台ということもあってドラ…

国際派と大河ドラマ・島田陽子(1)

1994年に放送されたNHK大河ドラマ『花の乱』(1994)。室町時代を舞台に応仁の乱を描いた異色作で、幼い筆者はこの作品を面白く見ていたのだが、放送直前に出演者の島田陽子が降板するアクシデントがあった。四半世紀を経たいま、改めてこの問題に触れてみた…

山際永三 × 沖田駿一 × 白石雅彦 × 上野明雄 トークショー レポート・『ウルトラマンエース』『コメットさん』(4)

【ウルトラマンというフィクション】

山際永三 × 沖田駿一 × 白石雅彦 × 上野明雄 トークショー レポート・『ウルトラマンエース』(3)

【中盤以降の『エース』(2)】 白石「『仮面ライダー』(1971)の敵と違って(『ウルトラマンエース』〈1972〉の)ヤプールは何がしたいんだかもよく判らない。そのあたりは演じていていかがでしたか」 沖田「いろんな超獣が出たんだけど1回も会ったことはな…

山際永三 × 沖田駿一 × 白石雅彦 × 上野明雄 トークショー レポート・『ウルトラマンエース』(2)

【『エース』序盤の想い出 (2)】

山際永三 × 沖田駿一 × 白石雅彦 × 上野明雄 トークショー レポート・『ウルトラマンエース』(1)

謎の異次元人ヤプールが超獣を操り、地球侵攻を開始した。勇敢な北斗星司(高峰圭二)と南夕子(星光子)は合体変身でウルトラマンエースに変身し、侵略に立ち向かう。

寺田農 × 中堀正夫 × 高橋巖 トークショー レポート・『実相寺昭雄の世界 -ウルトラマン創作秘話-』(3)

【現場での想い出 (2)】 寺田氏は、実相寺監督は役者を育てなかったとよく語る。

寺田農 × 中堀正夫 × 高橋巖 トークショー レポート・『実相寺昭雄の世界 -ウルトラマン創作秘話-』(2)

【実相寺監督との出会い (2)】

寺田農 × 中堀正夫 × 高橋巖 トークショー レポート・『実相寺昭雄の世界 -ウルトラマン創作秘話-』(1)

テレビ『ウルトラマン』(1966)や『怪奇大作戦』(1968)、映画『D坂の殺人事件』(1998)などで知られる実相寺昭雄監督。樋口真嗣監督の映画『シン・ウルトラマン』(2022)に引用されたこともあって実相寺作品がまた注目を集めており、実相寺昭雄研究会が…

古谷敏 × 佐藤利明 × 切通理作 トークショー “本物がここにいる!” レポート・『ウルトラマン』(3)

【『ウルトラマン』のエピソード (2)】 古谷「(ネロンガ役の)中島春雄先輩に教わったんですが「ヒーローは最後に勝つんだから、それまではかっこよくやられろ。おれはかっこよく投げられるから。お前は力を入れなくていいよ。手で押すだけでいい」というの…

古谷敏 × 佐藤利明 × 切通理作 トークショー “本物がここにいる!” レポート・『ウルトラQ』『ウルトラマン』(2)

【東宝での青年期 (2)】 佐藤「敏さんは『怪獣大戦争』(1965)でのひと際、背の高いX星人をやっていますね。同時上映の『エレキの若大将』(1965)では学生運動をしてすき焼きを食べています。同時公開でぜいたくですよ(一同笑)」 古谷「いまのテレビみた…

遠藤利男 × 今野勉 × 滝田栄 トークショー “岩間芳樹ドラマの魅力を語る” レポート・『ビゴーを知っていますか』(5)

【『ビゴーを知っていますか』と合作ドラマ (2)】

遠藤利男 × 今野勉 × 滝田栄 トークショー “岩間芳樹ドラマの魅力を語る” レポート・『曠野のアリア』(4)

【『曠野のアリア』(2)】 滝田「(劇中で)ずっと聴いてる婿は足が痺れてひっくり返るんですが、ほんとに痺れて(笑)」 今野「(滝田氏が)歌えるかどうかも知らなかったんですけど、すべての歌を吹き替えなしで歌ってもらったんですね。滝田栄のドキュメン…

遠藤利男 × 今野勉 × 滝田栄 トークショー “岩間芳樹ドラマの魅力を語る” レポート・『曠野のアリア』(3)

【ドキュメンタリードラマの挑戦 (2)】

遠藤利男 × 今野勉 × 滝田栄 トークショー “岩間芳樹ドラマの魅力を語る” レポート・『天からもらった場所で』『天皇の世紀』(2)

【『天からもらった場所で』と初期作品 (2)】 遠藤「岩間さんが松山善三といっしょにやっていらして芸術祭賞を取った『オロロンの島』(1961)というのを見て、名古屋とか地方に住んでいる人間たちに心を寄せて作品をつくる人だなっていうことで岩間さんに話…

遠藤利男 × 今野勉 × 滝田栄 トークショー “岩間芳樹ドラマの魅力を語る” レポート・『天からもらった場所で』『ビゴーを知っていますか』『曠野のアリア』(1)

40年間の作家生活で膨大な作品を手がけた脚本家・岩間芳樹。映画『鉄道員(ぽっぽや)』(1999)やテレビ『わたしは海』(1978)、『3年B組貫八先生』(1979)などで知られるが一方で『ビゴーを知っていますか』(1982)や『ザ・ラストUボート』(1993)など…

古谷敏 × 岡本祥子 トークショー レポート・『実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン』(2)

【実相寺昭雄監督について (2)】 古谷「外交官になって、末は外務大臣とかね。あの性格だと大臣は無理かな(一同笑)。フランスでロケに行くと、通訳は実相寺監督がやったって。親しい人に「敏さん、実相寺は上っ面じゃないよ」って言われてね」 岡本「外交…

古谷敏 × 岡本祥子 トークショー レポート・『実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン』(1)

テレビ『ウルトラマン』(1966)にて伝説的な実相寺昭雄監督の撮ったエピソードを編集してまとめた映画『実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン』(1977)。ジャミラやシーボーズ、テレスドンといった怪獣の活躍する名エピソードが集まり、当時ヒットを記録した。

高橋洋 インタビュー(2008)・『狂気の海』(4)

――話が戻ってしまいますけど、高橋さんは「(サイボーグ009)太平洋の亡霊」の何にそれほど触発されたんでしょうか。

渡辺美佐子 × 井上淳一 トークショー レポート・『ひめゆりの塔』『赤い疑惑』(2)

【『ひめゆりの塔』】 渡辺美佐子氏の映画デビュー作は、今井正監督『ひめゆりの塔』(1953)。

山際永三 トークショー レポート・『帝銀事件 大量殺人 獄中三十二年の死刑囚』(2)

何でぼくが熊井啓さんの新聞記者物、本日の森崎東さんの刑事物(『帝銀事件 大量殺人 獄中三十二年の死刑囚』〈1980〉)に対してささやかな悪口を言うのか(笑)。フィクションの存在を否定するつもりはありませんし、ドキュメンタリーの中に嘘もありますね…

山際永三 トークショー レポート・『帝銀事件 大量殺人 獄中三十二年の死刑囚』(1)

1948年1月26日、帝銀事件椎名町支店で行員ら12人が殺された。検事(橋本功)や警部補(田中邦衛)らは画家・平沢貞通(仲谷昇)をマークする。

奪う男と貴島誠一郎・『ずっとあなたが好きだった』『青い鳥』(2)

『ずっとあなたが好きだった』(1992)の最終話のラストシーンも蝶で、DVDソフトにも蝶が無気味にデザインされて作品のキービジュアルだが、演出家でも脚本家でもなく現場の美術スタッフ(島田孝之)の発案だったという。

奪う男と貴島誠一郎・『ずっとあなたが好きだった』『青い鳥』(1)

90年代から2000年代にかけて多数のヒット作を送り出した、TBSの貴島誠一郎プロデューサー。その代表作として知られる『ずっとあなたが好きだった』(1992)と『青い鳥』(1997)との共通項について振り返ってみたい。