【 “かたち” と気持主義】 実相寺昭雄監督は、俳優が演じる役のキャラクターがどんな気持ちなのかを気にすることに関して非難していた。以下の件りでは、そこが改めて強調されている。
【映画と徒弟制度】 実相寺監督は、自分と合うスタッフを集めて “コダイグループ” を率いた。自身では、その組織体のありように疑問を抱いていたようである。
テレビ『ウルトラマン』(1966)などで知られる故・実相寺昭雄監督は、1970年代にATGで自主制作の映画を撮っていた(『実相寺昭雄研究読本』〈洋泉社〉参照)。そのころに詩人・小説家の富岡多恵子氏と「現代詩手帖」1974年10月号にて対談している。タイトル…
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