私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

映画

塚本晋也 × 黒沢あすか トークショー レポート・『六月の蛇』(2)

【現場の想い出 (1)】 黒沢「塚本監督のご指導のもとに歩みを進めて、撮影期間をクリアしていくことで頭がいっぱいでした。きょう見直して、りん子があえぐ顔、口の開き方までこのタイミングで「「おー」から「あー」にしてください」(という指示)とか、息…

塚本晋也 × 黒沢あすか トークショー レポート・『六月の蛇』(1)

神経質な夫(神足裕司)とセックスレスがつづく主人公・りん子(黒沢あすか)は、ストーカー(塚本晋也)につきまとわれるようになった。やがてりん子は、自らも意識していなかった本当の自分に目ざめていく。

村川透 トークショー レポート・『白い指の戯れ』(2)

【俳優陣について】 『白い指の戯れ』(1972)の荒木一郎は『現代やくざ 血桜三兄弟』(1971)などの三枚目っぽい役柄とは異なり、実にかっこいい。

村川透 トークショー レポート・『白い指の戯れ』(1)

19歳のゆき(伊佐山ひろ子)は新宿の喫茶店で出会った青年(谷本一)と交際していたが、彼は警察につかまってしまう。その彼を知っているという別の謎めいた男(荒木一郎)が現れ、主人公は不思議な魅力を感じる。男はスリグループを率いていた。

内藤誠 × 牧口元美 トークショー レポート・『時の娘』(2)

【俳優陣について (2)】

内藤誠 × 牧口元美 トークショー レポート・『時の娘』(1)

吉原の花火師たち(松本克平、殿山泰司、牧口元美)はかつてのような大花火を打ち上げようと画策していたが、娘(真喜志きさ子)は何とか止めたい。娘の恋人で自衛隊を脱走した青年(橋水光)は、ある行動に出た。

寺田農 × 中堀正夫 × 高橋巖 トークショー レポート・『実相寺昭雄の世界 -ウルトラマン創作秘話-』(3)

【現場での想い出 (2)】 寺田氏は、実相寺監督は役者を育てなかったとよく語る。

寺田農 × 中堀正夫 × 高橋巖 トークショー レポート・『実相寺昭雄の世界 -ウルトラマン創作秘話-』(2)

【実相寺監督との出会い (2)】

押井守 × 石川光久 トークショー レポート・『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』『イノセンス』(5)

【ディテールのこだわり (2)】 押井「『攻殻機動隊』(1995)も全カットにフィルターをかけて空気感を出したかった。アニメーションが宿命的に持ってる平らな絵を撮ってる感じ、それを見てる間は忘れさせたかったの。絵なんだけど絵じゃない、映像なんだって…

押井守 × 石川光久 トークショー レポート・『天使のたまご』『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』『イノセンス』(4)

【『イノセンス』の想い出 (3)】 『イノセンス』(2004)は石川氏と鈴木敏夫が共同でプロデュース。

押井守 × 石川光久 トークショー レポート・『天使のたまご』『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』『イノセンス』(3)

【『イノセンス』の想い出 (2)】

押井守 × 石川光久 トークショー レポート・『天使のたまご』『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』『イノセンス』(2)

【『天使のたまご』(2)】 押井「自分(観客)が抱えてる以上のものは見られない。自分に引き寄せて見てもらえれば、もしかしたら愉しめるかもしれない。映画は何かを与えてくれるものじゃないと思ってるんですよ。

押井守 × 石川光久 トークショー レポート・『天使のたまご』『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』『イノセンス』(1)

『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』(1984)や『機動警察パトレイバー』(1989)、『機動警察パトレイバー2』(1993)などで知られる押井守。押井監督の代表作『天使のたまご』(1985)、『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』(1995)の4Kリマスター…

山際永三 トークショー レポート・『狂熱の果て』(3)

【撮影などのエピソード (2)】 山際「音楽は林(林光)さんと荻原(萩原秀樹)さんで、林さんはオーソドックスな音楽の人ですからジャズは荻原さんに頼んだんだろうと思いますね。林さんの作曲で、荻原さんがコンボしてくれたと。タイトルの曲の勢いはこの映…

山際永三 トークショー レポート・『狂熱の果て』(2)

【撮影などのエピソード (1)】 山際「(『狂熱の果て』〈1961〉の撮影は)2週間か3週間で、2本立てで忙しい当時としてはスタンダードかな。ひどく忙しかったですけど。ちなみにぼくがその後で助監督をやった柴田吉太郎さんの作品は、同じ佐川プロなんだけど…

山際永三 トークショー レポート・『狂熱の果て』(1)

無軌道な若者たちの蛮行をドライに描いた映画『狂熱の果て』(1961)。テレビ『帰ってきたウルトラマン』(1971)や『ウルトラマンエース』(1972)、『恐怖劇場アンバランス/仮面の墓場』(1973)などの名匠・山際永三監督のデビュー作である。長らく行方…

古谷敏 × 佐藤利明 × 切通理作 トークショー “本物がここにいる!” レポート・『ウルトラQ』『ウルトラマン』(2)

【東宝での青年期 (2)】 佐藤「敏さんは『怪獣大戦争』(1965)でのひと際、背の高いX星人をやっていますね。同時上映の『エレキの若大将』(1965)では学生運動をしてすき焼きを食べています。同時公開でぜいたくですよ(一同笑)」 古谷「いまのテレビみた…

古谷敏 × 佐藤利明 × 切通理作 トークショー “本物がここにいる!” レポート・『ウルトラマン』(1)

『ウルトラマン』(1966)のスーツアクターや『ウルトラセブン』(1967)のアマギ隊員により知られる古谷敏。映画『シン・ウルトラマン』(2022)でもモーションアクションアクターを務めている。

古谷敏 × 岡本祥子 トークショー レポート・『実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン』(2)

【実相寺昭雄監督について (2)】 古谷「外交官になって、末は外務大臣とかね。あの性格だと大臣は無理かな(一同笑)。フランスでロケに行くと、通訳は実相寺監督がやったって。親しい人に「敏さん、実相寺は上っ面じゃないよ」って言われてね」 岡本「外交…

古谷敏 × 岡本祥子 トークショー レポート・『実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン』(1)

テレビ『ウルトラマン』(1966)にて伝説的な実相寺昭雄監督の撮ったエピソードを編集してまとめた映画『実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン』(1977)。ジャミラやシーボーズ、テレスドンといった怪獣の活躍する名エピソードが集まり、当時ヒットを記録した。

高橋洋 インタビュー(2008)・『狂気の海』(6)

――では今、監督としても活動されているのは、脚本家として「こんな風に演出されるはずじゃなかったのに」というような鬱憤が溜まったからというわけではないんですね。

高橋洋 インタビュー(2008)・『狂気の海』(5)

――今回の映画では「(サイボーグ009)太平洋の亡霊」以外にも、シェイクスピアの戯曲を下敷きにした表現があったり、核ミサイルが「リンダ・ブレア1号」と命名されていたり、多くの文学や映画などへの言及があると思います。シェイクスピア戯曲の援用に関し…

高橋洋 インタビュー(2008)・『狂気の海』(4)

――話が戻ってしまいますけど、高橋さんは「(サイボーグ009)太平洋の亡霊」の何にそれほど触発されたんでしょうか。

高橋洋 インタビュー(2008)・『狂気の海』(3)

――たしかに『狂気の海』は音の情報量が多いですよね。FBIの心霊捜査官を演じている長宗我部(長宗我部陽子)さんが現れる時にハエの音が鳴っていますが、あれはやはり『エクソシスト』だからなんですか。

高橋洋 インタビュー(2008)・『狂気の海』(2)

――今回も仕掛けは多かったと思いますが。

高橋洋 インタビュー(2008)・『狂気の海』(1)

日本を “普通の国” にするべく憲法改正に着手する首相(田口トモロヲ)は、憲法9条を愛する夫人(中原翔子)と対立していた。緊迫する情況下で、アメリカ大統領が何者かに呪い殺される。

那須博之の志と死・『ビー・バップ・ハイスクール』『紳士同盟』『デビルマン』(2)

『紳士同盟』(1986)の原作の小林信彦と那須博之とは意気投合したようだった。

那須博之の志と死・『ビー・バップ・ハイスクール』『紳士同盟』(1)

最近、不評の映画がネットで炎上し、罵倒の中に「令和の『デビルマン』」という文句があった。那須博之監督の映画『デビルマン』は2004年に公開されてすさまじい悪評が立ち、以後は不出来な作品を非難する際に「〇〇版デビルマン」などいう惹句が出てくる始…

渡辺美佐子 × 井上淳一 トークショー レポート・『ひめゆりの塔』『赤い疑惑』(2)

【『ひめゆりの塔』】 渡辺美佐子氏の映画デビュー作は、今井正監督『ひめゆりの塔』(1953)。

渡辺美佐子 × 井上淳一 トークショー レポート・『真田風雲録』(1)

戦乱で孤児となった者たちは隕石で超能力を身につけた少年と出会った。成長した彼らは真田十勇士(中村錦之助、渡辺美佐子、ジェリー藤尾、ミッキー・カーチス、米倉斉加年、河原崎長一郎、常田富士男、岡村春彦、春日俊二、大前均)となって戦う。