私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

小原乃梨子とおはなしフェアリーズ 朗読会 レポート(2015年3月)

神田のブックハウス神保町にて、毎月行われている、小原乃梨子氏と “おはなしフェアリーズ” による朗読会に行ってきた。 小原乃梨子氏は、テレビ『タイムボカン』シリーズ(1975〜1983)や『未来少年コナン』(1978)、『ドラえもん』(1979〜2005)ののび太…

中川梨絵 トークショー(神代辰巳監督特集)レポート・『恋人たちは濡れた』『女地獄 森は濡れた』(2)

『恋人たちは濡れた』(1973)で、初めて神代(神代辰巳)さんと仕事しました。千葉に日活の保養所があって、そこで2、3週間泊まって、勝浦とかへ行って(撮影した)。

中川梨絵 トークショー(神代辰巳監督特集)レポート・『恋人たちは濡れた』『女地獄 森は濡れた』(1)

シネマヴェーラ渋谷にて神代辰巳監督映画の特集上映が行われており、『恋人たちは濡れた』(1973)、『女地獄 森は濡れた』(1973)に出演した中川梨絵氏のトークショーが行われた。

山田太一 × 三田佳子 × 中村克史 × 嶋田親一トークショー レポート(3)

山田「(近年の脚本家軽視の流れを)憤慨しています(笑)。脚本家は自分の物語が書きたいからなったわけでしょう。小説家がマンガのノベライズを書けって言われているようなもので、20〜30代の大事な時期を賭けてるのに。しかもひとりっきりで、会社に入る…

山田太一 × 三田佳子 × 中村克史 × 嶋田親一 トークショー レポート(2)

山田太一脚本の『花の森台地』(1974)、『高原にいらっしゃい』(1976)、『緑の夢を見ませんか?』(1978)に、三田氏は出演した(『緑の夢』では主演)。 山田「『花の森台地』は、あのころ建て売りの住宅地が流行り出した。(建て売りが)売れないので、…

山田太一 × 三田佳子 × 中村克史 × 嶋田親一 トークショー レポート(1)

国会図書館にて脚本アーカイブスのシンポジウムが行われて、脚本家の山田太一先生が参加。他に三田佳子、『男たちの旅路』(1976〜1982)などの演出家・中村克史、『6羽のかもめ』(1974)などの嶋田親一プロデューサーの各氏が登壇した。司会は岡室美奈子・…

三谷幸喜 インタビュー(1999)・『温水夫妻』『マトリョーシカ』(2)

――料理番組ばっかり(笑)。自分でも作るんですか? 三谷 テレビを見て、これはおいしそうだと思うと作りますね。今まで意識せずに食べていたものも「ああ、こうやって作るんだ」というのがわかって面白いですよ。この前、きんぴらを作ったんですけど、あの…

三谷幸喜 インタビュー(1999)・『温水夫妻』『マトリョーシカ』(1)

以下に引用するのは「WEEKLYぴあ」1999年2月8日号に掲載された三谷幸喜インタビューである。映画『ラヂオの時間』(1997)の脚本・監督、テレビ『今夜、宇宙の片隅で』(1998)のシナリオなどを手がけていた三谷氏が、2年ぶりに発表した舞台が『温水夫妻』(…

三谷幸喜 インタビュー(1998)・『今夜、宇宙の片隅で』(2)

ニューヨークのアパートを舞台に日本人男女(西村雅彦、飯島直子、石橋貴明、梅野泰靖)の応酬を描き、シットコムの笑いを狙ったのがテレビ『今夜、宇宙の片隅で』(1998)。脚本を手がけたのは三谷幸喜。以下に引用するのは、月刊誌「ザ・テレビジョン」199…

三谷幸喜 インタビュー(1998)・『今夜、宇宙の片隅で』(1)

初監督の映画『ラヂオの時間』(1997)が好評を博した後、脚本家・三谷幸喜がシナリオのみを担当したのがテレビ『今夜、宇宙の片隅で』(1998)。野心的な前作『総理と呼ばないで』(1997)は不評であったが、次作『今夜』は主要登場人物が4人のみ(西村雅彦…

三谷幸喜 インタビュー “自信喪失の理由”(1997)・『総理と呼ばないで』(2)

――ところで、三谷さんは、来年の仕事を一度、白紙にしたそうですね。つい最近、思い直したそうですが、引退を考えてた?(引用者註:舞台『巌流島』が、台本の遅れにより初日延期。主役級の陣内孝則が降板したゆえ)

三谷幸喜 インタビュー “自信喪失の理由”(1997)・『総理と呼ばないで』(1)

近年は舞台や映画監督のイメージの強い三谷幸喜は、1990年代から2000年代前半までテレビドラマのシナリオを多数手がけていた。『古畑任三郎』シリーズ(1994〜2006)や『王様のレストラン』(1995)などは代表作だが田村正和、鈴木保奈美、筒井道隆、鶴田真…

宮下順子 × 白鳥あかね トークショー(神代辰巳監督特集)レポート・『四畳半襖の裏張り』『赫い髪の女』(2)

【神代辰巳の想い出】

宮下順子 × 白鳥あかね トークショー(神代辰巳監督特集)レポート・『四畳半襖の裏張り』『赫い髪の女』(1)

『青春の蹉跌』(1974)やにっかつロマンポルノの『赫い髪の女』(1979)などの秀作を遺して、1995年に世を去った神代辰巳監督。逝去から20年を経て、渋谷にて特集上映が行われている。

山田太一のアンケート(1997・2004・2011)

古雑誌を整理中に、敬愛する脚本家の山田太一先生がかつて答えたアンケートが出てきたので引用したい。 ひとつ目は、1997年にいまはなきテレビ誌「TeLePAL」(小学館)に載ったもので、他に数多のシナリオライター・演出家・プロデューサーが回答している。