私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

中島ゆたか トークショー レポート・『日本暴力列島 京阪神殺しの軍団』(2)

【『日本暴力列島 京阪神殺しの軍団』】 この日上映された『日本暴力列島 京阪神殺しの軍団』(1974)では、梅宮辰夫の愛人役。

中島ゆたか トークショー レポート・『日本暴力列島 京阪神殺しの軍団』(1)

1970年代に映画『直撃!地獄拳』(1974)や『トラック野郎・御意見無用』(1975)、テレビ『Gメン.75』(1975〜1980)などさまざな作品に登場し怜悧な魅力をふりまいた中島ゆたか。筆者はリアルタイムの世代ではないが、映画『殺人遊戯』(1978)や『蘇える…

ビューティフル ドリーマー・『東京幻夢』

『ウルトラマン』(1966)や『ウルトラセブン』(1967)により知られる実相寺昭雄監督がかつて手がけた短編映画『東京幻夢』(1986)。

山田太一の薦める本(1996・1998)

意外な人が意外な本を推薦していると、こんな本を読んでいるのかと面白い。以下に引用するのは、脚本家の山田太一氏が薦める本である。山田氏が古今東西の文学について答えているのは時おり目にするが、20年前の「文藝春秋」ではビジネスパーソンに薦める本…

ひし美ゆり子 × 三輪ひとみ × 中堀正夫 トークショー(実相寺昭雄 特撮オールナイト)レポート(3)

【『ウルトラセブン』12話】 『ウルトラマン』(1966)や『ウルトラセブン』(1967)など初期ウルトラ作品でデザインを一手に手がけた成田亨は、後年に円谷プロと対立した。

ひし美ゆり子 × 三輪ひとみ × 中堀正夫 トークショー(実相寺昭雄 特撮オールナイト)レポート(2)

【中堀カメラマンと実相寺】 中堀正夫カメラマンは『ウルトラマン』(1966)や『怪奇大作戦』(1967)などにて撮影助手を務め、『シルバー仮面』(1971)の第1話にてチーフカメラマンに昇進。ひし美ゆり子氏は「(歳が)同じくらいだよね」と中堀氏に声をか…

ひし美ゆり子 × 三輪ひとみ × 中堀正夫 トークショー(実相寺昭雄 特撮オールナイト)レポート(1)

2006年12月に逝去した実相寺昭雄監督。昨年12月に没後10周年のオールナイトが好評を博し、早くも3月に第2弾が開催された。筆者は12月には都合により行けず、今回は参加できたのだった。

片渕須直監督 トークショー(東京アニメアワードフェスティバル2017)レポート・『この世界の片隅に』

昨年11月に公開され、大きな反響を呼んでいるアニメーション映画『この世界の片隅に』(2016)。筆者は既に原作を読み、2011年に放送された実写ドラマ版も見ていたゆえ筋も設定も概ね頭に入っていると高をくくっていたのだが、実際に見てみて映画版の表現力…

池端俊策 トークショー レポート・『羽田浦地図』『大仏開眼』(3)

【『翔ぶ男』(2)】 池端「脚本家はいい演出家といい役者がいると、ここどうするかって余白を残しとく。そこを信じる部分がありますね、脚本家には。画を全部指定するよりは、ここまで引っ張って、あとはやってくださいと。演出家も「やってみてください」っ…

池端俊策 トークショー レポート・『夏目漱石の妻』『翔ぶ男』(2)

【『夏目漱石の妻』(2)】 池端「それで妻の一家が没落して、舘ひろしさんの父が借金に来る。保証人になってくれと言うけど、奥さんは追い返す。まだ夫婦はぎくしゃくしていて、奥さんは亭主が病気だからがまんして、子どもと居座ろうとしている。夫が珍しく…

池端俊策 トークショー レポート・『夏目漱石の妻』(1)

3月、早稲田大学の小野記念講堂にて毎年恒例である脚本アーカイブスのシンポジウムが行われた。第1部は脚本家の池端俊策氏のトークショー(時間的な都合により第2部は聴講できず)。

飯島敏宏 × きくち英一 × 武幸作 × 荒井豊 × 西田俊憲 × 北野哲也 トークショー レポート・『LEDX-レッドエックス-』(2)

【制作・撮影のエピソード (2)】 武「(『LEDX-レッドエックス-』〈2016〉の)本編撮影は6日間で、特撮は7日間。こまごまやってました。もともとの予算から倍くらいになりました。クランク・インが遅れたり」

飯島敏宏 × きくち英一 × 武幸作 × 荒井豊 × 西田俊憲 × 北野哲也 トークショー レポート・『LEDX-レッドエックス-』(1)

巨大怪獣と巨人との戦いが繰り返されてきた日本。2016年に町田市鶴川に新たな怪獣が出現し、巨人LED-Xが迎え撃つ。その背後にはさまざまな過去が秘められていた。

ジェームス三木 講演会 レポート・『片道の人生』(3)

日本はせっかく平和憲法があるのに、警察予備隊をつくって保安隊から自衛隊に。軍隊とは言わずに抑止力と。でもアメリカ人がピストル持つのも抑止力で、それでしょっちゅう殺人が起きて、抑止力ってあぶない。スイスやコスタリカみたいなのがいちばんいいと…

ジェームス三木 講演会 レポート・『片道の人生』(2)

何年か前、小学校の理科の試験で、氷が溶けたら何になるかという質問にみんな「水になります」と書いて。理科だから×だけど、私は二重丸をあげたい。そうやって自分なりの考え方をする。いまはテレビや本を信じてしまうようになってるけど、自分の考えを持つ…

ジェームス三木 講演会 レポート・『片道の人生』(1)

大河ドラマ『独眼竜政宗』(1987)や『八代将軍吉宗』(1995)、『葵 徳川三代』(2000)などで知られる脚本家・ジェームス三木。それらヒット作の他に多重人格を扱った傑作サスペンス『存在の深き眠り』(1996)や日本国憲法成立を熱く描いた『憲法はまだか…

中島丈博 × 野上照代 トークショー レポート・『酔いどれ天使』(2)

【『酔いどれ天使』(2)】 野上「黒澤(黒澤明)さんは三船(三船敏郎)さんに惚れ込んでいて、そんな深読みしなくても、惚れただけの話」

中島丈博 × 野上照代 トークショー レポート・『酔いどれ天使』(1)

1997年に、三船敏郎と勝新太郎という昭和の2大映画スターが逝去。没後20年を記念して、ふたりの特集上映が池袋にて行われている。2月末に三船敏郎主演の『酔いどれ天使』(1948)と『野良犬』(1949)の上映と脚本家の中島丈博、スクリプターの野上照代両氏…

山際永三 × 田口成光 × 井口昭彦 トークショー レポート・『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンエース』『ウルトラマンタロウ』(3)

【美術について】 井口昭彦氏は『マイティジャック』(1968)にてデザイナーとしてデビュー。

山際永三 × 田口成光 × 井口昭彦 トークショー レポート・『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンエース』(2)

【演出について】 山際永三監督も『帰ってきたウルトラマン』(1971)にて初参加。『帰マン』では、監督からプロデューサーに転身した円谷一社長とのやりとりもあったという。

山際永三 × 田口成光 × 井口昭彦 トークショー レポート・『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンエース』『ウルトラマンタロウ』(1)

『帰ってきたウルトラマン』(1971)や『ウルトラマンエース』(1972)などのウルトラシリーズ。SF的な趣向に加えて時代色を強く反映した作品世界は、『ウルトラマン』(1966)や『ウルトラセブン』(1967)の初期作品とはひと味違った独自の魅力をたたえて…

大林宣彦 × 犬童一心 × 手塚眞 トークショー レポート・『瞳の中の訪問者』(3)

【映画について】 大林監督は、自作の音楽も“學草太郎”の名義で手がけることが多く、名曲がいくつもある。

大林宣彦 × 犬童一心 × 手塚眞 トークショー レポート・『瞳の中の訪問者』(2)

【『瞳の中の訪問者』(2) 】 犬童「船でふたりで話すシーンから山荘に行って殺した女と同じことをさせるシーンとか、峰岸(峰岸徹)さんが同じ女を2度殺すってつくりにも感動したし。『HOUSE』(1977)は大林さんの中で歯止めがあった気がして。戦争が背景に…

大林宣彦 × 犬童一心 × 手塚眞 トークショー レポート・『瞳の中の訪問者』(1)

テニスのインターハイを目指して特訓していた主人公(片平なぎさ)は、ボールが目に当たって負傷。無免許医ブラック・ジャック(宍戸錠)の角膜移植手術を受ける。恢復した主人公だが、手術後に視界に謎の男(峰岸徹)が現れるようになった。

小原乃梨子とおはなしフェアリーズ 朗読会 レポート(2017年1月)

ブックハウス神保町にて毎月行われてきた、小原乃梨子とおはなしフェアリーズの朗読会が、今回で最終回を迎えた(ブックハウス神保町が今年2月で閉店するゆえ)。昨2016年は、筆者は朗読会の日に所用の入ることが多く、久々の観覧となった(久々で最終回…)。

山田太一 インタビュー“ドラマを書いて思い知るのは、自分を根拠にできない他者がぎっしりいるということ”(1998)(2)

生身の人間がむき出しになるのが家族

山田太一 インタビュー“ドラマを書いて思い知るのは、自分を根拠にできない他者がぎっしりいるということ”(1998)(1)

最近、脚本家・山田太一氏関連の資料をいろいろ調べていて、1998年秋のインタビュー記事(株式会社アイキューブのサイトにあったのを、かつてプリントアウトしていた)が出てきたので以下に引用したい。自身が身を置くテレビの世界や家族など他の媒体でも触…

藤子・F・不二雄作品 実写化のあゆみを振り返ろう(2)

(承前)映画『未来の想い出』(1992)から10年を経た2002年、『キテレツ大百科』の実写ドラマ『キテレツ』と『エスパー魔美』がNHKで相次いで放送された(このあたりになると筆者もリアルタイムで見ており、よく覚えている)。

藤子・F・不二雄作品 実写化のあゆみを振り返ろう(1)

藤子・F・不二雄のマンガ『中年スーパーマン左江内氏』(小学館)が、『スーパーサラリーマン左江内氏』(2017)と題して実写で連続テレビドラマ化される。

年始の日記たち

年末年始の動静というのは、時が流れても何となく覚えていたりする。そこで?手元にある本には年始に何をしたと書かれているか、読み返してみた。

黒沢清監督 トークショー レポート・『ヒッチコック/トリュフォー』

アルフレッド・ヒッチコックにフランソワ・トリュフォーが迫ったロングインタビュー『定本 映画術』(晶文社)は、映画技法の教科書?として知られる古典的名著である。映画のつくり手やマニアはみな読んでいると言われる著作だが、そのヒッチコックとトリュ…

“山田太一セレクション”刊行記念 山田太一 トークショー レポート(4)

【『終りに見た街』】 嘘八百の話って好きなのね。そういうの書きたいけど難しい。これは小説だけど『異人たちとの夏』(新潮文庫)、ありえない話ですけどやっぱり難しい。

“山田太一セレクション”刊行記念 山田太一 トークショー レポート(3)

【東日本大震災を扱った3作品 (2)】 3年後に1本書きまして、震災をいろんな局面で書いて、『時は立ちどまらない』(2014)ですね。(見る人がどう思うか)いつもはらはらしてます(笑)。

“山田太一セレクション”刊行記念 山田太一 トークショー レポート(2)

【『想い出づくり。』】 (『想い出づくり。』〈1981〉の発想のきっかけは)女は25過ぎると値が下がっちゃうっていうジョークでした。何てことを言うんだと、うちの娘はすぐ適齢期になるから、そんなこと言うやつ許せないと私憤で書いた(笑)。

“山田太一セレクション”刊行記念 山田太一 トークショー レポート(1)

先日、銀座にて脚本家の山田太一氏のトークショーが行われた。山田氏の代表作である『想い出づくり。』(1981)や『早春スケッチブック』(1983)のシナリオが“山田太一セレクション”として復刊(里山社)されていて、刊行を記念してのトークである。話題は…

山田太一講演会 “宿命としての家族” レポート(3)

【高齢化と家族の現実 (2)】 家族が負担だから脱ぎ捨てたいと思ってる。そういうときにもう一歩踏み込んで、結局ひとりで生きて死ぬことを覚悟して。だんだんつまり家族ってものが、リアルに考えると、こんなことしてたら壊れてしまうと思って別の道をさがそ…

山田太一講演会 “宿命としての家族” レポート(2)

【『想い出づくり。』について (2)】 お嫁に行くのは若いのからなんて、それを笑いの種にして、いまだったら袋叩きですよ。じゃうちの娘は2、3年経つと売れ残るのか。そんなこと許せないと、私怨というか(笑)。この子たちを書いてみたいと思って。

山田太一講演会 “宿命としての家族” レポート(1)

花王芸術・化学財団のシンポジウム“しがらみときずな”が行われ、脚本家・山田太一先生の講演があった。花王財団は断続的にシンポジウムを行っていて、今回からは“家族”をテーマに3回シリーズで講演・トークを開催するのだという。

小原乃梨子講演会 “声に恋して” レポート(3)

【朗読について】 絵本の原点は、字が読めない子どものためだということ。私の父が丸善で洋書を買ってくると、明治生まれの母が読んでくれて。

小原乃梨子講演会 “声に恋して” レポート(2)

【吹き替えの想い出 (2)】 声優って何でしょうね。いまではなりたいって人もいて、最近伺いましたけど、コミュニケーション学科に声優科ができるそうですね。それほど市民権を得たと。

小原乃梨子講演会 “声に恋して” レポート(1)

『ドラえもん』(1979〜2005)ののび太、タイムボカンシリーズのドロンジョ、『未来少年コナン』(1978)のコナンといったアニメーションの声や多数の洋画吹き替えで知られる声優・小原乃梨子。その小原氏が母校である跡見女子大学にて講演をされ、ドラえも…

妄想族日誌(2016年10〜11月)

今年も残りわずか。例年通り、無味乾燥なつまらない1年でした。あとちょっとの時間で逆転できるか? 「♪口にはだせない 恋をしていたね」(「BLUE TEARS」)

金子修介 × 井上伸一郎 トークショー レポート・『ガメラ2 レギオン襲来』『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』(2)

【ランドマークの破壊 (2)】 金子「『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』(1999)の京都駅も、歓迎しますという感じで。だけどイベントのとき、京都のビルの人が“私はガメラを許さない”と(一同笑)。

金子修介 × 井上伸一郎 トークショー レポート・『ガメラ 大怪獣空中決戦』『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』(1)

1990年代にファンの熱い注目を集め、いまやマニアに神格化された平成ガメラシリーズ。今年、「平成ガメラ4Kデジタル復元版 Blu-ray BOX」も改めて発売され、10月に六本木にて金子修介監督とボックス発売元のKADOKAWAの井上伸一郎代表取締役社長のトークショ…

辻真先 × 手塚るみ子 トークショー “手塚治虫のSF作品”レポート(3)

【手塚治虫の人物像】 かつて練馬区富士見台にあった手塚邸についても語られた。虫プロも同じ敷地にあった。

辻真先 × 手塚るみ子 トークショー “手塚治虫のSF作品”レポート(2)

【『新世界ルルー』と『鉄腕アトム』(2)】 辻「その後に児童局、児童番組やってるほうが文句言い始めて(自分たちと)両方がパイロットフィルム出して、局長に判断してもらおうと。どっちが決まるか、その前に手塚先生に声かけちゃって。忙しい先生に(まだ…

辻真先 × 手塚るみ子 トークショー “手塚治虫のSF作品”レポート(1)

10月、東京都江東区の森下文化センターにて連続3回の講座「SFマンガの魅力」が開催されている。

平山秀幸 × 奥寺佐渡子 トークショー レポート・『学校の怪談』(2)

『学校の怪談2』(1996)の前田亜季は男子を相手に、「炬燵出しちゃうぞ」「お相撲さんにサインもらっちゃうぞ」などとたたみかける不思議ちゃん。

平山秀幸 × 奥寺佐渡子 トークショー レポート・『学校の怪談』(1)

1995年夏に大ヒットした映画『学校の怪談』。旧校舎に閉じ込められた小学生たちと先生の冒険をエンタテインメント性豊かに描き、当時の子どもたちを魅了した快作で、いま見直しても意外なほど緊密に設営されたカメラワークや凝ったクリーチャーに感嘆する。

山田太一 トークショー レポート・『阿賀に生きる』(2)

ドキュメンタリーでもフィクションでも深く立ち入ってつくると、1回見ただけでは判らない。作者の思いのほうが多様で、佐藤(佐藤真)さん生きていれば、もっと深いことがひとつひとつのショットに込められてて。聞いたふうなことは言わないほうがいい(笑)…