鶴田浩二主演『男たちの旅路』シリーズの中でも特に名作の誉れ高い「車輪の一歩」(1979)のロケ地を探訪。車椅子の青年・川島敏夫(斎藤洋介)が風俗街(当時のトルコ風呂)へ行くシーンは、川崎市の堀之内町で撮られている。演出の中村克史氏は当時「隠し撮り」をして怖かったと回想。
敏夫の左の店は、現在は民家のようだが建物は現存している。
看板が目立つ「千姫」は、いまは駐車場に。
右手の炉端焼きの店は、ストリートビューによれば2019年ごろまではあった(現在は謎の建物に)。人口縮小のせいか、風俗街も昔に比べて店舗も少なくなって昭和時代のギラギラ感も減じたように思われる。