2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧
【ディレクターズ・カンパニーの記憶 (2)】 長谷川「『太陽を盗んだ男』(1979)を撮ってさあどうすると思ってたんだが、角川春樹に嫌われたりして、どうやって監督するかと悩んでたんだな。
【『太陽を盗んだ男』について (2)】
原爆をひとりでつくった高校教師(沢田研二)が日本政府を脅迫。彼は自ら被爆しながら、刑事(菅原文太)たちと飄々と凄絶に戦う。
【アフレコの想い出 (2)】 山賀「森本さんは当時から有名な方ですから、やっていただけるならこういう感じだろうなって想像通り。アフレコ初日に音響監督の田代(田代敦巳)さんがぼくの横に来て「森本さんの台本見た? 読み込んでるよ。あれを見たら声優連…
【企画の発端】
オネアミス王国にある宇宙軍の士官・シロツグ(声:森本レオ)は街で知り合った女性(声:弥生みつき)に誉められたのをきっかけに、ロケット搭乗を志願。技術者が事故死したり暗殺者に襲われたりする苦難を経て、遂にロケット打ち上げが実現しようとすると…
【撮影のエピソード (2)】
【『犬死にせしもの』の企画 (2)】
ビルマのインパール戦線から戻ってきた主人公(真田広之)は戦友(佐藤浩市)と遊郭で再会する。その他の一味(平田満、堀弘一)と海賊を結成した主人公は瀬戸内海を支配するやくざ(蟹江敬三)たちと対立し、壮絶な争いが始まる。
【映画のラスト】
【企画・脚本】
郊外に念願のマイホームを手に入れた小林一家(小林克也、倍賞美津子、有薗芳記、工藤夕貴)。だが田舎から出てきた祖父(植木等)が強引に住みついたことをきっかけに不穏な影が差し、家族の壮絶な諍いはやがて一戸建て住宅を舞台にした死闘に発展する。
【『真夏の地球』の企画・制作 (2)】 (赤坂の)事務所での打ち合わせに毎週行ってましたね。ほんとに気が重くて。井筒(井筒和幸)さんとか伴明(高橋伴明)さんとかにゴジ(長谷川和彦)さんとかに責められるんですね。こんなつまんねえことやってみたいな…
1980年代に長谷川和彦、井筒和幸、石井聰亙、相米慎二、黒沢清などの監督陣が集結して設立したディレクターズ・カンパニー。
(承前)三谷幸喜と西村雅彦(西村まさ彦)との関係が、再度ぎくしゃくしたのがシリーズ第3作『古畑任三郎』(1999)の時期である。西村はレギュラーの今泉慎太郎役を演じていたが、三谷は「今泉のおもしろさが行き着くところまで行った」として退場させて、…
舞台『笑の大学』(1996)の映像をふと見返していて、西村雅彦(西村まさ彦)の好演に改めて感嘆した。この戯曲を手がけた三谷幸喜と西村とは名コンビであったが、やがて袂を分かつような…微妙な形に至っている。
「白い夜があった……」 1975年に発表された藤子・F・不二雄「どことなくなんとなく」は、同じ会社や同じ家族でも何かが違う…という恐怖短篇である(『箱舟はいっぱい』〈小学館文庫〉所収)。主人公は不思議な「白い夜」の夢を見て以来、日常に違和を覚える…