長谷川和彦
【ディレクターズ・カンパニーの記憶 (2)】 長谷川「『太陽を盗んだ男』(1979)を撮ってさあどうすると思ってたんだが、角川春樹に嫌われたりして、どうやって監督するかと悩んでたんだな。
【『太陽を盗んだ男』について (2)】
原爆をひとりでつくった高校教師(沢田研二)が日本政府を脅迫。彼は自ら被爆しながら、刑事(菅原文太)たちと飄々と凄絶に戦う。
【映画のラスト】
【企画・脚本】
郊外に念願のマイホームを手に入れた小林一家(小林克也、倍賞美津子、有薗芳記、工藤夕貴)。だが田舎から出てきた祖父(植木等)が強引に住みついたことをきっかけに不穏な影が差し、家族の壮絶な諍いはやがて一戸建て住宅を舞台にした死闘に発展する。
【『真夏の地球』の企画・制作 (2)】 (赤坂の)事務所での打ち合わせに毎週行ってましたね。ほんとに気が重くて。井筒(井筒和幸)さんとか伴明(高橋伴明)さんとかにゴジ(長谷川和彦)さんとかに責められるんですね。こんなつまんねえことやってみたいな…
【『青春の殺人者』までの道】 長谷川監督は東大時代にアメリカンフットボール部に所属した。
【撮影現場の想い出 (2)】
【ふたりの初顔合わせ (2)】
彼女(原田美枝子)との交際を両親(内田良平、市原悦子)に反対された青年(水谷豊)は、ふたりを殺してしまう。死体を遺棄して、主人公は彷徨をつづけるのだった。
【『太陽を盗んだ男』について(2)】
【『太陽を盗んだ男』について(1)】 長谷川「映画の世界に入って、山(山崎裕)さんと会ったんだよ。今村プロで。年上なのに山と呼んでしまって、山、ゴジできょうまで来てます。おれが海外で撮ったドキュメンタリーはほとんど彼がキャメラマンです。
映画『青春の殺人者』(1976)と『太陽を盗んだ男』(1979)により日本映画史にその名を刻む長谷川和彦監督。その他に『青春の蹉跌』(1974)やテレビ『悪魔のようなあいつ』(1975)などの脚本でも知られる。
【『にっぽん戦後史 マダムおんぼろの生活』(2)】 長谷川「(ニュース映像に出てくる)皇太子ご成婚に石を投げた青年を追っかけたら、当時新宿の喫茶店でマスターをやってた。でもそっちの方向を今平は投げたな。
【『神々の深き欲望』(2)】 長谷川「(沖縄ロケは)2年目で、1年目のこと知らないまま現場へ行って、制作部でなくて総務。若い衆と雑魚寝した。でも逃げたり金策行ったりで(スタッフが)いないから、おれが制作部のトップ。何千万ドルの制作費を持って、み…
『青春の殺人者』(1976)、『太陽を盗んだ男』(1979)という2本の名作により映画史に名を遺す長谷川和彦監督(『太陽を盗んだ男』は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(2009)にサントラが引用されたのでそれでご存じの方もいるだろう)。その長谷川氏が若…