2015-01-01から1年間の記事一覧
故藤子・F・不二雄(藤本弘)、藤子不二雄A(安孫子素雄)の藤子スタジオに在籍し、アシスタントとして藤子・F先生に師事した漫画家・えびはら武司。
半年くらい前、岡田斗司夫の女性遍歴が話題をまき、かつて似たような事態を引き起こした人物として、脚本家のジェームス三木の名が引き合いに出された。大河ドラマ『独眼竜政宗』(1987)、『八代将軍吉宗』(1995)などの脚本を手がけてヒットさせた巨匠で…
私事で恐縮なのだが、ブログを始めたのが2006年で、はてなブログへ移転したのが2014年である。半年〜1年くらいほったらかしていたことも何度かあり、おかげで9年も経ったのに、記事数は300にも満たない…。
ブックハウス神保町にて毎月行われている小原乃梨子氏と “おはなしフェアリーズ” の朗読会へ。
テレビ『ドラえもん』(1979〜)やその劇場版にてジャイアン役を26年演じた、たてかべ和也氏。たてかべ氏が逝去して1週間以上が経つけれども、喪失感は消えない。以下はたてかべ氏の発言の中で、引用者の手元にいくつかあるものである。
テレビ『ドラえもん』(1979〜)の声優陣は2005年に一新されたのだが、その交代直前にジャイアン役のたてかべ和也氏とスネ夫役の肝付兼太氏のトークショー(プラス映画上映)が行われるイベント “ジャイアンとスネ夫のスペシャルナイト” があった。
藤木「役者は、本番の前にリラックスするために天気のこととか話して本番にパッとできるタイプと、そのずっと前から集中するタイプがいます。ぼくは不器用で、後者のタイプ。(共演者と)あまりお話が弾まない(笑)。
『瀬戸内少年野球団』(1984)、『少年時代』(1990)などで知られる篠田正浩監督は、60〜70年代は『美しさと哀しみと』(1965)、『心中天網島』(1969)といった作品での実験的な演出により時代を牽引するつくり手であった。その初期作品『乾いた花』(196…
どうして筆者の日常というのはこうも冴えないのか。
【『悪い奴ほどよく眠る』『用心棒』(2)】 加藤武氏は、黒澤明作品の中でも特に人気の高い『用心棒』(1961)にも出演。
巨匠・黒澤明監督の作品の常連俳優と言えば三船敏郎や仲代達矢、志村喬など多数いるけれども、加藤武もそのひとりで『蜘蛛巣城』(1957)や『隠し砦の三悪人』(1958)、『用心棒』(1961)、『乱』(1985)などに出演している。
昨年11月、映画『幸福の黄色いハンカチ』(1977)が珍しく地上波のテレビで放送された(主演した高倉健の追悼企画)。この作品は刑務所帰りの主人公(高倉)が妻(倍賞千恵子)のもとへ戻る道中で若い男女(武田鉄矢、桃井かおり)と出会い旅するさまを描い…
【ヒーローとは (2)】 小中千昭氏は『ヒーロー、ヒロインはこうして生まれる アニメ・特撮脚本術』(朝日新聞出版)にて、かつて『ウルトラマングレート』(1990)にて組んだ脚本家の會川昇氏と対談。
【原田昌樹監督の想い出 (2)】 小中「第50話「もっと高く!」を十何年ぶりに見たら、音を抜いてて、ちょっと異常な演出をしている。ダイゴが苦悩して、レナが気にしてるとか。男女が映っているだけなんだけど何かが起こっているという、業界人が見たら放送事…
50年近くに渡って、子どもたちの人気を集めてきたウルトラマンシリーズ。そのウルトラが、『ウルトラマン80』(1980)以降、テレビでの新作をつくれず16年間停滞するという時代もあった。長い沈黙を破って送り出されたのが、『ウルトラマンティガ』(1996)…
【撮影現場 (2)】 『ションベン・ライダー』(1983)のファーストシーンはやくざ(木之元亮、桑名将大)がプールを見ているところから始まって、河合美智子氏たちがプールでガキ大将(鈴木吉和)にいじめられ、暴走族が現れる件りを経て、ガキ大将がさらわれ…
さらわれたいじめっ子(鈴木吉和)を追う少年少女3人(永瀬正敏、河合美智子、坂上忍)は、横浜でやくざ(藤竜也)と出会い、覚醒剤をめぐる戦いに巻き込まれていく。
テレビ『ドラえもん』(1979〜2005)の主演声優を長年務めた大山のぶ代氏が、認知症を発症していることが公表された。かつて『ドラえもん』を演じていたことを覚えているのかも不分明で会話すら難しいそうで、ドラえもんマニアである筆者はじわじわとショッ…
「IN POCKET」2000年10月号にて、作家の仕事場拝見のコーナー(「書斎曼荼羅 本と闘う人々」)に脚本家・作家の野沢尚氏が登場している(後に書籍化)。
テレビドラマではシナリオライターが、イメージリーダーという扱いを受けることが多いが、もちろんひとりでつくっているわけではなくしがらみも多い。『ヒーロー、ヒロインはこうして生まれる』(朝日新聞出版)にて小林靖子氏は制約について述べる。 「今は…
幼いころに多くの人が一度は通過しただろうウルトラマン、仮面ライダー、戦隊といった特撮物。稲田豊史編『ヒーロー、ヒロインはこうして生まれる アニメ・特撮脚本術』(朝日新聞出版)は、主に1990年代以降の子ども向け特撮ドラマを執筆した脚本家6人の対…
ブックハウス神保町の小原乃梨子氏と“おはなしフェアリーズ”の朗読会へ、先月につづいて行ってきた。ドラえもんマニアの筆者にとっては、のび太の声を長年演じた小原氏の演技を生で聞ける貴重な機会である。
シナリオライター・作家として活躍した故・野沢尚の小説作品『恋愛時代』(幻冬舎文庫)が、深夜ドラマ化されている。こってりした原作小説は軽めのタッチに改変されているが(脚本:藤井清美)原作の発表から20年近くを経ての映像化は、筆者のようなマニア…
【『魔弾戦記リュウケンドー』】 原田昌樹監督がメインディレクターを務めて立ち上げから手がけた『魔弾戦記リュウケンドー』(2006)。脚本の大西信介、イメージボードの奥山潔、助監督の塩川純平の各氏が登壇した。
【『ブースカ!ブースカ!!』】 『ウルトラマンガイア』の終了後、原田昌樹監督がメインディレクターとして手がけた『ブースカ!ブースカ!!』(1999〜2000)。ブースカの声の高戸靖広、ゲンツキ役の北岡龍貴の両氏が登場。撮影の倉持武弘、脚本の右田昌万…
【『ウルトラマンティガ』(2)】 『ウルトラマンティガ』(1996〜97)の第49話「ウルトラの星」は、往年の『ウルトラマン』(1966)の制作現場が描かれる、異色のバックステージ編。
夕焼け空を盗もうと暗躍する怪人、宇宙人の少年の旅立ち、10年に1度だけ“冬の国”からやって来る女の子。
意味深なタイトルをつけてはみたものの、さほど優れた妄想力を持ち合わせているわけでもない。さえない、どうしようもない春の日々…。 4月某日 渋谷の映画館へ行って、神代辰巳監督の火曜サスペンス劇場『死角関係』(1987)を鑑賞。
『映画俳優安藤昇』(ワイズ出版)の中で安藤さんは、加藤泰はとても面白い人でいい監督だったと言っています。安藤さんの記憶違いで『阿片台地』(1966)でってと言ってますけど、『男の顔は履歴書』(1966)の殴り込みで安藤昇は日本刀で迫っていく。フル…
かつて安藤組を率いて極道の世界で幅を利かせ、服役後に映画俳優に転身した安藤昇。渋谷では、その安藤昇の出演作品の特集上映が行われている。筆者にはよく判らなかったが、その筋の方々も見えていたようである。