神代辰巳
【『死角関係』(2)】 酒井「理屈じゃなくて、自分が動けるか動かないか。頭で理解して動くってタイプの人はダメかもしれません。私はとりあえずやってみて、自分がついていけなければ動けない。頭で考えるより言われたことを先にやるかな。そのへんは感覚が…
家族ぐるみでつき合っているふた組の夫婦。だがホームパーティーの最中に片方の夫婦の夫(石橋蓮司)が逮捕され、警察・マスコミの攻勢や近所のいやがらせが始まった。妻(酒井和歌子)は狂気にとらわれていく。
【現場でのエピソード (3)】
【現場でのエピソード (2)】
重機の運転手・光造(石橋蓮司)は赤い髪の女(宮下順子)と出会い、アパートに引き入れる。女の過去は謎につつまれていて、ふたりは諍いを繰り返しながら身体を重ね合う。
【監督たちの想い出 (2)】 鈴木清順監督と田中陽造脚本のコンビはテレビ『恐怖劇場アンバランス』(1969)の「木乃伊の恋」、映画『ツィゴイネルワイゼン』(1980)、『陽炎座』(1981)、『夢二』(1991)などを送り出した。
【『太陽を盗んだ男』について(1)】 長谷川「映画の世界に入って、山(山崎裕)さんと会ったんだよ。今村プロで。年上なのに山と呼んでしまって、山、ゴジできょうまで来てます。おれが海外で撮ったドキュメンタリーはほとんど彼がキャメラマンです。 日活…
北海道の町の実力者(夏八木勲)に目をかけてられている主人公(萩原健一)は、その妻(倍賞千恵子)と不倫関係に。実力者の夫は豪快に笑って黙認する。主人公は釧路に向かう列車の中で、赤字のバーを経営する別の女性(倍賞美津子)とも出逢い、平行してつ…
『恋人たちは濡れた』(1973)で、初めて神代(神代辰巳)さんと仕事しました。千葉に日活の保養所があって、そこで2、3週間泊まって、勝浦とかへ行って(撮影した)。
シネマヴェーラ渋谷にて神代辰巳監督映画の特集上映が行われており、『恋人たちは濡れた』(1973)、『女地獄 森は濡れた』(1973)に出演した中川梨絵氏のトークショーが行われた。
【神代辰巳の想い出】
『青春の蹉跌』(1974)やにっかつロマンポルノの『赫い髪の女』(1979)などの秀作を遺して、1995年に世を去った神代辰巳監督。逝去から20年を経て、渋谷にて特集上映が行われている。
【『北陸代理戦争』の想い出 (2)】 高橋洋子さんと深作欣二監督が組んだのはこの『北陸代理戦争』(1977)だけのようだが、やはり印象に残っているという。