私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

河崎実監督 ロング・インタヴュー “『ギララの逆襲』顛末記。あるいは怪獣映画への異常な愛情。”(2009)(3)

■ 三島由起夫の「美しい星」を、 おバカ映画として撮りたいね!! 『ギララの逆襲』(『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』〈2008〉)は、興行的には不成功だったが、ベネチア映画祭に招待された。その功績を河崎監督は「こんなヤツ、他にいないでしょ?」…

河崎実監督 ロング・インタヴュー “『ギララの逆襲』顛末記。あるいは怪獣映画への異常な愛情。”(2009)(2)

■ ベネチア映画祭は、実相寺監督だって行けなかったんだから!! ——最終的に(『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』〈2008〉の)興行収入はどうでした?

河崎実監督 ロング・インタヴュー “『ギララの逆襲』顛末記。あるいは怪獣映画への異常な愛情。”(2009)(1)

『日本以外全部沈没』(2008)や『地球防衛未亡人』(2014)、『三大怪獣グルメ』(2020)などで知られる河崎実監督。その河崎監督が、初めて念願だった怪獣映画に取り組んだのが『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』(2008)である。

山根貞男 × 鈴木一誌 × 瀧本多加志 トークショー レポート・『日本映画作品大事典』(6)

【ビジュアル面と装幀(2)】 山根「経済的な問題ではなくてですか。書籍や雑誌でスチールを使うと1.3万円とられる」

山根貞男 × 鈴木一誌 × 瀧本多加志 トークショー レポート・『日本映画作品大事典』(5)

【本文レイアウト(2)】 瀧本「かな文字は詰めることができます」 鈴木「最初の見本組みでは作品名と本文との行送りを半行にしてるんですね。それを全部同じフラットな1行送りにしちゃった。メインタイトルとサブタイトルとみたいな階層を減らして、組版も…

山根貞男 × 鈴木一誌 × 瀧本多加志 トークショー レポート・『日本映画作品大事典』(4)

【シリーズ物の扱い】 瀧本「プログラムピクチャーのシリーズものはすごく重要で、しかし監督インデックスで扱っても作品の五十音順の配列にしても、どっちにしてもシリーズはバラバラになっちゃうと。どういうふうにシリーズが判るようにするかで議論しまし…

山根貞男 × 鈴木一誌 × 瀧本多加志 トークショー レポート・『日本映画作品大事典』(3)

【監督インデックスと作品解説(3)】 鈴木「2010年に原稿執筆が終わってたんですが、ぼくのところに舛田利雄が来たのは2010年(笑)。まだこんな大物が残ってたのか」 瀧本「申し上げにくいんですけどお願いした方に書いてもらえなかった項目がいくつかあり…

山根貞男 × 鈴木一誌 × 瀧本多加志 トークショー レポート・『日本映画作品大事典』(2)

【監督インデックスと作品解説(2)】 山根「ぼくが最初に呼ばれて、三省堂で鈴木さんとふたりで話したときは監督で仕分けるしかないと思ってました。すると編集部が牧野省三とか黒澤明とか書いたカードをつくってくれたんです。鈴木さんと会議室で、この監…

山根貞男 × 鈴木一誌 × 瀧本多加志 トークショー レポート・『日本映画作品大事典』(1)

100年以上の日本映画のデータを収めた大著『日本映画作品大事典』(三省堂)が22年の歳月を経て完成。編集は映画評論家の山根貞男で、ブックデザインは鈴木一誌が担当している。刊行を記念して山根、鈴木両氏と滝本多加志・三省堂社長によるトークショーが行…

別役実 インタビュー(2001)(2)

――一方で売れない劇はダメな劇だと思われる傾向もありますが

別役実 インタビュー(2001)(1)

以下に引用するインタビューは、昨年亡くなった劇作家の別役実が2001年に不登校や家族について語ったものである。90年代から2000年代にかけては不登校が社会問題として取り上げられることの多い時代だった。