2024-01-01から1年間の記事一覧
(『コレヒドール戦記』〈1945〉では)ジョン・ウェインが哨戒艇の機関士で、日本軍によって右手に傷を負ってしまう。『捜索者』でも、多くの映画で右手を傷つけられる。拳銃を撃つなという天の采配かもしれませんが、ジョン・ウェインはコレヒドールの病院…
太平洋戦争中のフィリピン戦で負傷したライアン中尉(ジョン・ウェイン)は、病院で看護師(ドナ・リード)と出会う。
【仕事でのエピソード (2)】 寺田「私がどうして実相寺とこれだけ長くやったかというとね、私は文句を言わない(一同笑)。「はいはいはい」と。息を止めろと言われれば止めるし、前へ来いと言われたら前へ行く。
【若き日のテレビ局時代 (2)】
『ウルトラマン』(1966)や『ウルトラセブン』(1967)、『屋根裏の散歩者』(1992)などの実相寺昭雄監督に関して、貴重な証言を集めた『実相寺昭雄見聞録』(キングインターナショナル)。その第二集の発行に合わせて、実相寺作品の常連だった寺田農氏の…
【俳優について (2)】
【ドンブラザーズについて (3)】 井上「(『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』〈2022〉)つよし(鈴木浩文)も最初から上手かったね。劇団も持ってるし。
【ドンブラザーズについて (2)】 海津「荻窪だかのカフェバーだよね。こないだサシ飲みしたんだけど、1軒目は西荻の焼き鳥屋さんで飲んで、2軒目に行こうって言われて行ったのが看板もなくて普通なら入れないような店」 井上「会員制じゃないんだけど、マス…
【長石多可男と東條昭平】 80~90年代の戦隊シリーズを多数撮った名匠が長石多可男・東條昭平の両監督。長石氏は戦隊やVシネマを手がけた後で仮面ライダーシリーズに異動し、2013年に逝去。 海津「私のとき(『光戦隊マスクマン』〈1987〉)は、監督は長石さ…
【『ジェットマン』について (3)】 井上「(『鳥人戦隊ジェットマン』〈1991〉)で香は田中弘太郎にふられるじゃない?」 若松「田中弘太郎にふられたわけじゃない。天童竜に(一同笑)」 井上「(香を演じる岸田里佳は)「私、実生活でふられたことないので…
【『ジェットマン』について (2)】 『鳥人戦隊ジェットマン』(1991)では戦隊側に三角関係などがあるのは特にユニーク。
【『マスクマン』について (2)】 海津「(『超新星フラッシュマン』〈1986〉では)どういう注文だったかは覚えてますか?」
テレビ『仮面ライダーアギト』(2001)や『仮面ライダー龍騎』(2002)、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(2022)など代表作多数の脚本家・井上敏樹。『光戦隊マスクマン』(1987)の海津亮介、『超人戦隊ジェットマン』(1991)の若松俊秀と井上氏とのトーク…
【ウルトラシリーズの想い出 (2)】 小中「ぼくがやらせていただいた平成ウルトラも同じでしたよ。演出部(助監督)の人が「バリバリッ」と」
高校生の主人公(上村侑)は『スター・ウォーズ』(1977)に影響されて文化祭に向けて仲間(福澤希空、桑山隆太)とSF映画をつくり始める。ヒロイン役は想いを寄せる女子(高石あかり)に引き受けてもらい、クラスメートの協力も得て順調に制作は進むが、ほ…
【荒井氏の登場 (2)】 ヤン「そのときはまだ母が認知症になるとは思わなかったし、新しい家族とおいしいものを食べるみたいな映画かなと考えていたら、済州島から研究所の方々がインタビューに来たり、認知症が始まったりと(『スープとイデオロギー』〈2022…
【済州島四・三事件の記憶 (2)】
在日韓国人である自らの家族を描いてきたヤン・ヨンヒ(梁英姫)監督が、母を取り上げた『スープとイデオロギー』(2022)。母は済州島四・三事件の体験者でもあり、作中では事件についても語られ、その静かな生々しさは衝撃的である。2023年2月に高円寺で上…
『3番テーブルの客』(1996)のスペシャル版「3番テーブルのもう1人の客」は、台本の遅れによって舞台が初日を迎えられずにパニックに陥っているところから始まる。
かつて歌手だった男は、いまは劇場の前に位置するカフェで働いている。ある日、別れた妻が偶然カフェに現れ、男はいまも歌っていてきょうは劇場で著名なビビ萩原と共演するんだと懸命に見栄を張った。だがその元妻の正体こそが…。
――(引用者註:映画『グッドモーニングショー』〈2016〉)澄田キャスターを取り巻く環境はもちろん、そのほかの番組スタッフたちの番組作りにかける姿勢も、みんな真剣に取り組んでいるのだけど、真剣だからこそ可笑しかったです。
――テレビを作るのが難しい時代になった?
最近はテレビ『教場』(2020)や『踊る大捜査線』シリーズの番外最新映画『室井慎次 敗れざる者』(2024)と『室井慎次 生き続ける者』(2024)がよくも悪くも話題の君塚良一。その君塚氏が脚本・監督を務めた映画『グッドモーニングショー』(2016)で、そ…
鶴田浩二主演『男たちの旅路』シリーズの名作「車輪の一歩」(1979)。豪徳寺駅の付近でロケが行われている。川崎の堀之内につづいて豪徳寺を探訪。 【小田急線沿線】
鶴田浩二主演『男たちの旅路』シリーズの中でも特に名作の誉れ高い「車輪の一歩」(1979)のロケ地を探訪。車椅子の青年・川島敏夫(斎藤洋介)が風俗街(当時のトルコ風呂)へ行くシーンは、川崎市の堀之内町で撮られている。演出の中村克史氏は当時「隠し…
評論家の唐沢俊一には、偶然なのかあまり影響を受けていない。当方の無知ゆえに唐沢の訃報に接しても感慨が湧くこともさほどないのだが、SNSによって死が発覚したと知ると何だか複雑な心境にはなる。
切通 その滑稽さってある意味、普遍的なんですよね。ただ伝えるのが難しい。これ本当に恥ずかしい話なんだけど、以前、ある女の子にフラれた時に、僕は「君は俺のことが好きなはずだ!」って叫んだんですよ。
――そうですね。美少女ゲームが悪いとかは全く思いませんが、ただ「僕は非モテで童貞でエロゲーばっかやってますがなにか?」みたいなノリを見せられると、なにか「受難の果てに選民思想に至る」みたいな、厚かましさを感じるところはありますね(笑)。
――エロが純粋なオナニーツールというより、一つの娯楽として受容されていたんですね。 切通 今でこそ、割と遅い時間でも外を子供連れて歩いてる大人っていますけど、僕が子供の頃は「夜9時過ぎたら大人の時間」という感覚がハッキリあって、そこに子供が立ち…
『怪獣使いと少年』(宝島社文庫)や『ウルトラマン ニュージェネの証』(ホビージャパン)、『山田洋次の〈世界〉』(ちくま新書)、『失恋論』(角川学芸出版)などの批評・インタビューや監督映画『青春夜話 Amazing Place』(2017)などで知られる切通理…