【監督インデックスと作品解説(3)】
鈴木「2010年に原稿執筆が終わってたんですが、ぼくのところに舛田利雄が来たのは2010年(笑)。まだこんな大物が残ってたのか」
瀧本「申し上げにくいんですけどお願いした方に書いてもらえなかった項目がいくつかありまして、そういうのが山根さんや鈴木さんのところに行ってしまいました」
続きを読む【監督インデックスと作品解説(2)】
山根「ぼくが最初に呼ばれて、三省堂で鈴木さんとふたりで話したときは監督で仕分けるしかないと思ってました。すると編集部が牧野省三とか黒澤明とか書いたカードをつくってくれたんです。鈴木さんと会議室で、この監督は重要だとか分けて。監督の格付けではなくて選別するために重要度のグループをつくったほうがいいだろうと。するとDあたりがいっぱいあった」
瀧本「SABCくらいまでは、完成するまで中身は変わってないです。Dランクは大きく変わって、作品をどうノミネートするかという議論でDランクの監督が少数になったり多数になったり収縮を繰り返した」
山根「500人の監督を選ぶとき300人にフィルモグラフィーがついて200人は代表作だけ、という案も出てきたんですが、それもおかしいんじゃないかということになって。落とすのではなく作品事典にしようというところに戻っていって、全部入れよう」
続きを読む――一方で売れない劇はダメな劇だと思われる傾向もありますが