2019-01-01から1年間の記事一覧
【現場でのエピソード (2)】
【現場でのエピソード (1)】 京極夏彦原作の大作映画『姑獲鳥の夏』(2005)には、寺田氏は出演していない。
【監督 実相寺昭雄 (2)】 中堀「張家口の小学校で、日本は美しい国だと教わる。小学校で幕を張って、稲垣浩さんの『無法松の一生』(1943)を初めて見るんですよ。人力車で小倉の街を通る印象がすごいと。上陸用舟艇に4泊5日で畳1枚で4人寝かされて、苦労し…
【若き日の想い出 (2)】
『ウルトラマン』(1966)や『ウルトラセブン』(1967)、『怪奇大作戦』(1968)などで知られた実相寺昭雄監督が逝って12年。13回忌にあたる2018年12月に、監督映画『悪徳の栄え』(1988)のリバイバル上映と、寺田農氏と撮影の中堀正夫氏とのトークショー…
【基調講演 “家から連へ” (3)】 自分の子どもでなくてもいいはずで、少子化で日本人が減ると言われていますが、どこかの国の子どもを育ててもいいわけです。それが連という可能性です。新しい家族をつくっていくということが、これからの社会を豊かにしてい…
【基調講演 “家から連へ” (2)】 私たちは個人と家とを対立的に考えてしまいます。家族制度から逃れたい人も出て来て、個人を中心にした文学、私小説があるんですね。江戸時代は家対個人という構図ではなく、家と家でないものという関係でした。幕府は徳川家…
花王芸術・科学財団主催で2016年から行われているシンポジウム“これからの家族を考える” 。第1回の山田太一氏の講演を聴講し、第2回は行きそびれたが、2018年11月の第3回は参加することができた。
君塚:ただ、僕は今回の映画では、それを引きの画で撮るべきだと思いました。それに東山(東山紀之)さんと和久井(和久井映見)さんが見詰め合ってくれているのに、カメラをその間には入れられないですよ。でもそれも僕の思い入れとか好みというだけですよ…
でも、今回はそれでもいいから、一人の人間に二つのことをやらせてみました。そうやって人間の真実に迫っていった結果、今度は逆に悪役というものも居なくなってしまった。それもまた人間の真の姿ですよね。実は、この映画を撮った後にTVドラマの脚本も書い…
(承前)『踊る大捜査線THE MOVIE』(1998)などで知られる脚本家・君塚良一が初監督した映画『MAKOTO』(2005)。以下に公開当時のインタビューを引用したい(明らかな誤字は訂正し、用字・用語は可能な限り統一した)。
【向田邦子の想い出 (2)】
向田邦子脚本の代表作として知られる『あ・うん』(1980)と『続あ・うん』(1981)。戦前の男女(フランキー堺、杉浦直樹、吉村実子)やその娘(岸本加世子)などを描いた名作である。
近年は映画『シン・ゴジラ』(2016)や『万引き家族』(2018)などでも存在感を示す名優・柄本明。その柄本の21年前のインタビューを以下に引用したい(朝日新聞のPR誌「暮らしの風」の “わが青春の一枚” 欄に掲載されたもの)。この当時は今村昌平監督『カ…
テレビ『未来戦隊タイムレンジャー』(2000)や『仮面ライダー龍騎』(2002)、『仮面ライダー電王』(2007)などで人気を集め、最近もネットドラマ『仮面ライダーアマゾンズ』(2016〜2017)や映画『映画刀剣乱舞』(2019)、アニメ『どろろ』(2019)など…
——事前に監察医の方に取材されたそうですが、なるほどと思ったことはありましたか?
『踊る大捜査線』シリーズで知られる脚本家の君塚良一が監督・脚本を手がけた映画『MAKOTO』(2005)。完成度はともかく意欲は感じさせる作品で、いまも印象に残る。公開当時の君塚のインタビューを以下に引用したい。
テレビ『トットちゃん』(2017)や『大恋愛』(2018)など、コンスタントに作品を送りつづけるベテラン脚本家・大石静。最近は、2009年ごろより腸閉塞にかかっていたことを告白した。
他者に対する根源的な信頼っていうのは成立するか、ということが、いつも、ぼくの作品のテーマです。だから、群像劇が多くなる。
脚本家の君塚良一が映画のシナリオについて批評した『脚本(シナリオ)通りにはいかない』(キネマ旬報社)。ただべた誉めしているだけのものも混じっているが、的確に感じられる論考もあり、あなどれない1冊である。
【木下惠介監督の想い出 (2)】 小倉「木下監督を偲んで、松原信吾と三村晴彦と何故か小倉一郎で「キネマ旬報」で鼎談したんですよ。そのとき聞いたのは、ロケハンで木下さんはベンツに乗って、助監督は他の車で県道と国道を勘違いして迷っちゃった。それで木…
【木下惠介監督の想い出 (1)】 飯島「木下惠介プロをつくったころの木下さんは、いまのぼくよりずっと若い。還暦かな。スタートしたパーティは、還暦のお祝いだったの。
【『冬の雲』(2)】 飯島「(『冬の雲』〈1971〉の)1回目の本読みが終わった後の稽古場で、木下(木下惠介)さんが「飯島くん、相談がある。あの人、どうしても違うんだけど」って。それが早川保さん。お詫びして降りていただいて、その代わり別の番組に出て…
【『泣いてたまるか』(2)】 仲「前田吟さんがミリタリールックだよ」
木下惠介脚本『冬の雲』(1971)のプロデュースなど、多数のテレビ・映画作品を手がけた飯島敏宏。