◎90年代日本映画~私のベスト5
1 『Shall we ダンス?』
2 『きらきらひかる』
3 『キッチン』
4 『僕らはみんな生きている』
5 『ゲンセンカン主人』
Q:あなたにとって90年代の映画は、どのようなものでしたか?
A:あまり沢山見ていないので、見ていないものの中に傑作があるのかもしれない。見た範囲では失望することが多かった。見る時は、どこかで自分の仕事を一喝してくれる、あるいは深く励まされることを期待している。見終わって、誰かに悪口なんてほんといいたくない。
(『映画芸術』No.389 2000年)
◎シリーズ ジャンルから見る私の映画史VOL . Ⅲ 青春映画 外国映画篇
1 『男の出発(たびだち)』
2 『モーターサイクル・ダイアリーズ』
3 『ミーティング・ビーナス』
4 『その男ゾルバ』
5 『勝手にしやがれ』
6 『エデンの東』
7 『陽のあたる場所』
8 『真夜中のカーボーイ』
9 『突然炎のごとく』
10 『ピクニック』
(『映画芸術』No.429 2009年)
◎50年後も観られるべき映画20本
1 『カサブランカ』
2 『ベニスに死す』
3 『キャバレー』
4 『ある結婚の風景』
5 『フロント・ページ』
6 『アニー・ホール』
7 『黄昏』
8 『ブルーベルベット』
9 『羊たちの沈黙』
10 『さらば、わが愛 覇王別姫』
11 『ショーシャンクの空に』
12 『42丁目のワーニャ』
13 『リービング・ラスベガス』
14 『秘密と嘘』
15 『サイダーハウス・ルール』
16 『トーク・トゥ・ハー』
17 『シカゴ』
18 『ドッグウィル』
19 『カポーティ』
20 『サラの鍵』
(文藝別冊『山田太一 テレビから聴こえたアフォリズム』河出書房新社 2013年)
『きらきらひかる』(1992)など、秀作なのにいまではあまり顧みられることのないような作品を山田先生がご覧になって評価しているというのは、ちょっと嬉しい。ご多忙の中で、『カポーティ』(2005)、『サラの鍵』(2010)のような比較的最近の作品にもしっかり目配りされているのも驚嘆に値すると言えよう。