2015-01-01から1年間の記事一覧
――それは大島さん自身が滅びていくものに惹かれる傾向があるということでもあるんですか?
『青春残酷物語』(1960)、『太陽の墓場』(1960)、『愛のコリーダ』(1976)、『戦場のメリークリスマス』(1983)などの作品で知られる巨匠・大島渚監督。以下に引用するのは、その大島が13年ぶりに撮った『御法度』(1999)の公開の際に受けたインタビ…
以下に引用するのは、『リング』シリーズで知られる脚本家・高橋洋氏のインタビューである。この時点はシリーズ3作目『リング0 バースデイ』(2000)の公開直後、『発狂する唇』(2000)の公開直前ゆえ、主にその2作について語られている。
【『THE NEXT』について (2)】 田崎「ハサミンジャガーとの決闘は横山さんの手によりますけど、このスピード感はライダー史上ほかにないんじゃないかな。トモロヲ(田口トモロヲ)さんも自分でやりたがってた」
【『THE FIRST』について (3)】 田崎「殺さなかったのは長石(長石多可男)さんたちの誇りでしょう。死なすのは簡単だったはずですよ。怪我が治る保証もなかった。リスクもあったけど。
【『THE FIRST』について (2)】 横山「アクションは、田崎さんの紹介のおかげで。(アメリカで)『パワーレンジャー』(1993〜)を2000年の前くらいにやって知り合いになりまして。田崎さんは先に日本へ帰って、ときどきメールしていまして。
1971年にスタートして、中断しながらも40年以上に渡ってつづいてきた仮面ライダーシリーズ。2000年にオダギリジョー主演『仮面ライダークウガ』からシリーズは再開し、以来15年間、テレビの仮面ライダーは休みなく継続している。
【『まんが道』の人物たち】 『まんが道』には個性的なキャラが多数いるが、高校時代の敵役が武藤。眼鏡をかけてキザな感じで実にむかつく。
【『まんが道』とは (2)】 稲垣「ぼくが読み始めたのは小学校高学年。(主人公・満賀道雄が)まだ高岡に暮らしているあたり、そのへんが印象深くて。進路に迷ったり、自分と重なって感情移入。
巨匠・藤子不二雄Aが、人生行路を自伝的に描いた大河マンガ『まんが道』(小学館)。主人公(藤子A ≒ 満賀道雄)が友人(『ドラえもん』などの藤子・F・不二雄 ≒ 才野茂)とコンビを組んでマンガを創作し、新聞社勤めなどを経て富山から上京し、トキワ荘に入…
小学5年生くらいで8月15日の終戦を迎えました。戦時中に先生が、いま日本では原子爆弾というすごい兵器ができているという話をして、ぼくも興奮した。それでひとりでも多くのアメリカ人が死ねばいいと。教育のせいでもあるけど、アメリカが爆撃しに来るわけ…
自分をつくった優秀な人は次の時代に合わせようとすると、自分を壊してしまう。自分をつくった人ほど次の時代に適応するのが苦しい。こういう苦しみを味わって、小津(小津安二郎)さんは『秋刀魚の味』(1962)をつくった。ぼくの老いとは関係ないけど、い…
2013年にムック『山田太一 テレビから聴こえたアフォリズム』(河出書房新社)が刊行。その際に山田氏のエッセイ本の企画が生まれ、ムックの編集を担当した清田麻衣子氏(里山社)が中心となって進んで『夕暮れの時間に』(河出書房新社)に結実した。
【『蜘蛛の瞳』(2)】 篠崎「『蜘蛛の瞳』(1998)は大胆な映画で。娘が殺されている設定は同じで、復讐は冒頭で終わって不可思議なことが起こる。寺島進くんは死んだのか、白い布につつまれたものは何か、とか。
10月公開の最新作『岸辺の旅』(2015)により、カンヌ映画祭の「ある視点」部門の監督賞を受賞した黒沢清監督。黒沢監督は1990年代にはVシネマも多数撮っているが、哀川翔主演の『蛇の道』(1998)、『蜘蛛の瞳』(1998)の二部作(特に前者)はVシネマの皮…
かつて女性問題で世の話題をさらった脚本家・ジェームス三木。朝のテレビ小説『澪つくし』(1985)、大河ドラマ『独眼竜政宗』(1987)をたてつづけに大ヒットさせて時の人だった三木の不倫を、1992年に当時の妻(山下典子)が暴露した。近年のインタビュー…
太平洋戦争下の閉塞した日常を生きる、19歳の里子(二階堂ふみ)。母(工藤夕貴)とふたり暮らしだった家へは、焼け出された叔母(富田靖子)が転がり込んできた。いよいよ本土決戦が迫る中で、里子は隣に住む妻子持ちの男(長谷川博己)と関係を持ってしま…
いまだ暑さがきつい8月の土曜日、恒例の小原乃梨子とおはなしフェアリーズの朗読会がブックハウス神保町にて開催された。お盆を過ぎてそろそろ厳しい暑さも落ち着いてきたと思っていたが、この日(昨日だが)は日差しが強かった。
2012年に100歳で逝去した脚本家・映画監督の新藤兼人。新藤は90歳を過ぎても、映画『ふくろう』(2004)、『石内尋常高等小学校 花は散れども』(2008)、『一枚のハガキ』(2011)の脚本・監督を務め、浅田次郎原作の舞台『ラブ・レター』(2004)を演出し…
テレビ『ドラえもん』(1979〜2005)にて、ドラえもんの声を長年演じ、最近は認知症を患っていることを公表している大山のぶ代氏。大山氏は7月に仕事復帰したそうで、病と戦いながらも現役で仕事を続行されているのは喜ばしい。
【『ドラゴンボール』(2)】 野沢「悟空が大人になったときは、今週まで子どもで次の週に突如大人になってて。1週間でこんなに変わっちゃうんだ(一同笑)。当時、屋形船でプロデューサーから悟飯くんが出るって聞いて、誰がやるのかなって。
【藤子不二雄の原作アニメ (2)】 藤子原作の『怪物くん』(1981〜1983)では野沢氏が怪物ランドの王子・怪物くん役、肝付氏がドラキュラ役。
杉並アニメーションミュージアムにて、声優の野沢雅子・肝付兼太両氏と鈴木伸一館長のトークショーが行われた。
30度を超える猛暑の土曜日、ブックハウス神保町にて小原乃梨子氏とおはなしフェアリーズの朗読会が、いつも通り行われた。この日はかなりの酷暑だったけれども、メンバーは精力的に朗読していた。
『舞姫』は、日本からのエリート留学生がドイツ女性と恋愛関係になり、選択を迫られる。結局、彼女を棄てて出世コースに戻る。ほぼ実体験だろうと言われていて、鴎外が5年の留学生活を終えて日本へ戻ると、ドイツ女性が追いかけてくる。あの当時、ドイツから…
“夏の文学館 「歴史」を描く、「歴史」を語る” へ行き、池内紀氏の講演を聴講した(寝坊のため、その前の木内昇氏の講演は終わりのほうしか聞けず…)。池内氏は森鴎外『椋鳥通信』(岩波文庫)の編集(文庫版)を担当したそうで、その『椋鳥通信』について語…
【戦争について (2)】 最近、日本は素晴らしいって(あちこちで)言われてて、そうかな? 他の国が素晴らしいのと同じ程度に、日本も素晴らしいかもしれないけど。きょうも電車に乗っていたら、日本人の味覚は高度だってポスターがあって、それは日本人が好…
“夏の文学館 「歴史」を描く、「歴史」を語る” と題して、近代文学館の連続講演会が有楽町にて行われた。脚本家の山田太一先生の講演もあり、休みをとって聴講することに。
7月11日に肝付兼太演出・出演の舞台『おしいひと』を見に行った。
【藤子スタジオの想い出 (2)】 えびはら「ぼくがいたのは、『ジャングル黒べえ』が終わって、『ドラえもん』も終わるかもっていう、藤本(藤本弘)先生の火が消えかけて淋しい時期。安孫子(安孫子素雄)先生は劇画のほうへ乗り換えて、手間のかかる絵だから…