私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

山田太一 講演会@いわき演劇鑑賞会(2003)

山田太一先生は、2003年に福島県いわき市にて講演を行なった。小説作品『異人たちとの夏』(新潮文庫)などについて述べられており、いまはなくなってしまったのでいわき市のサイトより引用したい(明らかな誤字は訂正した)。なお文中に「40代の終わり」と…

飯島敏宏 インタビュー(2016)・『ウルトラマン』『ウルトラマンマックス』

2021年10月に逝去した飯島敏宏監督はバルタン星人の生みの親としても知られる。テレビ『ウルトラマン』(1966)でバルタン星人を初登場させた飯島は、歳月を経て映画『ウルトラマンコスモス』(2001)やテレビ『ウルトラマンマックス』(2005)でもバルタン…

大森寿美男 × 山崎秀満 × 三沢和子 × 宇多丸 トークショー レポート・『黒い家』(4)

【美術と制作現場 (2)】 宇多丸「小林(小林薫)さんと大竹(大竹しのぶ)さんが「やかんじゃねえよ。約款だよ」って言い合う。後で小林さんの死体の横にやかんが置いてある」

大森寿美男 × 山崎秀満 × 三沢和子 × 宇多丸 トークショー レポート・『黒い家』(3)

【美術と制作現場 (1)】 美術の山崎秀満氏は『黒い家』(1999)が初顔合わせ。その後にも『阿修羅のごとく』(2003)、『間宮兄弟』(2006)、『サウスバウンド』(2007)などの森田芳光作品に参加している。

大森寿美男 × 山崎秀満 × 三沢和子 × 宇多丸 トークショー レポート・『黒い家』(2)

【シナリオ制作について (2)】 『黒い家』(1999)でボーリングが物語のキーとなるのは映画オリジナル。森田芳光監督のアイディアだったという。 大森「第1稿は原作通り京都。だけどどこでもいいように標準語で書いてくれと言われていました。その後で金沢に…

大森寿美男 × 山崎秀満 × 三沢和子 × 宇多丸 トークショー レポート・『黒い家』(1)

大手保険会社・昭和生命の若槻(内野聖陽)は菰田重徳(西村まさ彦)の子どもが死亡した案件について、保険金殺人ではないかと疑念を抱いた。そこで契約解除の専門家(小林薫)を派遣するが、彼も殺されてしまう。若槻は菰田の妻・幸子(大竹しのぶ)に匿名…

和泉聖治 × 鈴木義昭 トークショー レポート・『亀裂』『オン・ザ・ロード』(2)

【若き日々 (2)】 和泉「アメリカまで行っていろいろ経験したんですが、帰ってきたら、うちの親父(木俣堯喬監督)が東京に出て来て事務所をつくっていて「何にもやってへんやんけ」と。だったら手伝えよということで。

和泉聖治 × 鈴木義昭 トークショー レポート・『亀裂』(1)

猥褻か芸術かで問題になっている小説。その作品の覆面作家は、実は京都の出版社に勤める記者(水城リカ)だった。覆面作家を擁護する大物小説家(木俣堯喬)はやがて記者と思い合うようになる。