私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

向田邦子新春シリーズ(演出:久世光彦)全作品レビュー (5)

【『響子』~『風立ちぬ』(2)】

向田邦子新春シリーズ(演出:久世光彦)全作品レビュー (4)

【『華燭』~『風を聴く日』(2)】 13.『風を聴く日』(1995)脚本:金子成人

向田邦子新春シリーズ(演出:久世光彦)全作品レビュー (3)

【『わが母の教えたまいし』~『女正月』 (2)】 8.『隣の神様』(1990)脚本:金子成人 隣の神様 [DVD] 田中裕子 Amazon 謎の人さらい・赤マントの噂が東京を賑わしていた。自宅前をいつも通る青年(中村橋之助)に恋する病弱な妹(国生さゆり)のために、出…

向田邦子新春シリーズ(演出:久世光彦)全作品レビュー (2)

【『女の人差し指』~『男どき女どき』】 『女の人差し指』にて田中裕子が初参戦。以後、全作品の主演を務めた。小林薫も加わり、ナレーションも含めれば皆勤の加藤治子と合わせて田中 × 加藤 × 小林の黄金トリオが誕生する(『麗子の足』には、小林は不参加…

向田邦子新春シリーズ(演出:久世光彦)全作品レビュー (1)

脚本家として『阿修羅のごとく』(1979)、『あ・うん』(1980)といった綺羅星のような名作を発表し、数々の優れたエッセイ・小説でも知られた向田邦子が事故で急逝したのは、1981年のことである。

ひこうき雲のそのあとに・『母娘監禁 牝』(2)

母(吉川遊土)が主人公(前川麻子)を迎えに来るが、母は娘の前で男たちに輪姦されてしまう。母親が声を上げ始めると、主人公は冷蔵庫の中へ逃げ込んで涙を流す。ようやく母とともに解放された主人公は雨の中を走り出す。

ひこうき雲のそのあとに・『母娘監禁 牝』(1)

昨2013年に大ヒットしたアニメーション映画『風立ちぬ』に主題歌として使われたことで、荒井由実「ひこうき雲」がまた注目を集めた。この主題歌起用は宮崎駿監督ではなく、鈴木敏夫プロデューサーの発案によるものだった(「H」2013年7月号)。鈴木氏は主題…

ドラえもんと久世光彦・「浪曲ドラえもん」

テレビ『寺内貫太郎一家』(1974)などの演出を手がけ、エッセイ・小説などの文筆活動でも知られた故・久世光彦。久世がテレビや舞台などの演出業と執筆とを両輪とするようになったのは1990年前後のようで、物書きをしているとやや飽き気味だったテレビの仕…

野沢尚 インタビュー(1999)・『氷の世界』(4)

ストーリーを作るとき、僕は役の履歴書を細かく設定するんですよ。生年月日も含めてね。実はその生年月日に起こった事件が、後々の人間の人生を左右するということを毎回やってるんです。今回で言えば、竹野内豊くんが演じている主人公の英器の誕生日は大久…

野沢尚 インタビュー(1999)・『氷の世界』(3)

野沢尚没後10年企画(?)として以下に引用するのは「Zakki vol.1」(ビクターブックス)に収録された野沢尚氏のインタビュー記事である。