2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧
巨匠・山田洋次監督の新作『家族はつらいよ2』(2017)の公開に合わせて『家族はつらいよ』(2016)がテレビ放映され、見ているとつくり手の心情について思うところがあった。予定調和だ凡庸だと批判されることの多い山田作品にも何となく漏れ出てくるものは…
クラウドファンディングはインターネットでやるもので、参加していただいた方の年齢が限られていて。お金を出せてインターネットをいじれるということで、上も下も限られる。でも映画館で上映してみると20〜80代、上は90歳を越えた方までごらんいただいて、…
昨年11月の公開以後、完成度の高さやクラウドファンディングという制作形態が話題を集めたアニメーション映画『この世界の片隅に』(2016)。5月に第41回日本カトリック映画賞を受賞し、中野にて授賞式が開催された。
【磯山作品を振り返る (2)】 磯山「『池袋ウエストゲートパーク』(2000)は、最後に台本の締め切りと撮影が押してて。そんなころに(宮藤官九郎が)多重人格のことをCDになれよって書いてきたときは、すごいなこの人って思ったのを覚えています。こんな(シ…
【『逃げるは恥だが役に立つ』】 野木亜紀子脚本と新垣結衣主演の3度目のタッグによる『逃げるは恥だが役に立つ』(2016)。磯山晶氏は編成としてクレジットされている。第6話の電車のシーンが上映された。
昨2016年に大ヒットしたテレビ『逃げるは恥だが役に立つ』。5月に早稲田大学小野記念講堂にて、『逃げ恥』の脚本・野木亜紀子と磯山晶プロデューサーとのトークショーが行われた(予約は20分で埋まったという)。司会は岡室美奈子・早大演劇博物館館長が務め…
ハワイで受信した宇宙人のメッセージ
2005年に刊行された角川春樹『わが闘争』(ハルキ文庫)。文庫化を機に再読して、日本においてメディアミックスを確立した春樹のカリスマ性とトンデモぶりに改めて唸った。そこでこの『わが闘争』刊行の5年前(2000年)に行われた春樹インタビュー(「TVチョ…
「正論」2017年6月号にて、小浜逸郎が「シリーズ日本虚人列伝」と題して立花隆批判を寄稿している。マスコミで立花が非難されるのはもはや日常茶飯事になってしまったが、ひところの彼は “知の巨人” などともてはやされたものであった。個人的感傷も含めて、…
4月に渋谷にて行われた特集上映 “実相寺昭雄の光と闇” のおかげで、テレビの教養番組『歴史はここに始まる』(1975)を鑑賞することができた。
【特撮のエピソード (2)】 『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001)の前半では箱根・大桶谷にてバラゴンとゴジラが戦う。
【本編の撮影現場】 仁科貴氏は金子修介監督『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995)にも出演していた。
太平洋戦争の怨霊を背負って日本を襲撃するゴジラ。謎の老人によって眠りから覚めた護国聖獣モスラ・キングギドラ・バラゴンが、ゴジラを迎撃する。