私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

2014-05-05から1日間の記事一覧

久世光彦 インタビュー(2002)・『一九三四年冬 乱歩』『蕭々館日録』(2)

A:ぼくの映画少年の部分は、ドラマの仕事でそれなりに満たされたのに、文学少年の部分は取り残されたままだった。それで小説を書きはじめた、というのがひとつ。もうひとつは、死んだとき、「代表作はドラマの『時間ですよ』など」と死亡欄に載って終わっち…

久世光彦 インタビュー(2002)・『一九三四年冬 乱歩』『蕭々館日録』(1)

『時間ですよ』(1970)や『寺内貫太郎一家』(1974)、向田邦子新春シリーズなど多数のテレビドラマを撮った演出家の故・久世光彦。久世は50代で文筆業にも進出し、エッセイ・小説を精力的に発表した。