脚本家・作家の山田太一先生の未発表作品を集めた『ふぞろいの林檎たちⅤ/男たちの旅路〈オートバイ〉 山田太一未発表シナリオ集』(国書刊行会)が10月20日に発売されます。収録内容は『ふぞろいの林檎たちⅤ』『男たちの旅路 オートバイ』『今は港にいる二…
森本:ロバのそばのアズ・スーン・アズというライブ・ジャズ・スナックがあって、小銭が貯まると菅野沖彦さんや本田竹彦さん達を聴きに行ってた。そこで、若き日の村上春樹さんが、ボーイさんをやってたんだって。俺、もしかしたら春樹さんにカレーライス運んで…
映画『青春の蹉跌』(1974)や『王立宇宙軍 オネアミスの翼』(1987)、テレビ『人形劇 三国志』(1982)や『人形歴史スペクタクル 平家物語』(1993)の声の出演、『きかんしゃトーマス』(1984)のナレーションなど多彩な仕事で知られる森本レオは長年、高…
もとは盟友関係でやがて非難し合い、いまはまた共著を出したりするようになった佐高信と田原総一朗。ふたりには冠婚葬祭をめぐる共通点がある。
切通:当時和光では部活として作っていた学生新聞がちょうど休刊していて、そういうものをもっと軽くゲリラ的にできないかと思い、ちょっとした学内の面白いネタなどが集まったらすぐに作って、印刷などもいちいちしていると面倒くさいし時間がかかるので、…
映画・ドラマなど多彩な批評活動を行い、映画『青春夜話 Amazing Place』(2017)の脚本・監督や古書店・ネオ書房の運営などもしている批評家・切通理作。2005年7月に和光大学のサイトに掲載された切通氏のインタビューを以下に引用したい。
昨年11月、池袋の自由学園にて “実相寺昭雄メモリアルコンサート2022 陰影礼讃、夢中遊行” が行われた。この自由学園明日香講堂は重要文化財だという。
【青山監督のキャリア初期 (2)】 金原「佐藤さんは、青山(青山真治)作品では『Helpless』(1996)では記録・衣裳、その次の『WiLd LIFe』(1997)は脚本・記録として現場に入られています。
恋人(関口知宏)に別の女性に乗り換えられてふられた主人公(粟田麗)は、酔ってかけた電話で映画配給会社に務める男性(井浦新)と知り合った。その彼を翻弄しながら、主人公はかつての恋人にストーカー的な行動を繰りかえす。
【ディレクターズ・カンパニーの記憶 (2)】 長谷川「『太陽を盗んだ男』(1979)を撮ってさあどうすると思ってたんだが、角川春樹に嫌われたりして、どうやって監督するかと悩んでたんだな。
【『太陽を盗んだ男』について (2)】
原爆をひとりでつくった高校教師(沢田研二)が日本政府を脅迫。彼は自ら被爆しながら、刑事(菅原文太)たちと飄々と凄絶に戦う。
【アフレコの想い出 (2)】 山賀「森本さんは当時から有名な方ですから、やっていただけるならこういう感じだろうなって想像通り。アフレコ初日に音響監督の田代(田代敦巳)さんがぼくの横に来て「森本さんの台本見た? 読み込んでるよ。あれを見たら声優連…
【企画の発端】
オネアミス王国にある宇宙軍の士官・シロツグ(声:森本レオ)は街で知り合った女性(声:弥生みつき)に誉められたのをきっかけに、ロケット搭乗を志願。技術者が事故死したり暗殺者に襲われたりする苦難を経て、遂にロケット打ち上げが実現しようとすると…
【撮影のエピソード (2)】
【『犬死にせしもの』の企画 (2)】
ビルマのインパール戦線から戻ってきた主人公(真田広之)は戦友(佐藤浩市)と遊郭で再会する。その他の一味(平田満、堀弘一)と海賊を結成した主人公は瀬戸内海を支配するやくざ(蟹江敬三)たちと対立し、壮絶な争いが始まる。
【映画のラスト】
【企画・脚本】
郊外に念願のマイホームを手に入れた小林一家(小林克也、倍賞美津子、有薗芳記、工藤夕貴)。だが田舎から出てきた祖父(植木等)が強引に住みついたことをきっかけに不穏な影が差し、家族の壮絶な諍いはやがて一戸建て住宅を舞台にした死闘に発展する。
【『真夏の地球』の企画・制作 (2)】 (赤坂の)事務所での打ち合わせに毎週行ってましたね。ほんとに気が重くて。井筒(井筒和幸)さんとか伴明(高橋伴明)さんとかにゴジ(長谷川和彦)さんとかに責められるんですね。こんなつまんねえことやってみたいな…
1980年代に長谷川和彦、井筒和幸、石井聰亙、相米慎二、黒沢清などの監督陣が集結して設立したディレクターズ・カンパニー。
三谷幸喜と西村雅彦(西村まさ彦)との関係が、再度ぎくしゃくしたのがシリーズ第3作『古畑任三郎』(1999)の時期である。西村はレギュラーの今泉役を演じていたが、三谷は「今泉のおもしろさが行き着くところまで行った」として退場させて、西村が全く無関…
舞台『笑の大学』(1996)の映像をふと見返していて、西村雅彦(西村まさ彦)の好演に改めて感嘆した。この戯曲を手がけた三谷幸喜と西村とは名コンビであったが、やがて袂を分かつような…微妙な形に至っている。
「白い夜があった……」 1975年に発表された藤子・F・不二雄「どことなくなんとなく」は、同じ会社や同じ家族でも何かが違う…という恐怖短篇である(『箱舟はいっぱい』〈小学館文庫〉所収)。主人公は不思議な「白い夜」の夢を見て以来、日常に違和を覚える…
「この数年、地道にやってきた仕事に少しずつ評価がついてくるようになった一方で、鋭くこちらを揺り動かしてくれる放送批評にめぐり逢いたいと切実に思うようになった」(「新潮45」1999年2月号)
テレビ『眠れる森』(1998)は全11回かけて謎を解くミステリードラマとして、当時大きな話題を呼んだ。かつての大映ドラマや近い時期の『家なき子2』(1995)など数か月の放送期間を経て犯人を突きとめるスタイルはあったが、謎解きを前面に謳うのは画期的だ…
テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(1995)、映画『シン・ゴジラ』(2016)などによって不動の地位を確保している庵野秀明監督は、天賦の表現力を駆使して世態を描いてきた。
71)シナリオでは華子の死は直接的には描かれない。