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私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

池端俊策 トークショー レポート・『夏目漱石の妻』『翔ぶ男』(2)

【『夏目漱石の妻』(2)】 池端「それで妻の一家が没落して、舘ひろしさんの父が借金に来る。保証人になってくれと言うけど、奥さんは追い返す。まだ夫婦はぎくしゃくしていて、奥さんは亭主が病気だからがまんして、子どもと居座ろうとしている。夫が珍しく…

池端俊策 トークショー レポート・『夏目漱石の妻』(1)

3月、早稲田大学の小野記念講堂にて毎年恒例である脚本アーカイブスのシンポジウムが行われた。第1部は脚本家の池端俊策氏のトークショー(時間的な都合により第2部は聴講できず)。

ジェームス三木 講演会 レポート・『片道の人生』(3)

日本はせっかく平和憲法があるのに、警察予備隊をつくって保安隊から自衛隊に。軍隊とは言わずに抑止力と。でもアメリカ人がピストル持つのも抑止力で、それでしょっちゅう殺人が起きて、抑止力ってあぶない。スイスやコスタリカみたいなのがいちばんいいと…

ジェームス三木 講演会 レポート・『片道の人生』(2)

何年か前、小学校の理科の試験で、氷が溶けたら何になるかという質問にみんな「水になります」と書いて。理科だから×だけど、私は二重丸をあげたい。そうやって自分なりの考え方をする。いまはテレビや本を信じてしまうようになってるけど、自分の考えを持つ…

ジェームス三木 講演会 レポート・『片道の人生』(1)

大河ドラマ『独眼竜政宗』(1987)や『八代将軍吉宗』(1995)、『葵 徳川三代』(2000)などで知られる脚本家・ジェームス三木。それらヒット作の他に多重人格を扱った傑作サスペンス『存在の深き眠り』(1996)や日本国憲法成立を熱く描いた『憲法はまだか…

大林宣彦 × 犬童一心 × 手塚眞 トークショー レポート・『瞳の中の訪問者』(2)

【『瞳の中の訪問者』(2) 】 犬童「船でふたりで話すシーンから山荘に行って殺した女と同じことをさせるシーンとか、峰岸(峰岸徹)さんが同じ女を2度殺すってつくりにも感動したし。『HOUSE』(1977)は大林さんの中で歯止めがあった気がして。戦争が背景に…

大林宣彦 × 犬童一心 × 手塚眞 トークショー レポート・『瞳の中の訪問者』(1)

テニスのインターハイを目指して特訓していた主人公(片平なぎさ)は、ボールが目に当たって負傷。無免許医ブラック・ジャック(宍戸錠)の角膜移植手術を受ける。恢復した主人公だが、手術後に視界に謎の男(峰岸徹)が現れるようになった。

小原乃梨子とおはなしフェアリーズ 朗読会 レポート(2017年1月)

ブックハウス神保町にて毎月行われてきた、小原乃梨子とおはなしフェアリーズの朗読会が、今回で最終回を迎えた(ブックハウス神保町が今年2月で閉店するゆえ)。昨2016年は、筆者は朗読会の日に所用の入ることが多く、久々の観覧となった(久々で最終回…)。

藤子・F・不二雄作品 実写化のあゆみ(2)

(承前)映画『未来の想い出』(1992)から10年を経た2002年、『キテレツ大百科』の実写ドラマ『キテレツ』と『エスパー魔美』がNHKで相次いで放送された(このあたりになると筆者もリアルタイムで見ており、よく覚えている)。

藤子・F・不二雄作品 実写化のあゆみ(1)

藤子・F・不二雄のマンガ『中年スーパーマン左江内氏』(小学館)が、『スーパーサラリーマン左江内氏』(2017)と題して実写で連続テレビドラマ化される。

年始の日記たち

年末年始の動静というのは、時が流れても何となく覚えていたりする。そこで?手元にある本には年始に何をしたと書かれているか、読み返してみた。

黒沢清監督 トークショー レポート・『ヒッチコック/トリュフォー』

アルフレッド・ヒッチコックにフランソワ・トリュフォーが迫ったロングインタビュー『定本 映画術』(晶文社)は、映画技法の教科書?として知られる古典的名著である。映画のつくり手やマニアはみな読んでいると言われる著作だが、そのヒッチコックとトリュ…

“山田太一セレクション”刊行記念 山田太一 トークショー レポート(4)

【『終りに見た街』】 嘘八百の話って好きなのね。そういうの書きたいけど難しい。これは小説だけど『異人たちとの夏』(新潮文庫)、ありえない話ですけどやっぱり難しい。

“山田太一セレクション”刊行記念 山田太一 トークショー レポート(2)

【『想い出づくり。』】 (『想い出づくり。』〈1981〉の発想のきっかけは)女は25過ぎると値が下がっちゃうっていうジョークでした。何てことを言うんだと、うちの娘はすぐ適齢期になるから、そんなこと言うやつ許せないと私憤で書いた(笑)。

“山田太一セレクション”刊行記念 山田太一 トークショー レポート(1)

先日、銀座にて脚本家の山田太一氏のトークショーが行われた。山田氏の代表作である『想い出づくり。』(1981)や『早春スケッチブック』(1983)のシナリオが“山田太一セレクション”として復刊(里山社)されていて、刊行を記念してのトークである。話題は…

辻真先 × 手塚るみ子 トークショー “手塚治虫のSF作品”レポート(3)

【手塚治虫の人物像】 かつて練馬区富士見台にあった手塚邸についても語られた。虫プロも同じ敷地にあった。

辻真先 × 手塚るみ子 トークショー “手塚治虫のSF作品”レポート(2)

【『新世界ルルー』と『鉄腕アトム』(2)】 辻「その後に児童局、児童番組やってるほうが文句言い始めて(自分たちと)両方がパイロットフィルム出して、局長に判断してもらおうと。どっちが決まるか、その前に手塚先生に声かけちゃって。忙しい先生に(まだ…

辻真先 × 手塚るみ子 トークショー “手塚治虫のSF作品”レポート(1)

10月、東京都江東区の森下文化センターにて連続3回の講座「SFマンガの魅力」が開催されている。

巨星が墜ちた日 藤子・F・不二雄死去

1996年9月23日。 秋分の日で学校はなく、中学生の筆者は塾の模試をこなして、疲れきって帰宅。その夜には巨匠・大林宣彦監督のテレビ『三毛猫ホームズの推理』があり、録画をセットしようとテレビをつけた。

塚本晋也監督 トークショー レポート・『塚本晋也「野火」全記録』(2)

【『野火』のメイキング (2)】 塚本「リリー(リリー・フランキー)さんを刺す場面では、血しぶきが飛ぶ。見せるところと見せないところとの配分に気をつけました。ほんとに刺されるところは出さないけど、血しぶきは必要かなと。

塚本晋也監督 トークショー レポート・『塚本晋也「野火」全記録』(1)

大岡昇平の名作小説を映画化した、塚本晋也監督・主演『野火』(2015)。自主映画として制作され、ロードショー公開で好評を博したのちも全国行脚で上映が行われるという特異な経緯をたどった。その制作から興行を記録した『塚本晋也「野火」全記録』(洋泉…

水野英子 トークショー “トキワ荘の思い出…U・MIAのこと” レポート(3)

【マンガの表現について】 水野「私たちの世代は、映画と同じような表現、表現に力を入れ始めた世代で、前の世代と圧倒的に違うところです。ページ数をもらえるようになると、余韻のようなものを映画のように描きたかった。

水野英子 トークショー “トキワ荘の思い出…U・MIAのこと” レポート(2)

【U・マイアの想い出 (2)】 水野「最初の「赤い火と黒かみ」は私が下関なので、東京と山口とに離れて描きました。個人の家には電話もなくて、電報と速達でやりとり。締め切りもあるのにそういう形でやって、大変でした。秋にスタートして、向かいの商店に電…

水野英子 トークショー “トキワ荘の思い出…U・MIAのこと” レポート(1)

マンガ家たちのつどったトキワ荘の紅一点・水野英子。いまは少女マンガの巨匠だが、水野と石ノ森章太郎、赤塚不二夫という三大巨匠が合作した時期があった。

康芳夫 トークショー レポート・『ビオクラシー 福島に、すでにある』(3)

【都知事選について (2)】 康「鳥越(鳥越俊太郎)くんは週刊誌のスキャンダルでちぢんじゃった。でも鳥越くんが女たらしであることは事実。亡くなった筑紫(筑紫哲也)くんはもっと女たらし(一同笑)。下の部分にはあまり触れないほうがいい。

康芳夫 トークショー レポート・『ビオクラシー 福島に、すでにある』(2)

【ISについて】 康「(アメリカの)トランプとサンダースの登場は、どんな専門家も予想できなかった。極右と極左がアメリカの大統領選に関係してくるとは驚くべきこと。これは歴史に残る。クリントンに負けても、次のトランプ、次のサンダースが出てきます。

康芳夫 トークショー レポート・『ビオクラシー 福島に、すでにある』(1)

国際暗黒プロデューサーの肩書きで、ネッシー探検隊を組織したり、モハメド・アリとアントニオ猪木の試合を仕切るなど、破天荒な活動で知られる康芳夫。現在は、かつて出版した沼正三『家畜人ヤプー』(幻冬舎アウトロー文庫)の全権代理人も務める。

野沢尚と山田太一・『烈火の月』『反乱のボヤージュ』

『破線のマリス』(講談社文庫)、『深紅』(同)などで知られる脚本家・作家の野沢尚。野沢はインタビューなどで、同業の巨匠・山田太一への敬意を幾度も語っていて、ご両所が好きな筆者は何となく嬉しい気がしたものである。

足立正生 × 平井有太 トークショー レポート・『ビオクラシー 福島に、すでにある』(3)

【福島について (2)】 足立「何も生まれないように、絆で結びましょうとか言ってる。自分たちの生きざまを恨みでなく共有しましょうと言ったとき、日本人は逃げるから。それが生産されてくるのを待つしかない。子どもみたいな日本人だから、行政システムを強…

足立正生 × 平井有太 トークショー レポート・『ビオクラシー 福島に、すでにある』(2)

【ホセ・ムヒカについて】 ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領は、1985年の演説にて「たとえそれが私たちにひどい仕打ちを与えた人々に対するものであっても、憎しみを選択する人には賛同できない。憎しみは建設的な感情ではない」と語ったという。

足立正生 × 平井有太 トークショー レポート・『ビオクラシー 福島に、すでにある』(1)

2011年3月11日の東日本大震災以来、「人心を文章で残す」という「ソーシャルスケープ」を実践する平井有太氏。福島県の内外から世界の有名人までユニークな人選の『ビオクラシー 福島に、すでにある』(サンクチュアリ出版)は、平井氏の活動の結晶である。

小原乃梨子とおはなしフェアリーズ 朗読会 レポート(2016年4月)

ブックハウス神保町にて小原乃梨子氏とおはなしフェアリーズの朗読会が毎月行われており、8か月ぶりに行ってきた(この間、いろいろ都合がつかず…)。

中島丈博 × 浅田次郎 × 杉田成道 × 内山聖子 × 十川誠志 × 林宏司 × 鈴木宣幸 トークショー レポート(4)

【NHKと講談社 (2)】 杉田「テレビ局と出版社とが、この10年くらいで変わってきてる。(以前は)口約束で出版社がやってほしいと来て、テレビ局は上から目線で。それがマージンも上がって、原作者も強くなってきて。漫画になるとテレビ局は苦しい立場で、実…

中島丈博 × 浅田次郎 × 杉田成道 × 内山聖子 × 十川誠志 × 林宏司 × 鈴木宣幸 トークショー レポート(3)

【未映像化の中島脚本 (2)】 中島丈博脚本『新・御宿かわせみ』(2013)の続編頓挫の経緯が、客席にいた黛りんたろう監督によって説明された。

中島丈博 × 浅田次郎 × 杉田成道 × 内山聖子 × 十川誠志 × 林宏司 × 鈴木宣幸 トークショー レポート(2)

【脚色のトラブル (2)】 浅田「トラブルを避けるには、十分なミーティングをすることなんですけど、いちばん相談したい相手は脚本家ではなくて、総合的に演出する監督の方です。テーマ性を伝えておきたい。脚本家が同席してくれれば言うことないですが、会わ…

山田太一 × 荒井晴彦 トークショー レポート・『無法松の一生』(3)

【寺山修司と山田太一】 学生時代に交友のあった故・寺山修司と山田太一先生との書簡集『寺山修司からの手紙』(岩波書店)が、昨年出版された。

岸惠子 × 山田太一 × 今野勉 トークショー レポート(2)

【岸惠子と台本】 岸「私は、台本に書き込みはしません。三田(三田佳子)さんは、台本は全部とってあって書き込みをされると。

森達也 × 田原総一朗 × 松本麗華 × 安岡卓治 トークショー レポート・『A2』(2)

【『A2』と森監督 (2)】 田原「『A2』(2002)のころ、信者たちは何をしようとしていたんですか? 住民からこんなに出て行けと言われて」

手塚るみ子 トークショー レポート・手塚治虫ガールズ&ラブリー 版画展 (2)

【展示作品の解説 (2)】 るみ子「「白くじゃくの歌」は、天才ピアニストの少女が主人公。だいたい少女があこがれるのは、クラシックバレエかピアノです。『ルードウィヒB』や『野ばらよいつ歌う』など手塚( 作品)は音楽家が主人公になることが多くて、その…

手塚るみ子 トークショー レポート・手塚治虫ガールズ&ラブリー 版画展 (1)

1月、銀座三越にて“手塚治虫ガールズ&ラブリー 版画展”が開催されており、プロデューサーの手塚るみ子氏のトークが行われた。手塚治虫のマンガ・イラストからるみ子氏がセレクトされた作品を、版画にして展示してある。

久世光彦 インタビュー“鬼才への最後のインタビュー”(2006)(1)

テレビ演出、舞台演出、映画監督、エッセイ、小説、作詞などマルチな分野で才能を発揮した久世光彦の死から、今年で10年。

『ビビを見た!』会(大海赫先生を囲む会2015)レポート

刊行から40年以上を経たいまなお人気を誇る伝説的な絵本『ビビを見た!』(ブッキング)をはじめ、不可思議な世界観の作品で知られる大海赫。

稲垣高広 × 川口貴弘 × 世田谷ピンポンズ トークショー レポート・『まんが道』(3)

【『まんが道』の人物たち】 『まんが道』には個性的なキャラが多数いるが、高校時代の敵役が武藤。眼鏡をかけてキザな感じで実にむかつく。

稲垣高広 × 川口貴弘 × 世田谷ピンポンズ トークショー レポート・『まんが道』(2)

【『まんが道』とは (2)】 稲垣「ぼくが読み始めたのは、小学校高学年。(主人公・満賀道雄が)まだ高岡に暮らしているあたり、そのへんが印象深くて。進路に迷ったり、自分と重なって感情移入。

稲垣高広 × 川口貴弘 × 世田谷ピンポンズ トークショー レポート・『まんが道』(1)

巨匠・藤子不二雄Aが、人生行路を自伝的に描いた大河マンガ『まんが道』(小学館)。主人公(藤子A ≒ 満賀道雄)が友人(『ドラえもん』などの藤子・F・不二雄 ≒ 才野茂)とコンビを組んでマンガを創作し、新聞社勤めなどを経て富山から上京し、トキワ荘に入…

山田太一 トークショー レポート・『夕暮れの時間に』(3)

小学5年生くらいで、8月15日の終戦を迎えました。戦時中に先生が、いま日本では原子爆弾というすごい兵器ができているという話をして、ぼくも興奮した。それでひとりでも多くのアメリカ人が死ねばいいと。教育のせいでもあるけど、アメリカが爆撃しに来るわ…

山田太一 トークショー レポート・『夕暮れの時間に』(2)

自分をつくった優秀な人は次の時代に合わせようとすると、自分を壊してしまう。自分をつくった人ほど、次の時代に適応するのが苦しい。こういう苦しみを味わって、『秋刀魚の味』(1962)をつくった。ぼくの老いとは関係ないけど、いろんな老いがあります。…

山田太一 トークショー レポート・『夕暮れの時間に』(1)

2013年にムック『山田太一 テレビから聴こえたアフォリズム』(河出書房新社)が刊行。その際に山田氏のエッセイ本の企画が生まれ、ムックの編集を担当した清田麻衣子氏(里山社)が中心となって進み、『夕暮れの時間に』(河出書房新社)に結実した。

妻への恋文・ジェームス三木『存在の深き眠り』

かつて女性問題で世の話題をさらった脚本家・ジェームス三木。朝のテレビ小説『澪つくし』(1985)、大河ドラマ『独眼竜政宗』(1987)をたてつづけに大ヒットさせて時の人だった三木の不倫を、1992年に当時の妻(山下典子)が暴露した。近年のインタビュー…

小原乃梨子とおはなしフェアリーズ 朗読会 レポート(2015年8月)

いまだ暑さがきつい8月の土曜日、恒例の小原乃梨子とおはなしフェアリーズの朗読会がブックハウス神保町にて開催された。お盆を過ぎてそろそろ厳しい暑さも落ち着いてきたと思っていたが、この日(昨日だが)は日差しが強かった。