〈日本映画の現状〉 小栗 映像の表現というのはいうまでもなく近代のものです。シネマトグラフという見世物から活動写真となって娯楽として生活に密着してからまだ日も浅い。その中で作家の表現として、人の生き方とか感情を伝えるものとして成熟もしてきま…
映画『泥の河』(1981)にて鮮烈にデビューし、『死の棘』(1990)や『FOUJITA』(2015)などで知られる小栗康平監督。その小栗監督が在日朝鮮人二世の青年(呉昇一)と日本人女性(南果歩)との恋愛を描いた秀作が『伽倻子のために』(1984)である。原作は…
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