2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧
【国際ボランティアとカンボジア (2)】 戦争が終わると賠償がある。でも戦後のカンボジアは、お金は復興に使ってくれと賠償請求を放棄してくれた。そして日本にお米も送ってくれました。あのころのカンボジアは体制がしっかりしていたんですけど、あの後で内…
1945年5月29日の横浜大空襲を振り返る “平和のための戦争展 in よこはま” にて、横浜市出身の脚本家・小山内美江子氏の講演が行われた。
【『北陸代理戦争』の想い出 (2)】 高橋洋子さんと深作欣二監督が組んだのはこの『北陸代理戦争』(1977)だけのようだが、やはり印象に残っているという。
4月から6月まで “ラピュタ阿佐ヶ谷” にて脚本家・高田宏治の特集上映 “鉄腕脚本家高田宏治” が行われている。高田宏治は東映の時代劇、任侠、実録やくざ映画、角川映画など多岐にわたるジャンルを手がけた巨匠シナリオライターで、深作欣二、中島貞夫、五社…
実相寺昭雄監督「受胎告知」はさほど知られていないが、『ウルトラセブン』(1967)や『シルバー仮面』(1971)の系譜に連なる宇宙人シリーズ。
【藤子・F先生の人物像 (2)】 藤子スタジオの社員旅行の集合写真が、公開された。大黒柱の藤本弘(藤子・F・不二雄)先生は、なんと端に写っておられる。
『ドラえもん』(小学館)など多数の作品で知られる不世出の漫画家、藤子・F・不二雄。その藤子・F先生が逝去して今年で18年である。 5月上旬に阿佐ヶ谷にて藤子・F先生を語るイベントが催された。“マチコ先生とハゲ丸が語るF先生” と題して、『まいっち…
先日、吉祥寺へ行った際にふと思い出したのが、レンタル店「ドラマ 吉祥寺店」の閉店だった。昨2013年10月いっぱいで閉店してしまったそうで「ドラマカフェ」という喫茶店になっており、やはり同じレンタルビデオチェーンが経営しているらしい(閉店の前後に…
スピルバーグの代表的な失敗作である『カラーパープル』(1985)や『太陽の帝国』(1987)もこの時期です。『カラー』は黒人の奴隷問題、『太陽』は第二次大戦を扱っている。『太陽』は傑作だと思うんですけど(世間では)スピルバーグは背伸びしてこういう…
閉館が決まった吉祥寺バウスシアター(爆音映画祭)にて、スティーブン・スピルバーグ監督『フック』(1991)のリバイバル上映が行われた。『フック』は、巨額の制作費や豪華キャストで公開当時は話題を集めたけれども、いまはあまり顧みられることのないフ…
Q:『一九三四年冬 乱歩』の作中の(小説)「梔子姫」と、ホテルでの乱歩を描いた部分は同時進行で書かれたのですか? それとも乱歩になりきった久世さんが「梔子姫」をまず完成させ、それから作品全体に取りかかったのですか?
A:ぼくの映画少年の部分は、ドラマの仕事でそれなりに満たされたのに、文学少年の部分は取り残されたままだった。それで小説を書きはじめた、というのがひとつ。もうひとつは、死んだとき、「代表作はドラマの『時間ですよ』など」と死亡欄に載って終わっち…
『時間ですよ』(1970)や『寺内貫太郎一家』(1974)、向田邦子新春シリーズなど多数のテレビドラマを撮った演出家の故・久世光彦。久世は50代で文筆業にも進出し、エッセイ・小説を精力的に発表した。