私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

『ふぞろいの林檎たちⅤ/男たちの旅路〈オートバイ〉 山田太一未発表シナリオ集』が刊行

 脚本家・作家の山田太一先生の未発表作品を集めた『ふぞろいの林檎たちⅤ/男たちの旅路〈オートバイ〉 山田太一未発表シナリオ集』(国書刊行会)が10月20日に発売されます。収録内容は『ふぞろいの林檎たちⅤ』『男たちの旅路 オートバイ』『今は港にいる二人』『殺人者を求む』の4本です。

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森本レオ インタビュー “森本レオの場合”(2014)(2)

森本:ロバのそばのアズ・スーン・アズというライブ・ジャズ・スナックがあって、小銭が貯まると菅野沖彦さんや本田竹彦さん達を聴きに行ってた。そこで、若き日の村上春樹さんが、ボーイさんをやってたんだって。俺、もしかしたら春樹さんにカレーライス運んでもらってたかも知れないんだぜー。

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森本レオ インタビュー “森本レオの場合”(2014)(1)

 映画『青春の蹉跌』(1974)や『王立宇宙軍 オネアミスの翼』(1987)、テレビ『人形劇 三国志』(1982)や『人形歴史スペクタクル 平家物語』(1993)の声の出演、『きかんしゃトーマス』(1984)のナレーションなど多彩な仕事で知られる森本レオは長年、高円寺に住む。永島慎二原作のテレビ『黄色い涙』(1974)は森本自身が企画・主演を務めており、高円寺近辺(阿佐ヶ谷)が舞台だった。

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金襴緞子の帯しめながら・佐高信と田原総一朗

 もとは盟友関係でやがて非難し合い、いまはまた共著を出したりするようになった佐高信田原総一朗。ふたりには冠婚葬祭をめぐる共通点がある。

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切通理作 インタビュー “クリエイティブな世界では和光の評判はおおむね高い。群れないけれど、力は発揮する卒業生がいたるところにいる”(2005)(2)

切通:当時和光では部活として作っていた学生新聞がちょうど休刊していて、そういうものをもっと軽くゲリラ的にできないかと思い、ちょっとした学内の面白いネタなどが集まったらすぐに作って、印刷などもいちいちしていると面倒くさいし時間がかかるので、数部だけコピーして学内に壁新聞的に貼りました。インターネットなどもない時代だったのに反響がすぐ伝わってきて面白かったですね。でも「ブンブン通信」を僕がやってたことは秘密なんですが(笑)。小関ゼミにいた仲のいい友達と持ち回りでやっていたのですけど、その子の方がレイアウトのセンスもあるし面白いので途中からは彼のメディアのようになりました。僕がやると、最初は軽いノリでもどうも途中から真面目になってしまうようです。ふざけきれないのが己の未熟さです。

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