私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

相米慎二

渡邊孝好監督 トークショー レポート・『君は僕をスキになる』(3)

【撮影現場のエピソード (2)】 渡邊「(『君は僕をスキになる』〈1989〉の)撮影は8月で真夏で、雪はない。この前の時代はカポックって言って発泡スチロールを雪に使ってたんですが、このころ手で溶ける泡のような雪ができて。でも公園の全面に雪を降らすの…

河合美智子 × 伊地智啓P トークショー レポート・『ションベン・ライダー』(2)

【撮影現場 (2)】 『ションベン・ライダー』(1983)のファーストシーンは、やくざ(木之元亮、桑名将大)がプールを見ているところから始まって、河合氏たちがプールでガキ大将(鈴木吉和)にいじめられ、暴走族が現れる件りを経て、ガキ大将がさらわれ、着…

河合美智子 × 伊地智啓P トークショー レポート・『ションベン・ライダー』(1)

さらわれたいじめっ子(鈴木吉和)を追う少年少女3人(永瀬正敏、河合美智子、坂上忍)は、横浜でやくざ(藤竜也)と出会い、覚醒剤をめぐる戦いに巻き込まれていく。

田中陽造 トークショー レポート・『セーラー服と機関銃』(3)

【相米慎二監督の想い出 (2)】 田中陽造氏は、自身が参画していない相米作品もご覧になっている。 田中「田畑智子が子役のときに出た『お引越し』(1993)のとき、相米が“見てくれましたか!?”って元気に来て、ああ見たよって言ったら、“ちゃんとカット割り…

田中陽造 トークショー レポート・『セーラー服と機関銃』(2)

【『セーラー服と機関銃』(2)】 組員のひとり(上田敏也)に「おふくろのにおいがする」と言われた主人公(薬師丸ひろ子)は、彼を抱きしめる。 田中「星泉は意識しないけど女であり、持っていた母性がばっと出ちゃう。

田中陽造 トークショー レポート・『セーラー服と機関銃』(1)

女子高生(薬師丸ひろ子)が弱小暴力団の組長になって活躍する映画『セーラー服と機関銃』(1981)は、この年の配給収入1位の大ヒット作。故・相米慎二監督の出世作となった。インパクトのあるタイトルや劇中の台詞でキャッチコピーにもなった「カイカン」は…

中井貴一 トークショー(甦る相米慎二)レポート・『東京上空いらっしゃいませ』『お引越し』(2)

【出逢いと『東京上空』】 中井「(初めて会ったときは)エンジンフィルムの安田匡裕さんと、1時間半、ひとことも喋らなかった。こちらも人見知りですから、その次にゴルフへ行って、ゴルフ場で初めてちゃんと話した。感じ悪いおやじだなって(一同笑)」

中井貴一 トークショー(甦る相米慎二)レポート・『東京上空いらっしゃいませ』『お引越し』(1)

東京上空いらっしゃいませ。なんて魅力的な響きだろう(あ、そんなことない?)。まだ小学生だった若き日(?)の筆者は、新聞のテレビ欄で映画『東京上空いらっしゃいませ』(1990)のタイトルを見つけて、その語感をいたく気に入った記憶がある(実際に見…

田畑智子 トークショー(甦る相米慎二)レポート・『お引越し』(2)

夏になって、いよいよクランクイン。田畑さんが在住した京都での撮影だが、親元を離れて合宿所に泊まったという。 田畑「どうやって逃げよう、違う門から帰ろうかとか。合宿所は撮影所の近くで、“帰るな”って言われて、泣きながら電話しました。家に帰ったけ…

田畑智子 トークショー(甦る相米慎二)レポート・『お引越し』(1)

今年、故・相米慎二監督の特集上映“甦る相米慎二”にて、上映された『お引越し』(1993)。両親の離婚を経て変わっていく小学生女子・レンコ(田畑智子)を描いた傑作である。脚本は、映画『サマーウォーズ』(2010)やテレビ『夜行観覧車』(2013)などで知…

相米慎二監督 インタビュー(1994)・『お引越し』

1993年に発表された、故・相米慎二監督の映画『お引越し』は、両親(桜田淳子、中井貴一)を前に揺れる小学生女子(田畑智子)の心情と変容を描いて、公開直後からその年のベストワンと言われる評判であったという。筆者は、この度の特集上映“甦る相米慎二” …

田畑智子「『お引越し』のこと」(1994)

1994年のある日、何気なく雑誌を立ち読みしていた筆者は、ある女性の笑顔の写真に魅せられた。その大人っぽくステキな微笑に、しばらく見とれていたのを覚えている(女性と言っても相手は13歳、こっちは12歳だったけれど)。それは、映画『お引越し』により…

寺田農 × 速水典子 × 志水季里子 トークショー(甦る相米慎二)レポート・『ラブホテル』(3)

(承前) 【撮影現場 (2)】 速水「横からのタクシーのシーンを撮るのに、ドアを外して撮ってるんです。窓を閉める演技をしてるんだけど、ほんとはドアがなかった。あのころはオートロックじゃなくて、手動なんですね。いまは赤電話じゃなくて携帯だし(笑)…

寺田農 × 速水典子 × 志水季里子 トークショー(甦る相米慎二)レポート・『ラブホテル』(2)

【準備段階】 寺田農さんは、『セーラー服と機関銃』(1981)や『ションベンライダー』(1983)などすでに相米作品を経験済みで、台本を見て、自身の役を選んでいたという。それゆえ、助監督だった榎戸耕史監督とは周知の仲。

寺田農 × 速水典子 × 志水季里子 トークショー(甦る相米慎二)レポート・『ラブホテル』(1)

1980年代の日本映画を代表する人物のひとりとして、よく名が挙がるのが、故・相米慎二監督である。『セーラー服と機関銃』(1981)、『魚影の群れ』(1983)、『台風クラブ』(1985)といった作品群において、長回しのつるべうちで独特でアナーキーな世界を…