【『忍者戦隊カクレンジャー』(2)】
つづいて『忍者戦隊カクレンジャー』(1994)からニンジャレッド役・小川輝晃、ニンジャブルー役・土田大、ブン役・貴島康之、助監督だった竹本昇の各氏が登場。
広瀬「見える予定でなかった方が多いです。男気を見せてくれた(笑)」
竹本「当時は助監督をやってました。いまは監督、今年はやってないですけど」
小川「ただ酒を飲みに来ました(一同笑)。きょうになって行くよと突然言いました」
土田「きょう通りかかったので、寄ってみました(一同笑)」
貴島「ブンです!(一同笑)」
O野「酔っぱらってなさそうな人から。ひと声かければ集まる、これが『カクレンジャー』のチームワークでございます(拍手)」
広瀬「もちろんケイン(ケイン・コスギ)たちにも声はかけました。ただ日本にいらっしゃらないということで」
土田「歳とともに交友関係が薄くなっちゃう。でもなんかこう…」
小川「ここに来る前に既に飲んでたんで、おかしくなってます(一同笑)」
土田「こういうイベントに来ると知り合いに会える。すごく大事ですね。極力参加しようと」
小川「さっき、みんなの歳聞いてびっくりして。指の脂が足りなくて、ドロンチェンジャー押せないんじゃないかな」
ブン役の貴島康之氏は、当時は子役。第26話から登場した準レギュラーだった。
小川「きみは誰? 倍くらいの身長に。赤祭で会ったときに誰だか判らなくて「ブンです。ブンです」(一同笑)」
O野「身長は半ブンだった」
貴島「フー!(一同笑)」
小川「大分覚えてなくて、ブンが犬を連れてたときのこと話してて「あれ、お前も犬だった?」 。あんたはサスケじゃないって言われました(一同笑)」
貴島「ムック本には書いてある。ぼくもAmazonで買いました。ちゃんと鶴姫のページに」
小川「おれがインタビュー受けたやつだよね」
貴島「そう、インタビューが。ちゃんとぼくも載ってた」
小川「あのころはちっちゃかった。いまは誰よりも先に「酒飲みたいんですよね」(一同笑)」
貴島「みんな飲んでますか!?」
竹本「当時妖怪の子どもって設定で、それより少し前にざしきわらしが出て第18話かな。ざしきわらしは変身して巨大化して戦ったけど、ブンは変身していない。最後まで人の姿でした」
広瀬「勝手にカミングアウトしただけ」
小川「ぼく妖怪ですって(笑)」
ニンジャレッドのスーツアクターは、最近は仮面ライダーシリーズのアクターを長年務めている高岩成二氏。
竹本「変身後は、初めてレッドをやる高岩成二という男がやってました。遊園地のショーはやってたけど、映像のヒーローは、高岩さんは『恐竜戦隊ジュウレンジャー』(1992)のドラゴンレンジャーが初めて。それも全部やってるわけでなくて、1年全部やったのは『カクレンジャー』が初めてです」
小川「姫が、酒がないって」
O野「話を遮って、酒よこせかい(一同笑)」
竹本「高岩さんも初めてだから、カクレンジャーボールだってみんなでダッシュして木にぶつかったりとかしてました(笑)。いまはその100分の1くらいの視界ですけど。あのころはよく見えたのに木にぶつかって面を割って、その日は撮影終わり。
宮崎(宮崎剛)さんも、いまはアクション監督ですけど、このときはヒーローをやるのが初めて。戦隊はあれだけかな」
土田「このあと、アクション監督になるか辞めるかどっちかだなって当時言ってました」
竹本「次の年に『重甲ビーファイター』(1995)をやってますけどね(笑)。
『ダイレンジャー』の最終回のころに、レッドとブルーをやってた大藤(大藤直樹)さんと蜂巣賀(蜂巣賀昭二)さんが何故か後楽園のショーに入りに行って、1日来られない。それで次の『カクレンジャー』でレッドとブルーをやる高岩さんと宮崎さんが『ダイレンジャー』のレッドとブルーに入りました。その日がスタッフ・キャストの記念撮影で、高岩さんと宮崎さんが偽者だからと面をかぶったまま写真に。気が利いてるけど、逆に目立ってた(笑)」
小川「マイクに声を張ると音が出ない。小さく言わないと」
土田「電動自転車みたい。力を入れすぎるといけない」
O野「その話、広げなくていいよ(一同笑)」
小川「仲悪かったのは××と△△(一同笑)」
竹本「仲が悪いんじゃなくて、わが道を行くタイプだから」
村上「カクレンジャーのメンバーとはプライベートでも出かけることがあって、姫とも水族館へ行って。当時まだ10代で、妹みたい。でもお芝居となると素晴らしかったので、私も姫のお芝居に追いつけるようにと」
広瀬「ほら、こういうことを言ってくださいよ」
小川「高岩さんの芝居に追いつけるように(一同笑)」
最後に、『有言実行三姉妹シュシュトリアン』(1993)の主題歌を唄ったユニット・三姉妹のひとりの岩永雅子氏が登場。ほかの方々も改めて登壇した。
岩永「徳垣友子ちゃんはニューヨーク在住で、稲辺(稲辺久美子)さんは北海道でなかなかタイミングが合わなくて。いちばん近い私が来ることになりました。きょうは長い間、ありがとうございました(拍手)」