私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

書籍

ロスト パラダイスの夏・『失楽園』の映画とドラマ (2)

小林信彦は「これはもう、パロディ的邪劇であり、考え方によっては、ずいぶん高級な遊びと見えなくもない」とドラマ版『失楽園』(1997)を総括(『コラムは誘う』〈新潮文庫〉)。

ロスト パラダイスの夏・『失楽園』の映画とドラマ (1)

閑職に追いやられて虚無感を覚える50代の久木は、年下の書道教師・凛子に魅せられた。家族がいる身でありながら不倫の愛にのめりこんだふたりは、情交を重ねる。

大江健三郎へのコメント(谷川俊太郎、立花隆、井上ひさし、いとうせいこう、河合隼雄)・『大江健三郎小説』

1996年に刊行された『大江健三郎小説』(新潮社)に、著名人5人が推薦コメントを寄せている。宣伝用の冊子に書かれたそれを、以下に引用したい。

大江健三郎 自作解説(1996)・『大江健三郎小説』

1994年にノーベル文学賞を受賞した2年後、大江健三郎の自選集『大江健三郎小説』(新潮社)が編まれた。

山田太一 トークショー “山田太一ドラマの名セリフと山田太一の愛した文学、哲学” レポート

東京・浅草は田原町の書店 “Readin' Writin'”にてイベント“山田太一ドラマの名セリフと山田太一の愛した文学、哲学”が行われた。脚本家の山田太一先生もシークレットゲストとして登場し、30分程度のトークがあった。

金井美恵子 × 野崎歓 トークショー レポート・『カストロの尻』(5)

野崎「虚構度の高い部分かと思って読んだんですけど」

金井美恵子 × 野崎歓 トークショー レポート・『噂の娘』『「スタア誕生」』(4)

金井「モデルは浦辺粂子なんですよ。小津安二郎の『早春』(1956)で淡島千景とあの割といい男…。田浦正巳ね。ふたりは姉弟で、お母さんが浦辺粂子のおでん屋。何で浦辺粂子にこんな子どもがと思うんだけど“おとっつぁんはいい男だったから”という台詞がちゃ…

金井美恵子 × 野崎歓 トークショー レポート・『噂の娘』『「スタア誕生」』(3)

金井「セット問題と同時に『噂の娘』(講談社文庫)と『「スタア誕生」』(文藝春秋)の違いっていうのは、『噂の娘』には語り手の子どもが読んでる小説が出てくる。それが「秘密の花園」。

金井美恵子 × 野崎歓 トークショー レポート・『噂の娘』『「スタア誕生」』(2)

野崎「(「早稲田文学」には)片岡(片岡大右)くんが力作を寄せてます。現代詩手帖賞をお取りになったときの写真を、片岡くんが載せています。受賞の言葉が金井エクリチュールそのものですね」

金井美恵子 × 野崎歓 トークショー レポート・『カストロの尻』(1)

かつて「愛の生活」(『愛の生活・森のメリュジーヌ』〈講談社文芸文庫〉)により鮮烈にデビューしてから作家生活50年を迎えた金井美恵子。

ジェームス三木 × 井土紀州 トークショー レポート・『さらば夏の光よ』(1)

かっこいい男(郷ひろみ)と冴えない男(川口厚)。何故か馬の合うふたりは、揃ってアルバイト先のバーガー店の店員(秋吉久美子)に恋した。

三田佳子 × 村上佑二 × 木田幸紀 × 長沼修 × 鈴木嘉一 トークショー “制作者が読み解く市川森一の魅力” レポート・『山河燃ゆ』『花の乱』 (3)

【『山河燃ゆ』(2)】

竹下景子 × 森本レオ × 堀川とんこう × 工藤英博 × 鈴木嘉一 トークショー “制作者が読み解く市川森一の魅力” レポート・『黄色い涙』『傷だらけの天使』(2)

【『黄色い涙』(2)】 森本「市川さんの中ではフェリーニがどっかにあって、渾身の代表作だとぼくは思ってます。森さんと言ってたのは、役者じゃなくエピソードとしていようとっていうことです。エピソードが触れ合っていくのが面白い。エピソードが寄り添い…

竹下景子 × 森本レオ × 堀川とんこう × 工藤英博 × 鈴木嘉一 トークショー “制作者が読み解く市川森一の魅力” レポート・『黄色い涙』 (1)

大河ドラマ『黄金の日日』(1978)や『花の乱』(1994)、『淋しいのはお前だけじゃない』(1982)などで知られた巨匠脚本家・市川森一。その市川を回顧するシンポジウムが4月に2日連続で行われた。

李恢成 インタビュー(1985)・『伽倻子のために』(2)

――では原作者としては満足していらっしゃるわけですか。小説の愛読者としては伽倻子の扱いにやや不満もあったのですが。

李恢成 インタビュー(1985)・『伽倻子のために』(1)

在日朝鮮人二世の青年(呉昇一)と日本人女性(南果歩)との恋愛を描いた映画『伽倻子のために』(1984)。原作は李恢成の同名小説(新潮文庫)で、映画公開後に李氏がインタビューに答えている。インタビューアー(栗原陽子氏)の言葉は字数の関係上やや割…

小栗康平 インタビュー(1985)・『伽倻子のために』(2)

〈日本映画の現状〉 小栗 映像の表現というのはいうまでもなく近代のものです。シネマトグラフという見世物から活動写真となって娯楽として生活に密着してからまだ日も浅い。その中で作家の表現として、人の生き方とか感情を伝えるものとして成熟もしてきま…

一少年の観た〈晩年〉・伊丹十三

伊丹十三が逝って、昨年12月で丸20年を迎えた。伊丹自殺の報が流れた朝のことは、筆者はまだ15歳だったが何となく思い出せる。筆者は伊丹の存在をリアルタイムで感じた中では、おそらく最年少の世代だろうか。ただ、当時の伊丹の評価は芳しいものではなかっ…

切通理作 トークショー “日本の怪獣映画 本多猪四郎から現代・未来へ ” レポート (4)

切通理作 トークショー “日本の怪獣映画 本多猪四郎から現代・未来へ ” レポート (2)

『ゴジラ』(1954)の企画は、いちばん最初は撮影所の重役の森岩雄さんが、でかいものが東京をめちゃくちゃにするものと言ったと、本多さんが証言しています。恐竜みたいなものはどうだということで、香山滋さんに原作を依頼して。小説も2バージョンあります…

飯島敏宏 × 白石雅彦 × 河崎実 トークショー “テレビドラマ50年を語る”レポート (4)

【木下プロ以後 (2)】 映画『怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス』(1973)を撮った時期は、既に木下プロにいた時期だった。

大海赫ワンダーランド 紙芝居&動画上映会 レポート

『ビビを見た!』(ブッキング)などで名高い童話作家・大海赫の個展“大海赫ワンダーランド”が板橋のカフェ百日紅にて開催中。大海先生がご自身で紙芝居を披露し、動画も上映されるイベントもあった。

富野由悠季監督 トークショー “戦後アニメーションは何を描いてきたか” レポート (3)

終戦記念日じゃない。敗戦記念日なんですよ。ただ敗戦じゃ記念日にならねえよ。こらえるべきところを逃げて逃げてやってきたところで、安倍政権が生まれる。

富野由悠季監督 トークショー “戦後アニメーションは何を描いてきたか” レポート (2)

ぼくがいま『ガンダム Gのレコンギスタ』(2014)を映画版でつくり直しているのは、テレビ版で欠落があって、埋めていったら作品になるかなと思ったので作業をしてます。いま、映画5部作でつくれるかもしれないなと。かつてはテレビのダイジェスト版が映画に…

富野由悠季監督 トークショー “戦後アニメーションは何を描いてきたか” レポート (1)

宮崎駿、富野由悠季、押井守というアニメーションの巨匠監督を通して戦後日本を論じた『母性のディストピア』(角川書店)。その刊行を記念して、富野監督を囲むシンポジウムが立教大学にて行われた。

秋野太作 トークショー レポート・『私が愛した渥美清』(3)

【映画『男はつらいよ』について (2)】

秋野太作 トークショー レポート・『私が愛した渥美清』(2)

【渥美清の想い出 (2)】

秋野太作 トークショー レポート・『私が愛した渥美清』(1)

テレビ『必殺仕掛人』(1972)や『俺たちの旅』(1975)、『おもいっきり探偵団 覇悪怒組』(1987)、『エトロフ遙かなり』(1993)などで知られるベテラン俳優・秋野太作。その秋野氏が映画『男はつらいよ』シリーズなどで多数共演した渥美清についてつづっ…

『ビビを見た!』会(大海赫先生を囲む会2017)レポート

『ビビを見た!』(ブッキング)などで知られ、今年は『ぼくのアッコ』(復刊ドットコム)と『ばけねこのおよめさん』(同)の2冊を刊行した大海赫。唯一無二の世界観を持つ天才・大海を慕うファンの集いが毎年行われており、筆者は4回目の参加と相成った。

原恵一監督 トークショー レポート・『エスパー魔美 星空のダンシングドール』(2)

【テレビ『エスパー魔美』の想い出 (2)】