私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

佐野史郎 カカクコム15周年記念インタビュー(2012)(2)

――そうですね。私たちの会社も、一見デジタルな世界ではありますが、やっていることは非常にアナログだったりします。コミュニティなども結局は人と人とのつながりというアナログな関係性から成り立っていますし。ただ、世の中にたくさんあるいろんな情報をわかりやすく整理して、みんなが検索しやすいような場を作っているだけなんですよね。

 

佐野 そういうシステムを作っている人を前にこういうこと言うのもなんだけど(笑)、人と人とがつながったりする際には、ひとつのキーワードだけではダメで、いくつかのキーワードが必要だと思うんですよ。たとえば、「レッドツェッペリン」というキーワードだけでは、ほとんどすべてのロック好きが対象になってしまうけど、そこに「アレイスター・クロウリー」というキーワードが加わってくると、魔術的な側面が浮かび上がってくる。そうして3つくらいのキーワードがそろうと、同じような嗜好性を持つ人が集まってきて、先ほど言った「秘密結社」的なコミュニティになってくるわけですよ。価格.comとか食べログに集まってくる人も、☆の数や口コミでの意見のざっくりとした善し悪しだけで判断するのではなく、細かなニュアンスを読み取って、選べると面白いですよね。

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佐野史郎 カカクコム15周年記念インタビュー(2012)(1)

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 映画『夢見るように眠りたい』(1986)、テレビ『ずっとあなたが好きだった』(1992)や『限界団地』(2018)などで知られる名優・佐野史郎。筆者としてはテレビ『私が愛したウルトラセブン』(1993)や『青い鳥』(1997)、映画『ちぎれた愛の殺人』(1993)や『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001)、舞台『シャケと軍手』(2008)なども忘れ難い。最近はバラエティー番組の企画で負傷したが、その後の対応にも彼の人柄のよさが感じられた。

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深町幸男演出 × 山田太一脚本『シャツの店』聖地巡礼(ロケ地探訪)- 目黒

 鶴田浩二の遺作である傑作ドラマ『シャツの店』(1986)。セット撮影の多い作品だが、ロケもあった。1985年の秋に撮られているようで、34年後のロケ地訪問となる。

 

【目黒のアパート】

第2話

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