私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

掛札昌裕 × 佐伯俊道 トークショー レポート・『怪猫トルコ風呂』(3)

【初期作品の想い出(2)】 佐伯「『徳川いれずみ師 責め地獄』(1969)は大傑作です。(冒頭に)片山由美子が貞操帯をはめて墓参りするシーンがあります。何で貞操帯をしてるのか(笑)」

掛札昌裕 × 佐伯俊道 トークショー レポート・『怪猫トルコ風呂』(2)

【『怪猫トルコ風呂』について(2)】

掛札昌裕 × 佐伯俊道 トークショー レポート・『怪猫トルコ風呂』(1)

冷酷非道な男(室田日出男)にだまされて殺され、コンクリート詰めにされたトルコ嬢(谷ナオミ)。だが彼女の飼っていた黒猫が、奇妙な暗躍を始める。

李恢成 インタビュー(1985)・『伽倻子のために』(2)

――では原作者としては満足していらっしゃるわけですか。小説の愛読者としては伽倻子の扱いにやや不満もあったのですが。

李恢成 インタビュー(1985)・『伽倻子のために』(1)

在日朝鮮人二世の青年(呉昇一)と日本人女性(南果歩)との恋愛を描いた映画『伽倻子のために』(1984)。原作は李恢成の同名小説(新潮文庫)で、映画公開後に李氏がインタビューに答えている。インタビューアー(栗原陽子氏)の言葉は字数の関係上やや割…

小栗康平 インタビュー(1985)・『伽倻子のために』(2)

〈日本映画の現状〉 小栗 映像の表現というのはいうまでもなく近代のものです。シネマトグラフという見世物から活動写真となって娯楽として生活に密着してからまだ日も浅い。その中で作家の表現として、人の生き方とか感情を伝えるものとして成熟もしてきま…

小栗康平 インタビュー(1985)・『伽倻子のために』(1)

映画『泥の河』(1981)にて鮮烈にデビューし、『死の棘』(1990)や『FOUJITA』(2015)などで知られる小栗康平監督。その小栗監督が在日朝鮮人二世の青年(呉昇一)と日本人女性(南果歩)との恋愛を描いた秀作が『伽倻子のために』(1984)である。原作は…

一少年の観た〈晩年〉・伊丹十三

伊丹十三が逝って、昨年12月で丸20年を迎えた。伊丹自殺の報が流れた朝のことは、筆者はまだ幼かったが何となく思い出せる。筆者は伊丹の存在をリアルタイムで感じた中では、おそらく最年少の世代だろうか。ただ当時の伊丹の評価は芳しいものではなかった。

今野勉 × 是枝裕和 トークショー “永六輔とテレビジョン” レポート・『遠くへ行きたい』(3)

【現実と虚構 (2)】

今野勉 × 是枝裕和 トークショー “永六輔とテレビジョン”レポート・『遠くへ行きたい』(2)

【現場の想い出(2)】

今野勉 × 是枝裕和 トークショー “永六輔とテレビジョン”レポート・『遠くへ行きたい』(1)

1970年からつづく長寿番組『遠くへ行きたい』。そのスタート当初は故・永六輔がレギュラーを務めている。2月に高円寺で『遠くへ行きたい』の第1・16回の上映と今野勉・是枝裕和トークショーがあった。