2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧
昨年11月、映画『幸福の黄色いハンカチ』(1977)が珍しく地上波のテレビで放送された(主演した高倉健の追悼企画)。この作品は刑務所帰りの主人公(高倉)が妻(倍賞千恵子)のもとへ戻る道中で若い男女(武田鉄矢、桃井かおり)と出会い旅するさまを描い…
【ヒーローとは (2)】 小中千昭氏は『ヒーロー、ヒロインはこうして生まれる アニメ・特撮脚本術』(朝日新聞出版)にて、かつて『ウルトラマングレート』(1990)にて組んだ脚本家の會川昇氏と対談。
【原田昌樹監督の想い出 (2)】 小中「第50話「もっと高く!」を十何年ぶりに見たら、音を抜いてて、ちょっと異常な演出をしている。ダイゴが苦悩して、レナが気にしてるとか。男女が映っているだけなんだけど何かが起こっているという、業界人が見たら放送事…
50年近くに渡って、子どもたちの人気を集めてきたウルトラマンシリーズ。そのウルトラが、『ウルトラマン80』(1980)以降、テレビでの新作をつくれず16年間停滞するという時代もあった。長い沈黙を破って送り出されたのが、『ウルトラマンティガ』(1996)…
【撮影現場 (2)】 『ションベン・ライダー』(1983)のファーストシーンはやくざ(木之元亮、桑名将大)がプールを見ているところから始まって、河合美智子氏たちがプールでガキ大将(鈴木吉和)にいじめられ、暴走族が現れる件りを経て、ガキ大将がさらわれ…
さらわれたいじめっ子(鈴木吉和)を追う少年少女3人(永瀬正敏、河合美智子、坂上忍)は、横浜でやくざ(藤竜也)と出会い、覚醒剤をめぐる戦いに巻き込まれていく。
テレビ『ドラえもん』(1979〜2005)の主演声優を長年務めた大山のぶ代氏が、認知症を発症していることが公表された。かつて『ドラえもん』を演じていたことを覚えているのかも不分明で会話すら難しいそうで、ドラえもんマニアである筆者はじわじわとショッ…
「IN POCKET」2000年10月号にて、作家の仕事場拝見のコーナー(「書斎曼荼羅 本と闘う人々」)に脚本家・作家の野沢尚氏が登場している(後に書籍化)。
テレビドラマではシナリオライターが、イメージリーダーという扱いを受けることが多いが、もちろんひとりでつくっているわけではなくしがらみも多い。『ヒーロー、ヒロインはこうして生まれる』(朝日新聞出版)にて小林靖子氏は制約について述べる。 「今は…
幼いころに多くの人が一度は通過しただろうウルトラマン、仮面ライダー、戦隊といった特撮物。稲田豊史編『ヒーロー、ヒロインはこうして生まれる アニメ・特撮脚本術』(朝日新聞出版)は、主に1990年代以降の子ども向け特撮ドラマを執筆した脚本家6人の対…