私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

藤子不二雄

藤子不二雄A インタビュー “もう一人の藤子不二雄が明かすドラえもん創作秘話”(1996)(1)

9月23日は、藤子・F・不二雄(藤本弘)先生のご命日である。亡くなられてから18年の歳月が流れた。以下に引用するのは、藤子・F先生の逝去直後の相棒・藤子不二雄A先生のインタビューである(藤子A先生の発言に絞って引用)。 A先生の『まんが道』(中公文…

えびはら武司 × のむらしんぼ トークショー “マチコ先生とハゲ丸が語るF先生” レポート(2)

【藤子・F先生の人物像 (2)】 藤子スタジオの社員旅行の集合写真が、公開された。大黒柱の藤本弘(藤子・F・不二雄)先生は、なんと端に写っておられる。

えびはら武司 × のむらしんぼ トークショー “マチコ先生とハゲ丸が語るF先生” レポート(1)

『ドラえもん』(小学館)など多数の作品で知られる不世出の漫画家、藤子・F・不二雄。その藤子・F先生が逝去して今年で18年である。 5月上旬に阿佐ヶ谷にて藤子・F先生を語るイベントが催された。“マチコ先生とハゲ丸が語るF先生” と題して、『まいっち…

対談 藤子不二雄A × 石子順(1990)・『少年時代』(5)

漫画も映画も自分の見たいものを作るのが僕の仕事の基本 石子:そうすると、これは映画観客としては子どもから大人までが対象となるわけですね。 藤子:非常に欲ばった言い方ですけど、そう思っています。いま少年時代にある人、あるいは少女時代にある人は…

対談 藤子不二雄A × 石子順(1990)・『少年時代』(4)

時代は戦時中だがもっと普遍的な少年の物語にしたかった 石子:戦争の時代というのは漫画もそうでしたけど、映画でもすごく出ていましたね。靖国神社のところとか、兵隊になって出征していくところ。

対談 藤子不二雄A × 石子順(1990)・『少年時代』(3)

石子:で、評判はどうだったのですか。

対談 藤子不二雄A × 石子順(1990)・『少年時代』(2)

藤子:連載とかは続行したものですから、それが大変でしたね。いろいろな人と会って、映画の打ち合わせをして、戻ってきてパッと机に向かってもすぐ書けないんですよ(笑)。石子さんもおわかりでしょうけど、助走期間というんですかね、書く前になんのかん…

対談 藤子不二雄A × 石子順(1990)・『少年時代』(1)

漫画家の藤子不二雄A先生は今年3月10日で生誕80周年。それを記念して、というわけでもないけれど、藤子A先生が登場された対談記事をアップしてみたい(そんなにたくさん所有しているわけではないが…)。

ドラえもんと久世光彦・「浪曲ドラえもん」

テレビ『寺内貫太郎一家』(1974)などの演出を手がけ、エッセイ・小説などの文筆活動でも知られた故・久世光彦。久世がテレビや舞台などの演出業と執筆とを両輪とするようになったのは1990年前後のようで、物書きをしているとやや飽き気味だったテレビの仕…

藤子不二雄A インタビュー(1998)・『まんが道』『愛…しりそめし頃に…』(3)

【藤子・F・不二雄とのコンビ解消 (2)】 藤本君はああいう生活ギャグをずっと描いてたけど、僕は傾向が変わってきた。自分で変わったなと思ったのは、『魔太郎がくる!!』っていう作品を描いたとき。あとブラックユーモアの作品を描いたっていうのも転機にな…

藤子不二雄A インタビュー(1998)・『まんが道』『愛…しりそめし頃に…』(2)

【藤子・F・不二雄(藤本弘)との出会いと若き日々 (2)】

藤子不二雄A インタビュー(1998)・『まんが道』『愛…しりそめし頃に…』(1)

藤子不二雄A『愛…しりそめし頃に…』(小学館)は、藤子Aの自伝漫画として長年に渡って描き継がれてきた。前作の『まんが道』(中公文庫)は1970年にスタートしており、『愛…しり』と合わせて43年もの長きに渡って描かれたわけだが、遂に2013年に連載が完結し…

『ドラえもんは物語る』は物語る・稲垣高広『ドラえもんは物語る 藤子・F・不二雄が創造した世界』

日本人なら誰もが知っている、国民的なキャラクター・ドラえもん。そのドラえもんは、2112年9月3日誕生という設定で、今年2012年に誕生100年前を迎えた。おめでとう!

藤子不二雄A トークショー レポート・『まんが道』『愛…しりそめし頃に…』(2)

【石ノ森章太郎のお姉さん】 トキワ荘の住人であった石ノ森章太郎は早世した姉を慕っていて、石ノ森のエッセイ『章説 トキワ荘の春』(清流出版)にも姉のことが書かれている。『愛…しりそめし頃に…』(小学館)にも姉上は登場する。

藤子不二雄A トークショー レポート・『まんが道』『愛…しりそめし頃に…』(1)

最近は『怪物くん』(小学館)のテレビ化・映画化が話題の漫画家・藤子不二雄A氏は、漫画界の最長老(のひとり)の巨匠。いまも連載を3本抱えるという現役ぶりで、この3月に最新刊『愛…しりそめし頃に…』第11集(小学館)が発売された。3月30日、その刊行を…

白と黒の熱情・稲垣高広『藤子不二雄Aファンはここにいる』

藤子不二雄コンビ(藤子・F・不二雄、藤子不二雄A)と言えば、55歳以下の日本人で彼らの作品を見たことも聞いたことも全くないという人はおそらくいないであろう、漫画界の巨匠である。しかし、彼らの作品世界について論じた本は意外なほど少ない。筆者のよ…

時は…・長谷邦夫『漫画に愛を叫んだ男たち』

足かけ50年前、若き漫画家たちが集った豊島区のアパート “トキワ荘” 。住まいにしたのはすでに売れっ子の手塚治虫をはじめ、無名だった藤子・F・不二雄、藤子不二雄A、石ノ森章太郎、赤塚不二夫などの漫画家たち。

ケチャップ!?・『ドラえもんプラス』(2)

ライオン「おれはひじょうに腹ぺこだ。(…)お前(のび太)、うまそうだなあ」

ケチャップ!?・『ドラえもんプラス』(1)

故藤子・F・不二雄先生の代表作『ドラえもん』(小学館)は26年に渡って連載されており、雑誌に載ったまま単行本に収録されずに埋もれている作品が多々あります。