私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

妄想族日誌(2016年1〜2月)

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 1月某日

 #あけましておめでとうの頭文字でオススメの映画のタイトルいってみようか

  アカシアの道(2001) 

  ケルジェネツの戦い(1968) 

  マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985) 

  死んでもいい(1992) 

  天使のはらわた 赤い眩暈(1988) 

  女教師 汚れた放課後(1981) 

  メカゴジラの逆襲(1975) 

  D坂の殺人事件(1998) 

  トゥルー・ロマンス(1993) 

  動くな 死ね 甦れ!(1989) 

 

 電車の中で暇つぶしにやってみると、ロマンポルノが2本も。 

 で、が難しい。『デビルマン』(2004)というわけにもいかないし…。

 

 1月某日

 雪のおかげで、東京では電車が大幅遅延。車内はぎゅう詰めで、駅のホームに人があふれかえる。

 ときは21世紀、西暦2016年(2016というのにはなんとなく未来的な響きがある)。ハイテク技術によって、手元にある小型装置で日本中はおろか世界中と簡単につながることができるようになった時代。だが一方で、たかが雪が降った程度で、寒風の吹きすさぶホームにて延々待たされる羽目になる。この光景を前世紀の人が見たらどう思うだろうか。

 ああ遅刻するかも、という焦燥はスリリングだが、実に空虚なスリルである。

 

死ぬ程の淋しさに苦しむことはない。しかしそれでいて生きている事を感謝したくなる程、心楽しく思う時は一刻もない」(曽野綾子『雪あかり』〈講談社文芸文庫〉)

 

 1月某日

 テレビ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016)を見ていて、ついでにその後の『SMAP × SMAP』も見た。

 世間を騒がせたことに関してSMAPの面々が謝罪しているのだが、そもそも5人中4人が辞めたがっているのに解散を許さない使用者側の傲慢には驚愕する。また事務所に批判的な声もあったとはいえ、国民的に盛り上がった“解散しないで”の合唱は、4人をさらなる窮地に追い込み、結果的に事務所の意向を後押ししたとも言えよう。10代20代ならともかく、分別盛りの40前後なのだから本人の意思を尊重すべきだ。もう解散させてやれ。

 

 2月某日

 久々に見たいテレビ番組が多くて忙しい。先述の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』は地方から出てきた若い男女の恋愛物語で、思わぬ意欲作。

 北海道のシーンの多かった第1話は『北の国から』(1981〜2002)みたいだという声もあったけれども、2話以降は東京が舞台になって恋情や葛藤、屈辱が描かれ、どうもこれは山田太一脚本『ふぞろいの林檎たち』シリーズ(1983〜1997)の次世代版と言ったほうが適切ではなかろうか。2010年の時点からスタートして、いま(第4話)は2011年の早春(これから2016年の現在へ近づいていくのだろう)、何年も経過する物語なのも『ふぞろい』的。謎のおばあさん役として若手俳優の多い『いつ恋』の画面を笑顔で引き締める八千草薫は、言わずと知れた山田太一作品の常連でもある(『ふぞろい』には不在だが)。

 ただ、主人公たちが遭遇する“都会の悪意”の描き方はいかにも紋切り型で、どうかと思う。引き合いに出すのもなんだが、『ふぞろいの林檎たちⅡ』(1985)の室田日出男岡本信人の憎々しさ、リアリティーはすさまじかった(就職すると判るんだけど、ああいう人はほんとにいるんだ…)。

 大河ドラマ真田丸』(2016)や『わたしを離さないで』(2016)も面白い。

ふぞろいの林檎たちII DVD-BOX 5巻セット

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 2月某日

 日曜日の朝、北朝鮮がまたしてもミサイル発射。そんな局面も、当方はただ茫然と過ごしていた。休みには○○を固め読みしよう、××へ行ってみよう、久しぶりに△△さんに連絡してあのことを訊いてみよう…とか思っているのだが、疲れているので、結局休みになるとただ食べて寝ているだけ。

 そういえばもうすぐ旧正月。幼いころ、映画『ドラえもん のび太とアニマル惑星(プラネット)』(1990)を見ていて、「きょうがこの星のお正月だったんだ」という台詞があったけれども、お正月が違う文化もあるんだ!というのはフィクションながらちょっとした衝撃だった。いま思えば、違う星なら行事も違って当たり前。中国のような近所のアジアの国でも、お正月の日程は日本と異なるのだから。そこで(?)ムウェテ・ムルアカ『中国が喰いモノにするアフリカを日本が救う』(講談社+α新書)を読む。 やはり建前という観念のない点が、かの国の強みか。個人と会って話してるとさほど違和感はなく、むしろ日本人より話しやすいくらいなんだけど…。