『死んでもいい』（1992）や『ヌードの夜』（1993）などで高い評価を受けた石井隆監督。その中で特に人気の高いのが『GONIN』（1995）である。2015年に続編『GONINサーガ』が発表され、公開時のインタビューを（いまは読めなくなっているゆえ）以下に引用し…

【『ラブホテル』の想い出 (2)】

【石井作品の撮影現場（2）】 福島「監督はお会いする前と後で、イメージにギャップがありました。私は演技を初めてからまだ長くないので、質問すると監督が答えてくれて。いつも静かな方で。（石井監督が目を閉じていて）ちょっと、えっ！？」

【『GONIN』1作目と『サーガ』(2)】 『GONINサーガ』（2015）の主人公格（東出昌大、桐谷健太、柄本佑）は1作目（『GONIN』〈1995〉）の敵役の息子や事件現場に駆けつけた警官の息子という設定で意外な気がしたのが、そのような理由だったのである。1作目は…

かつて、はみ出し者5人が暴力団の裏金を強奪するも壮絶な報復を受けるという事件があった。それから19年後、その関係者の息子の世代（東出昌大、桐谷健太、柄本佑、土屋アンナ）が、組織の3代目（安藤政信）からやはり金を奪おうと画策。だが、組織はヒット…

俳優の蟹江敬三が逝去した。昨年に『あまちゃん』（2013）の祖父役で健在を示していたので、急死という感がある。

樋口「佐藤さんと言えば『南極物語』（1983）に出たかと思ったらATGの『蜜月』（1984）、『GONIN』のすぐ後に『美味しんぼ』（1996）、『ザ・マジックアワー』（2008）でナイフをなめたかと思ったら（一同笑）ダークな『闇の子供たち』（2008）とフィルモグ…

もう16年も前、1995年にバイオレンス映画『GONIN』が発表された。

つい最近、ある子ども向け映画を見ていたら全編に渡って「あきらめない」「あきらめるな」と連呼されて、うんざりした気分になった。もちろん簡単にあきらめない心も人生には必要であろうが、一定量のあきらめも、また必要なのではあるまいか。そしてあきら…