読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

小原乃梨子とおはなしフェアリーズ 朗読会 レポート(2015年3月)

f:id:namerukarada:20150328230701j:plain

 神田のブックハウス神保町にて、毎月行われている、小原乃梨子氏と“おはなしフェアリーズ”による朗読会に行ってきた。

 小原乃梨子氏は、テレビ『タイムボカン』シリーズ(1975〜1983)や、『未来少年コナン』(1978)、『ドラえもん』(1979〜2005)ののび太役などで知られる超ベテラン声優。幼いころからのドラえもんマニアの筆者の生まれる前から大学卒業あたりまで、『ドラえもん』ののび太役を小原氏が演じていたわけで、もう神の領域にいるようなお方である。洋画の吹き替えの仕事も、『雨の訪問者』(1970)、『未知との遭遇』(1977)など多数。行く前日も、ヒッチコックの遺作で小原氏がヒロイン(バーバラ・ハリス)を吹き替えた『ファミリー・プロット』(1976)を見直した。

 “おはなしフェアリーズ”は小原氏の率いる読み聞かせグループで、2000年ごろから活動開始。それ以前の90年代から、小原氏は声優の仕事以外にも、朗読に力を入れ始めたようである。

f:id:namerukarada:20150328214718j:plain

 ブックハウス神保町は、絵本など書籍のほかに、アーノルド・ローベルの“がまくん&かえるくん”人形、レオ・レオニの“フレデリック”人形、“チェブラーシカ”や“ミトン”のグッズなど、海外の童話に興味がある人間にはたまらないグッズもある(次回行くときは、ちゃんと買います…)。定刻の前に行って店内をふらふらしていると、サングラスをかけた小原氏が到着。「(この時期は)みんなお花見に行っちゃったかな」と、店内でのび太の声がするのでちょっと距離があってもすぐ判る。

 開始時刻、小原氏とおはなしフェアリーズの方々(女性ふたり、男性ひとり)が小さなイベントスペースの中央へ。まず「亡くなった越部信義さんがつくってくれた唄です」と、おはなしフェアリーズのテーマソングをみなで唄い始める(小原氏作詞らしい)。唄う際に体を動かすので、小原氏が「脳トレにいいですよ」と言うと、子連れの親御さんは笑う。

はるじゃのばけつ

はるじゃのばけつ

 

 白土あつこ『はるじゃのばけつ』(ひさかたチャイルド)、木村研・村上康成『999ひきのきょうだいのはるですよ』(同)をフェアリーズの3人が役を分担して朗読する。さすがプロで、よく通るいい声。読み終わる度に、小原氏が「お兄さんに拍手ー」などと言って、司会を務める。場が暖まったところで、真打ちは小原氏。五味太郎『はやくあいたいな』(絵本館)を身振り手振りも使って朗読。子どもたちは聞き入り、歓声をあげたりする。子どもの集中ぶりには、さすがプロと驚かされた。終わると、またテーマソングを唄って閉幕。

はやくあいたいな

はやくあいたいな

 

 小原氏を出待ちしようかとも思ったのだが、通報されるといかんので、今回は退散。また来月も行ってみたい。

 

【関連記事】

小原乃梨子とおはなしフェアリーズ 朗読会 レポート(2015年4月)

ドラえもん映画の舞台挨拶・『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』