【パネルトーク (1)】
西村「政党政治の疲弊というのは、何が原因なのでしょうか?」
ペリノー「第2次大戦の後で代表制民主主義がつくり直された。さまざまな政党や組合、団体がつくられてきました。中間団体と呼ばれる、草の根と国家との仲介を行うものです。20年くらい前から、すべての民主主義では、このような団体は危機に瀕しています。フランス国民の92パーセントがいかなる政党に信頼を置かないと言う。92パーセントですよ。数多くの民主主義国家では、市民とシステムとの間に空隙がある。そのスペースにポピュリストが進出してきています。
続きを読む