2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧
テレビ『それでも、生きてゆく』(2011)や『最高の離婚』(2013)、『カルテット』(2017)などの秀作をコンスタントに発表している脚本家・坂元裕二。映画『歩いても、歩いても』(2008)や『海街diary』(2016)などのほかに論客としても知られる是枝裕和…
4、5年前、渋谷で乗り換えたら、混み合った山手線の車内にて『職業としてのAV女優』(幻冬舎新書)を、カバーもつけずに堂々と読んでいるおっさんがいた。その瞬間は見ているほうが恥ずかしかったけれども、しかし変に隠さないのはすがすがしいな…と後で思…
【撮影現場の想い出 (2)】 リリー「スタッフが、石井(石井輝男)さん除くと平均21歳くらい。石井さん入れると40くらいになる」
『網走番外地』シリーズ(1965〜1967)、『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』(1967)などアクションやサイコ系の映画を多数手がけた石井輝男監督。晩年は『ゲンセンカン主人』(1993)や『ねじ式』(1998)といったインディペンデント作品を撮り、遺作は乱歩原…
【清順の人物像】 野呂「葬儀で弟の健二(鈴木健二)さんおっしゃってて、頭いい人だったと。でもひとことも言わない。小学校では神童って言われた。東京で十指に入るくらい。そんな人が考えるんだから(『関東無宿』〈1963〉で)赤くなったぐらいでびっくり…
【清順演出について (2)】 葛生「『関東無宿』(1963)で真っ赤になるところは、B班の撮影から帰ってきたらステージのあの部屋があって、やたらに美術(スタッフ)があっちこっちに。手が足りないから照明も手伝って、障子に細工して何やってんだと思った。…
鈴木清順監督が今年2月に逝去。『けんかえれじい』(1967)や『殺しの烙印』(1967)、『ツィゴイネルワイゼン』(1980)などで知られる巨匠で、筆者にはテレビ『美少女仮面ポワトリン』(1990)での怪演など俳優としての仕事も印象深い。
5月某日 久々の身辺雑記。ゴールデンウィークが明けた後は、だいたい怒りやショックを感じるできごとが降りかかってくる。今年もそうだった。休みで弛緩している私に神さまが筋金入れてやろうってか。嗚呼…。