21世紀の女子大生(田野優花)が1991年にタイムスリップ。若き日の両親(石橋杏奈、白洲迅)をくっつけるために、大学内でアイドルグループを結成して奮闘する。
「恋するフォーチュンクッキー」などAKB48の曲をふんだんに使って笑わせる傑作SFコメディー『リンキング・ラブ』(2017)。ソフト化を記念して、渋谷で金子修介監督をはじめ田野優花、益田恵梨菜、未浜杏梨、百合沙、佐々木しほ、久田莉子、瀬名葉月ら出演者のトークショーが行われた(以下のレポはメモと怪しい記憶頼りですので、実際と異なる言い回しや整理してしまっている部分もございます。ご了承ください)。
金子監督が「監督の金子修介です。司会をやります。本職ではありませんが、高校のとき生徒会長をやってましたので何とかなるだろうと」と登場。
田野「AKB48の田野優花です。きょうはありがとうございます。トークショー、短い時間ですが愉しんでください」
益田「益田恵梨菜です。きょうはありがとうございます。私も動画を久々に見返してなつかしくて、きょうはみなさんとお会いできて嬉しいです」
未浜「未浜杏梨です。劇中ではぶりっこの役ですが、普段はとてもローテンションです」
百合沙「百合沙です。ちょうど去年のいまごろ撮っていて、きょうはみなさんに見ていただけて嬉しいです」
佐々木「佐々木しほです。私はしょっぱなで壁にぶち当たったんですが、仲間に支えられて何とか乗り越えることができました」
久田「久田莉子です。本編では前髪が薄かったので、きょうはキメキメにキメてきました(笑)」
瀬名「瀬名葉月です。劇中ではアホな感じですがしっかりした人です(一同笑)」
金子「全員じゃないですけど、こういうグループは全員集まりにくい。なかなか難しいものが、あの(一同笑)。全員出てもらいたかったんですが、スケジュールがあの。石橋さんも難しかったんですね。想定して台本書いてたんですが、その後で田野さんがAKB48卒業宣言(一同笑)。あの…そういうことはいきなりするもんですか(一同笑)」
このトークイベントの直前に、田野氏はAKB卒業を発表した。
田野「ちょうどこの映画の撮影が始まったころ、去年の頭くらいからもうあといても1年くらいかなと考えてて、ざっくりですけど。あるきっかけのタイミングがあったので、発表させていただきました」
金子「映画の撮影が決まったとき、ドッキリじゃないかと思ったと言ってましたね。そういうことがあるんですか(一同笑)」
田野「『AKBINGO』っていうバラエティ番組に出るようになると、こういう信じられないことが起きるとドッキリなんじゃないかって考えちゃうんです」
金子「ああ(一同笑)」
田野「スケジュールが来るぎりぎりまで信じられなかったですね」
金子「だってぼくと面接して」
田野「ドッキリはそれくらい細かくやってきますよ(一同笑)。疑ってました。でもホントでした…(一同笑)」
金子「AKB48のこと、実はよく知らないんですが、みんなの中にAKBに落ちたとかあこがれてたとかいう人って」
百合沙「いますよ、ここに。書類受かったんです、11年前。21時までに連絡くださいって留守電が携帯に入ってて、気づいたのが21時半。6期か7期かな。あこがれて、静岡に住んでて、当時高校生。忘れたころに電話かかってきて、ご連絡ください、面接の場所をって。かけ直さなかったです、熱意が足りなかったんですね」
金子「もしかしたら入ってたかもしれない」
百合沙「それから夢にAKBさん出てきます(笑)。いまが愉しいので、こういう運命だったと」
金子「スペインの血が入ってると。そう見えないですけど」
百合沙「クォーターです。フラメンコは踊れないですけど、ペルーの民族舞踊は踊れます。ちっちゃいころから踊ってて」
金子「オーディションでダンスしてもらって選んだんですけど、益田さんはOLを」
益田「はい、人事部やってました(笑)」(つづく)