2022-01-01から1年間の記事一覧
【『エース』序盤の想い出 (2)】
謎の異次元人ヤプールが超獣を操り、地球侵攻を開始した。勇敢な北斗星司(高峰圭二)と南夕子(星光子)は合体変身でウルトラマンエースに変身し、侵略に立ち向かう。
【現場の想い出 (2)】 塚本「デパートでの撮影が終わって出てきたら、2001年の9.11でした。ニューヨークの貿易センタービルが倒れていてびっくりしました。ぼくは一生懸命、エスカレーターでりん子さんの脚を撮ってたんですが。
【現場の想い出 (1)】 黒沢「塚本監督のご指導のもとに歩みを進めて、撮影期間をクリアしていくことで頭がいっぱいでした。きょう見直して、りん子があえぐ顔、口の開き方までこのタイミングで「「おー」から「あー」にしてください」(という指示)とか、息…
神経質な夫(神足裕司)とセックスレスがつづく主人公・りん子(黒沢あすか)は、ストーカー(塚本晋也)につきまとわれるようになった。やがてりん子は、自らも意識していなかった本当の自分に目ざめていく。
【俳優陣について】 『白い指の戯れ』(1972)の荒木一郎は『現代やくざ 血桜三兄弟』(1971)などの三枚目っぽい役柄とは異なり、実にかっこいい。
19歳のゆき(伊佐山ひろ子)は新宿の喫茶店で出会った青年(谷本一)と交際していたが、彼は警察につかまってしまう。その彼を知っているという別の謎めいた男(荒木一郎)が現れ、主人公は不思議な魅力を感じる。男はスリグループを率いていた。
何年も前のことだが首相経験者の遊説を見かけたことがある。さすがに知名度があるので人だかりもできていたけれども、アンチの多い御仁であるせいか、強面のSPが周囲を厳重に警護している……ように見えた。筆者は特にじっくり拝聴したいとも思わなかったので…
【俳優陣について (2)】
吉原の花火師たち(松本克平、殿山泰司、牧口元美)はかつてのような大花火を打ち上げようと画策していたが、娘(真喜志きさ子)は何とか止めたい。娘の恋人で自衛隊を脱走した青年(橋水光)は、ある行動に出た。
【現場での想い出 (2)】 寺田氏は、実相寺監督は役者を育てなかったとよく語る。
【実相寺監督との出会い (2)】
テレビ『ウルトラマン』(1966)や『怪奇大作戦』(1968)、映画『D坂の殺人事件』(1998)などで知られる実相寺昭雄監督。樋口真嗣監督の映画『シン・ウルトラマン』(2022)に引用されたこともあって実相寺作品がまた注目を集めており、実相寺昭雄研究会が…
【ディテールのこだわり (2)】 押井「『攻殻機動隊』(1995)も全カットにフィルターをかけて空気感を出したかった。アニメーションが宿命的に持ってる平らな絵を撮ってる感じ、それを見てる間は忘れさせたかったの。絵なんだけど絵じゃない、映像なんだって…
【『イノセンス』の想い出 (3)】 『イノセンス』(2004)は石川氏と鈴木敏夫が共同でプロデュース。
【『イノセンス』の想い出 (2)】
【『天使のたまご』(2)】 押井「自分(観客)が抱えてる以上のものは見られない。自分に引き寄せて見てもらえれば、もしかしたら愉しめるかもしれない。映画は何かを与えてくれるものじゃないと思ってるんですよ。
『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』(1984)や『機動警察パトレイバー』(1989)、『機動警察パトレイバー2』(1993)などで知られる押井守。押井監督の代表作『天使のたまご』(1985)、『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』(1995)の4Kリマスター…
【撮影などのエピソード (2)】 山際「音楽は林(林光)さんと荻原(萩原秀樹)さんで、林さんはオーソドックスな音楽の人ですからジャズは荻原さんに頼んだんだろうと思いますね。林さんの作曲で、荻原さんがコンボしてくれたと。タイトルの曲の勢いはこの映…
【撮影などのエピソード (1)】 山際「(『狂熱の果て』〈1961〉の撮影は)2週間か3週間で、2本立てで忙しい当時としてはスタンダードかな。ひどく忙しかったですけど。ちなみにぼくがその後で助監督をやった柴田吉太郎さんの作品は、同じ佐川プロなんだけど…
無軌道な若者たちの蛮行をドライに描いた映画『狂熱の果て』(1961)。テレビ『帰ってきたウルトラマン』(1971)や『ウルトラマンエース』(1972)、『恐怖劇場アンバランス/仮面の墓場』(1973)などの名匠・山際永三監督のデビュー作である。長らく行方…
【『ウルトラマン』のエピソード (2)】 古谷「(ネロンガ役の)中島春雄先輩に教わったんですが「ヒーローは最後に勝つんだから、それまではかっこよくやられろ。おれはかっこよく投げられるから。お前は力を入れなくていいよ。手で押すだけでいい」というの…
【東宝での青年期 (2)】 佐藤「敏さんは『怪獣大戦争』(1965)でのひと際、背の高いX星人をやっていますね。同時上映の『エレキの若大将』(1965)では学生運動をしてすき焼きを食べています。同時公開でぜいたくですよ(一同笑)」 古谷「いまのテレビみた…
『ウルトラマン』(1966)のスーツアクターや『ウルトラセブン』(1967)のアマギ隊員により知られる古谷敏。映画『シン・ウルトラマン』(2022)でもモーションアクションアクターを務めている。
【『ビゴーを知っていますか』と合作ドラマ (2)】
【『曠野のアリア』(2)】 滝田「(劇中で)ずっと聴いてる婿は足が痺れてひっくり返るんですが、ほんとに痺れて(笑)」 今野「(滝田氏が)歌えるかどうかも知らなかったんですけど、すべての歌を吹き替えなしで歌ってもらったんですね。滝田栄のドキュメン…
【ドキュメンタリードラマの挑戦 (2)】
【『天からもらった場所で』と初期作品 (2)】 遠藤「岩間さんが松山善三といっしょにやっていらして芸術祭賞を取った『オロロンの島』(1961)というのを見て、名古屋とか地方に住んでいる人間たちに心を寄せて作品をつくる人だなっていうことで岩間さんに話…
40年間の作家生活で膨大な作品を手がけた脚本家・岩間芳樹。映画『鉄道員(ぽっぽや)』(1999)やテレビ『わたしは海』(1978)、『3年B組貫八先生』(1979)などで知られるが一方で『ビゴーを知っていますか』(1982)や『ザ・ラストUボート』(1993)など…
「休刊6ヶ月前から開始した休刊宣言のカウントダウンで、『噂の真相』編集部は創刊以来、最高に忙しい日々を送る事態になり、休刊して以降も筆者自身の単行本の執筆やテレビでのレギュラーの仕事が続いていたので、この本の企画が潰れたことすらもすっかり忘…