私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

映画

若松節朗監督『Fukushima 50』の浅薄を批判する

2011年3月。大地震に襲われた福島の原子力発電所では吉田昌郎所長(渡辺謙)や師長(佐藤浩市)らが暴走する原子炉に立ち向かう。だが電力会社本店の無能な上層部(篠井英介)や首相(佐野史郎)などが所長たちの足を引っ張るのだった。

高田文夫 × 伊藤克信 × 三沢和子 トークショー “森田芳光70祭” レポート・『の・ようなもの』(3)

【『の・ようなもの』の想い出 (2)】

高田文夫 × 伊藤克信 × 三沢和子 トークショー “森田芳光70祭” レポート・『の・ようなもの』(2)

【少年のころと青年時代 (2)】 三沢「渋谷に寺山(寺山修司)さんの天井桟敷があって、そこで森田(森田芳光)の自主映画をやってたんですね。森田ってのを見たほうがいいよって言われて。だけど本人に会ったのは、卒業して3年くらい経ってから」

高田文夫 × 伊藤克信 × 三沢和子 トークショー “森田芳光70祭” レポート・『の・ようなもの』(1)

23歳の落語家(伊藤克信)は風俗嬢のエリザベス(秋吉久美子)に「アル・パチーノに似てる」と言われて親しくなる。女子校の落研のメンバーや先輩(尾藤イサオ)と団地の天気予想クイズを行うと大好評で、そのメンバーのひとり(麻生えりか)ともつき合うよ…

河崎実監督 ロング・インタヴュー “『ギララの逆襲』顛末記。あるいは怪獣映画への異常な愛情。”(2009)(3)

■三島由起夫の「美しい星」を、 おバカ映画として撮りたいね!! 『ギララの逆襲』(『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』〈2008〉)は、興行的には不成功だったが、ベネチア映画祭に招待された。その功績を河崎監督は「こんなヤツ、他にいないでしょ?」と…

河崎実監督 ロング・インタヴュー “『ギララの逆襲』顛末記。あるいは怪獣映画への異常な愛情。”(2009)(2)

■ベネチア映画祭は、実相寺監督だって行けなかったんだから!! ——最終的に(『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』〈2008〉の)興行収入はどうでした?

河崎実監督 ロング・インタヴュー “『ギララの逆襲』顛末記。あるいは怪獣映画への異常な愛情。”(2009)(1)

『日本以外全部沈没』(2008)や『地球防衛未亡人』(2014)、『三大怪獣グルメ』(2020)などで知られる河崎実監督。その河崎監督が、初めて念願だった怪獣映画に取り組んだのが『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』(2008)である。

山根貞男 × 鈴木一誌 × 瀧本多加志 トークショー レポート・『日本映画作品大事典』(6)

【ビジュアル面と装幀(2)】 山根「経済的な問題ではなくてですか。書籍や雑誌でスチールを使うと1.3万円とられる」

山根貞男 × 鈴木一誌 × 瀧本多加志 トークショー レポート・『日本映画作品大事典』(5)

【本文レイアウト(2)】 瀧本「かな文字は詰めることができます」 鈴木「最初の見本組みでは作品名と本文との行送りを半行にしてるんですね。それを全部同じフラットな1行送りにしちゃった。メインタイトルとサブタイトルとみたいな階層を減らして、組版も…

山根貞男 × 鈴木一誌 × 瀧本多加志 トークショー レポート・『日本映画作品大事典』(4)

【シリーズ物の扱い】 瀧本「プログラムピクチャーのシリーズものはすごく重要で、しかし監督インデックスで扱っても作品の五十音順の配列にしても、どっちにしてもシリーズはバラバラになっちゃうと。どういうふうにシリーズが判るようにするかで議論しまし…

山根貞男 × 鈴木一誌 × 瀧本多加志 トークショー レポート・『日本映画作品大事典』(3)

【監督インデックスと作品解説(3)】 鈴木「2010年に原稿執筆が終わってたんですが、ぼくのところに舛田利雄が来たのは2010年(笑)。まだこんな大物が残ってたのか」 瀧本「申し上げにくいんですけどお願いした方に書いてもらえなかった項目がいくつかあり…

山根貞男 × 鈴木一誌 × 瀧本多加志 トークショー レポート・『日本映画作品大事典』(2)

【監督インデックスと作品解説(2)】 山根「ぼくが最初に呼ばれて、三省堂で鈴木さんとふたりで話したときは監督で仕分けるしかないと思ってました。すると編集部が牧野省三とか黒澤明とか書いたカードをつくってくれたんです。鈴木さんと会議室で、この監…

山根貞男 × 鈴木一誌 × 瀧本多加志 トークショー レポート・『日本映画作品大事典』(1)

100年以上の日本映画のデータを収めた大著『日本映画作品大事典』(三省堂)が22年の歳月を経て完成。編集は映画評論家の山根貞男で、ブックデザインは鈴木一誌が担当している。刊行を記念して山根、鈴木両氏と滝本多加志・三省堂社長によるトークショーが行…

佐藤蛾次郎 × 佐藤利明 トークショー レポート・『とめてくれるなおっ母さん』(2)

【『とめてくれるなおっ母さん』の想い出(2)】

佐藤蛾次郎 × 佐藤利明 トークショー レポート・『とめてくれるなおっ母さん』(1)

若いやくざ(佐藤蛾次郎、大野しげひさ、大橋壮多)が組織に取り立てられて奮闘するが、幹部たちの非情な裏切りに遭ってしまうのだった。

木之元亮 トークショー(作家主義 相米慎二)レポート・『魚影の群れ』『ラブホテル』『雪の断章 情熱』『風花』(2)

【その他の相米慎二作品の想い出】 木之元「ぼくと農(寺田農)さんは多いですね。声のかけ方が面白くて「来ない?」「来いよ」とかそんな感じなんですね。台本見たらワンシーン。役名ないんです。

木之元亮 トークショー(作家主義 相米慎二)レポート・『ションベン・ライダー』(1)

やくざの抗争に巻き込まれた少年少女(永瀬正敏、河合美智子、坂上忍)の奇妙な冒険を描いた『ションベン・ライダー』(1983)。相米慎二監督の作品の中でも特に異色作で、見返す度にその不可思議な魅力にとらわれる。

“小林信彦プレゼンツ これがニッポンの喜劇人だ!” ビデオメッセージ レポート

『コラムは笑う』(ちくま文庫)や『時代観察者の冒険』(新潮文庫)などの著作で知られる作家・小林信彦。5月に代表作『日本の喜劇人』が決定版(新潮社)として刊行、渋谷では小林氏の選によるコメディ映画特集が開催されている。小林氏のビデオメッセージ…

三谷幸喜と “成長物語”・『記憶にございません!』

監督映画『記憶にございません!』(2019)は大ヒット、2021年には初のネット配信ドラマ(『誰かが、見ている』)に挑戦、2022年度の大河ドラマの脚本を手がけることも発表され、変わらずヒット作を送り出している三谷幸喜。

堀北真希 × 高良健吾 インタビュー(2011)・『白夜行』(2)

——堀北さんは、初の悪女役でしたが悪女についてはどう思われますか?

堀北真希 × 高良健吾 インタビュー(2011)・『白夜行』(1)

東野圭吾『白夜行』(集英社文庫)はテレビ化・映画化されたヒット作。その映画版(2011)の主演者・堀北真希と高良健吾のインタビューを以下に引用したい。同じ取材をもとにしたのであろう記事はネット上にあるのだが、このインタビューは現在読めなくなっ…

篠崎誠 × 黒沢清 トークショー レポート・『共想』(4)

【『共想』と心理学】

篠崎誠 × 黒沢清 トークショー レポート・『共想』(3)

【映画と演劇】 黒沢「『SHARING』(2014)のときもですが(『共想』〈2018〉の)主要な登場人物が演劇をやっている設定ですね。演劇を持ち込むのはどういう狙いで?」 篠崎「自分の学科が映像や舞台、ダンスをやってる人たちがいて。映画をつくることに関し…

篠崎誠 × 黒沢清 トークショー レポート・『共想』(2)

【『共想』の撮影現場(2)】 黒沢「(『共想』〈2018〉)2回同じ場所でインタビューされて、後ろは白いがらんとした空間で、それが何かを表現しているようにも見える。不穏な感じもあって、単に喋ってるだけとは言え、工夫されてるなと。

篠崎誠 × 黒沢清 トークショー レポート・『共想』(1)

幼なじみの女性ふたり(矢崎初音、柗下仁美)。東日本大震災を境にすれ違うふたりだが、互いに思い合っていた。

伊藤俊也 × 瀬戸恒雄 トークショー “石井輝男 超映画術” レポート・『直撃地獄拳 大逆転』(2)

【『網走番外地』シリーズ(2)】

伊藤俊也 × 瀬戸恒雄 トークショー “石井輝男 超映画術” レポート・『直撃地獄拳 大逆転』(1)

6億円の宝石“ファラオの星”が盗まれ、国際慈善会議名誉会長の娘が誘拐された。取り返すために自衛隊のレンジャー隊員(千葉真一)、殺し屋(佐藤允)、合気道師範(郷鍈治)が集結。追いつ追われつの戦いが開幕する。

実相寺昭雄の晩年をめぐる証言 2004 − 2006(2)

実相寺昭雄監督が撮った『ウルトラマンマックス』(2005)のエピソード(第24話「狙われない街」)は円谷プロの倉庫で撮影され、俳優で怪獣のメンテナンスも行う打出親五が出演している。夕日の差し込むシーンは印象的。

実相寺昭雄の晩年をめぐる証言 2004 − 2006(1)

2006年、『ウルトラマン』(1966)などで知られる実相寺昭雄監督が逝去したときはショックだった。亡くなる数年前に自ら率いるプロダクションの経営が危機に瀕した実相寺は、次々とオファーを受諾している。その矢継ぎ早な仕事ぶりを見ていて、80歳くらいま…

山田太一原作(森崎東監督)『藍より青く』をめぐる批評

1972年、山田太一脚本の朝の連続テレビ小説『藍より青く』が大ヒット(当時は朝ドラなどという呼称はなかったかもしれない)。翌1973年には松竹で映画化された。