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ドラえもん映画の舞台挨拶・『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』

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 テレビ『ドラえもん』(1979〜2005)の主演声優を長年務めた大山のぶ代氏が、認知症を発症していることが公表された。かつて『ドラえもん』を演じていたことを覚えているのかは不分明で会話すら難しいそうで、ドラえもんマニアである筆者は、じわじわとショックを受けている。

 2008年に大山氏は脳梗塞で倒れ、その後は仕事ができるまでに恢復されたものの、ややろれつが回らない、発言が唐突であるなどと伝えられた。それだけに今回の報せは全く想定できなかったものではないが、やはり現実として突きつけられると…。

 大山氏は1979年から2005年まで、26年に渡って『ドラえもん』に主演。筆者の世代が生まれる少し前から就職するくらいまで、ドラえもんを演じている。筆者は幼いころからその劇場版も見に行っており、『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』(2001)と『ドラえもん のび太とロボット王国(キングダム)』(2002)は、有楽町の日劇東宝にて大山氏らの舞台挨拶を観覧した(この時点では、筆者は既にいい齢)。

 2001年3月10日、『翼の勇者たち』の上映後に「こんにちは、ぼくドラえもん」と大山氏をはじめ声優陣(小原乃梨子たてかべ和也、肝付兼太野村道子)、主題歌の知念里奈の各氏が登場(たしかぬいぐるみのドラえもんたちもノタノタと出てきたと記憶)。

 知念氏はゲスト声優でもあり、不慣れな彼女にのび太役の小原乃梨子氏がいろいろと演技をアドバイスしてくれたという。小原氏は胸を張り、大山氏は「小原さん!小原さんに拍手!!」と場を盛り上げた。

 同時上映は『がんばれ!ジャイアン』(2001)で、ジャイアン役のたてかべ和也氏には特に盛大な拍手が送られた。その後、スネ夫肝付兼太氏が「心なしかジャイアンより(自分への)拍手が少ない」「ジャイアンの歌は、うたじゃなくてへた」と悪態をついていた(笑)。最後に知念氏が主題歌を唄ったけれども、見るからに口パクでこれはいまいち。

 

 翌2002年には、『のび太とロボット王国』を見に行ったのだが、この挨拶に関してはゲストのKONISHIKI新山千春の両氏がいたこと以外はほとんど忘れてしまった(当時はまだブログをやっておらず、メモもとっていなかった)。

 筆者が舞台挨拶に行った2本は、原作の藤子・F・不二雄先生の逝去後の作品で、やや出がらしの様相があり、もっと脂が乗っていたころに挨拶を見たかったという憾みが残る。ただ、まだ元気だった大山氏の勇姿を短い時間でも目にすることができたのは幸いであった。あれから十数年。症状がいま以上に悪化しないことを祈るのみである。

 

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