私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

佐伯孚治 インタビュー “わが映画人生と組合体験” (2010)(4)

仕事を干されているあいだ、子供の学費が出せなくなって、印刷工場の夜勤をやったこともありました。大きな紙をそろえるのもうまくなったんですが、その現場の主任をやってくれと言われてやめました。それとTBSのラジオの構成台本も4年か5年やりました。最初…

佐伯孚治 インタビュー “わが映画人生と組合体験” (2010)(3)

助監督時代 そうやって入った撮影現場はひどい労働条件でした。月に200時間の残業もザラでした。労働組合はあったのですが、御用組合でした。東急で労務担当をやっていた大川博が社長で、組合対策をどんどんやります。「公的機関の調停を経ずに争議行為はや…

佐伯孚治 インタビュー “わが映画人生と組合体験” (2010)(2)

「就労排除」対「自主制作」 そうこうするうちに、東京撮影所にテレビ映画とCMをつくる制作所という部署ができて、東映労組の活動家全員がそこに配転されました。間もなくそこは別会社になります。組合活動家でもなかった僕もそこに入れられて、そこからさら…

佐伯孚治 インタビュー “わが映画人生と組合体験” (2010)(1)

テレビ『帰ってきたウルトラマン』(1971)や『ペットントン』(1983)、『どきんちょ!ネムリン』(1984)、『おもいっきり探偵団覇悪怒組』(1987)、『美少女仮面ポワトリン』(1990)など幾多の特撮ドラマを撮った名匠・佐伯孚治監督(2018年逝去)。デ…

「怪獣使いと少年」についての二、三の事柄・橋本洋二と東條昭平 (2)

「ウルトラマンではチャランポランはできない。後に東映の戦隊ヒーローを監督しましたが、あっちの方はもっとコミックにしたり、崩していい世界なんですね。ウルトラマンは、やはり他のヒーローに比べれば一段も二段も上の存在ですね、僕にとって」(『怪獣…

「怪獣使いと少年」についての二、三の事柄・橋本洋二と東條昭平 (1)

2020年1月初旬、脚本家の上原正三が逝去した。『ウルトラセブン』(1967)や『怪奇大作戦』(1968)、『秘密戦隊ゴレンジャー』(1975)、『宇宙刑事シャリバン』(1983)など幾多の傑作・ヒット作を送り出した巨匠だが、代表作として語り継がれたのが『帰っ…

対談 別役実 × 岩松了 “2大作家がチェーホフを語り尽くす!”(2004)・『千年の三人姉妹』(3)

“何でもない時間”を最初に劇の俎上に上げた人 岩松 やっぱりチェーホフは、演劇の流れから言うと、かなり画期的な劇作家になるんですか?

対談 別役実 × 岩松了 “2大作家がチェーホフを語り尽くす!”(2004)・『千年の三人姉妹』(2)

地下道で暮らす人たちの三人姉妹 岩松 ところで、別役さんは最初から『三人姉妹』がいいなと思っていたんですか? 『かもめ』や『桜の園』ではなく? 別役 『三人姉妹』がいいなと思ってましたね。要するに僕は、チェーホフを翻案したかったんですよ。そのま…

対談 別役実 × 岩松了 “2大作家がチェーホフを語り尽くす!”(2004)・『千年の三人姉妹』(1)

アントン・チェーホフ没後100周年を記念して上演された、別役実作『千年の三人姉妹』(2004)。そのパンフレットに、別役と岩松了の両氏の対談が掲載された。

別役実 インタビュー(2004)・『千年の三人姉妹』(2)

——やはりその影響下にはあったと?

別役実 インタビュー(2004)・『千年の三人姉妹』(1)

アントン・チェーホフの没後100周年に、劇作家・別役実がチェーホフの『三人姉妹』を翻案した『千年の三人姉妹』(2004)を発表した。音楽は東儀秀樹で、タイトルロールの三姉妹は別役夫人の楠侑子、三田和代、吉野佳子が演じている。

恩地日出夫 × 荒井晴彦 トークショー レポート・『めぐりあい』『昭和元禄 TOKYO196X年』『傷だらけの天使』(3)

【監督歴の回想 (2)】 『めぐりあい』(1968)での雨のトラックのシーンはよく知られている。

恩地日出夫 × 荒井晴彦 トークショー レポート・『女体』(2)

【『女体』について (2)】 荒井「この牛殺しのシーンで叩かれて、評価もされず。ぼくは牛を殺したっていう記事を読んだ覚えがあるんですね。そんなに批判されることかな。きょう見てもそんなにすごくない」 恩地「ヤコペッティに比べればどうってことないよ…

恩地日出夫 × 荒井晴彦 トークショー レポート・『女体』(1)

いまは平凡に暮らす主婦(団令子)。彼女はふと、戦後の闇市を駆け抜けた時代を回想する。

鎌田敏夫 × 中村雅俊 トークショー “脚本で振り返る「平成」という時代” レポート (2)

【バブルと崩壊の時代 (2)】 鎌田「日本の経済ドラマって、主人公が組織にぶつかって負けることで、自分の潔白さを証明するみたいな。

鎌田敏夫 × 中村雅俊 トークショー “脚本で振り返る「平成」という時代” レポート (1)

伝説的に語られるテレビ『俺たちの旅』(1975)。その脚本・鎌田敏夫と主演・中村雅俊の両氏が登壇するシンポジウムが昨年3月に行われた。

田中陽造 × 榎戸耕史 × 黒沢久子 トークショー レポート・『雪の断章 情熱』(3)

【監督たちの想い出 (2)】 鈴木清順監督と田中陽造脚本のコンビは、テレビ『恐怖劇場アンバランス』(1969)の「木乃伊の恋」、映画『ツィゴイネルワイゼン』(1980)、『陽炎座』(1981)、『夢二』(1991)などを送り出した。

田中陽造 × 榎戸耕史 × 黒沢久子 トークショー レポート・『雪の断章 情熱』(2)

【『雪の断章』について (2)】 榎戸「東宝で参考試写をしようとなって、成瀬(成瀬巳喜男)の『乱れる』(1964)を見ました。ひとつの家で禁断の恋という話です。

田中陽造 × 榎戸耕史 × 黒沢久子 トークショー レポート・『雪の断章 情熱』(1)

金持ちの家でつらい思いをしていたみなし子の少女は、あるとき優しいふたりの男性(榎木孝明、世良公則)に引き取られた。10年後、成長した彼女(斉藤由貴)は殺人事件に巻き込まれる。

土井たか子の晩年の一瞬

社会党委員長、女性初の衆議院議長などを歴任した故・土井たか子。その土井が表舞台を去る直前に、筆者は顔を合わせる機会があった。

佐野史郎 カカクコム15周年記念インタビュー(2012)(3)

――本当にマルチに活躍されている佐野さんですが、今後やってみたいと思っていることはありますか。

佐野史郎 カカクコム15周年記念インタビュー(2012)(2)

――そうですね。私たちの会社も、一見デジタルな世界ではありますが、やっていることは非常にアナログだったりします。コミュニティなども結局は人と人とのつながりというアナログな関係性から成り立っていますし。ただ、世の中にたくさんあるいろんな情報を…

佐野史郎 カカクコム15周年記念インタビュー(2012)(1)

映画『夢見るように眠りたい』(1986)、テレビ『ずっとあなたが好きだった』(1992)や『限界団地』(2018)などで知られる名優・佐野史郎。筆者としてはテレビ『私が愛したウルトラセブン』(1993)や『青い鳥』(1997)、映画『ちぎれた愛の殺人』(1993…

深町幸男演出 × 山田太一脚本『シャツの店』聖地巡礼(ロケ地探訪)- 目黒

鶴田浩二の遺作である傑作ドラマ『シャツの店』(1986)。セット撮影の多い作品だが、ロケもあった。1985年の秋に撮られているようで、34年後のロケ地訪問となる。 【目黒のアパート】 第2話

長谷川和彦 トークショー レポート・『太陽を盗んだ男』(3)

【『太陽を盗んだ男』について(2)】

長谷川和彦 トークショー レポート・『太陽を盗んだ男』(2)

【『太陽を盗んだ男』について(1)】 長谷川「映画の世界に入って、山(山崎裕)さんと会ったんだよ。今村プロで。年上なのに山と呼んでしまって、山、ゴジできょうまで来てます。おれが海外で撮ったドキュメンタリーはほとんど彼がキャメラマンです。 日活…

長谷川和彦 トークショー レポート・『ヒロシマナガサキ』『太陽を盗んだ男』(1)

映画『青春の殺人者』(1976)と『太陽を盗んだ男』(1979)により日本映画史にその名を刻む長谷川和彦監督。その他に『青春の蹉跌』(1974)やテレビ『悪魔のようなあいつ』(1975)などの脚本でも知られる。

大山のぶ代 インタビュー(2003)・『ドラえもん』(2)

この間、荷物の整理をしてたら先生の直筆の年賀状があったんです。鉛筆で全部書いてらっしゃるの。それも良い和紙で。これを額にしようと思って、鏡台の前に置いてあるんです。ステキですよ。ほんと、宝物です。

大山のぶ代 インタビュー(2003)・『ドラえもん』(1)

いまだ継続するテレビ『ドラえもん』(1979〜)は、2005年に声優陣が一新された。そのメンバーが現在まで継続しているが、声変わりする以前の大山のぶ代主演時代もなつかしく感じる。大山が勇退する2年前の2003年3月に受けたインタビューを、以下に引用した…

河崎実監督 インタビュー(2008)・『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』

北海道に宇宙怪獣ギララ出現。札幌を破壊しサミット開催中の洞爺湖へ迫るギララに、各国首脳陣はあの手この手で挑戦するが、全く歯が立たない。だがスポーツ紙記者(加藤夏希)や地元の村人たちによる祈りが通じて、伝説のタケ魔人(ビートたけし)が復活し…