映画
【『もぎりさん』】
アニメちゃん(山田ふしぎ)とマンガくん(岡田二三)の姉弟が壁にイラストを描いたら、宇宙の電波の影響でその絵からブースカ、カネゴン、ピグモンが実体化。3匹が騒動を巻き起こす。
ガイド本『NHK大河ドラマストーリー 花の乱』(NHK出版)には『花の乱』(1994)の出演俳優のインタビューが多数掲載されている。三田佳子など主演級は自身の役柄について所見を述べているけれども、あまりなじみのない室町時代が舞台ということもあってドラ…
【現場の想い出 (2)】 塚本「デパートでの撮影が終わって出てきたら、2001年の9.11でした。ニューヨークの貿易センタービルが倒れていてびっくりしました。ぼくは一生懸命、エスカレーターでりん子さんの脚を撮ってたんですが。
【現場の想い出 (1)】 黒沢「塚本監督のご指導のもとに歩みを進めて、撮影期間をクリアしていくことで頭がいっぱいでした。きょう見直して、りん子があえぐ顔、口の開き方までこのタイミングで「「おー」から「あー」にしてください」(という指示)とか、息…
神経質な夫(神足裕司)とセックスレスがつづく主人公・りん子(黒沢あすか)は、ストーカー(塚本晋也)につきまとわれるようになった。やがてりん子は、自らも意識していなかった本当の自分に目ざめていく。
【俳優陣について】 『白い指の戯れ』(1972)の荒木一郎は『現代やくざ 血桜三兄弟』(1971)などの三枚目っぽい役柄とは異なり、実にかっこいい。
19歳のゆき(伊佐山ひろ子)は新宿の喫茶店で出会った青年(谷本一)と交際していたが、彼は警察につかまってしまう。その彼を知っているという別の謎めいた男(荒木一郎)が現れ、主人公は不思議な魅力を感じる。男はスリグループを率いていた。
【俳優陣について (2)】
吉原の花火師たち(松本克平、殿山泰司、牧口元美)はかつてのような大花火を打ち上げようと画策していたが、娘(真喜志きさ子)は何とか止めたい。娘の恋人で自衛隊を脱走した青年(橋水光)は、ある行動に出た。
【現場での想い出 (2)】 寺田氏は、実相寺監督は役者を育てなかったとよく語る。
【実相寺監督との出会い (2)】
【ディテールのこだわり (2)】 押井「『攻殻機動隊』(1995)も全カットにフィルターをかけて空気感を出したかった。アニメーションが宿命的に持ってる平らな絵を撮ってる感じ、それを見てる間は忘れさせたかったの。絵なんだけど絵じゃない、映像なんだって…
【『イノセンス』の想い出 (3)】 『イノセンス』(2004)は石川氏と鈴木敏夫が共同でプロデュース。
【『イノセンス』の想い出 (2)】
【『天使のたまご』(2)】 押井「自分(観客)が抱えてる以上のものは見られない。自分に引き寄せて見てもらえれば、もしかしたら愉しめるかもしれない。映画は何かを与えてくれるものじゃないと思ってるんですよ。
『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』(1984)や『機動警察パトレイバー』(1989)、『機動警察パトレイバー2』(1993)などで知られる押井守。押井監督の代表作『天使のたまご』(1985)、『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』(1995)の4Kリマスター…
【撮影などのエピソード (2)】 山際「音楽は林(林光)さんと荻原(萩原秀樹)さんで、林さんはオーソドックスな音楽の人ですからジャズは荻原さんに頼んだんだろうと思いますね。林さんの作曲で、荻原さんがコンボしてくれたと。タイトルの曲の勢いはこの映…
【撮影などのエピソード (1)】 山際「(『狂熱の果て』〈1961〉の撮影は)2週間か3週間で、2本立てで忙しい当時としてはスタンダードかな。ひどく忙しかったですけど。ちなみにぼくがその後で助監督をやった柴田吉太郎さんの作品は、同じ佐川プロなんだけど…
無軌道な若者たちの蛮行をドライに描いた映画『狂熱の果て』(1961)。テレビ『帰ってきたウルトラマン』(1971)や『ウルトラマンエース』(1972)、『恐怖劇場アンバランス/仮面の墓場』(1973)などの名匠・山際永三監督のデビュー作である。長らく行方…
【東宝での青年期 (2)】 佐藤「敏さんは『怪獣大戦争』(1965)でのひと際、背の高いX星人をやっていますね。同時上映の『エレキの若大将』(1965)では学生運動をしてすき焼きを食べています。同時公開でぜいたくですよ(一同笑)」 古谷「いまのテレビみた…
『ウルトラマン』(1966)のスーツアクターや『ウルトラセブン』(1967)のアマギ隊員により知られる古谷敏。映画『シン・ウルトラマン』(2022)でもモーションアクションアクターを務めている。
【実相寺昭雄監督について (2)】 古谷「外交官になって、末は外務大臣とかね。あの性格だと大臣は無理かな(一同笑)。フランスでロケに行くと、通訳は実相寺監督がやったって。親しい人に「敏さん、実相寺は上っ面じゃないよ」って言われてね」 岡本「外交…
テレビ『ウルトラマン』(1966)にて伝説的な実相寺昭雄監督の撮ったエピソードを編集してまとめた映画『実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン』(1977)。ジャミラやシーボーズ、テレスドンといった怪獣の活躍する名エピソードが集まり、当時ヒットを記録した。
――では今、監督としても活動されているのは、脚本家として「こんな風に演出されるはずじゃなかったのに」というような鬱憤が溜まったからというわけではないんですね。
――今回の映画では「(サイボーグ009)太平洋の亡霊」以外にも、シェイクスピアの戯曲を下敷きにした表現があったり、核ミサイルが「リンダ・ブレア1号」と命名されていたり、多くの文学や映画などへの言及があると思います。シェイクスピア戯曲の援用に関し…
――話が戻ってしまいますけど、高橋さんは「(サイボーグ009)太平洋の亡霊」の何にそれほど触発されたんでしょうか。
――たしかに『狂気の海』は音の情報量が多いですよね。FBIの心霊捜査官を演じている長宗我部(長宗我部陽子)さんが現れる時にハエの音が鳴っていますが、あれはやはり『エクソシスト』だからなんですか。
――今回も仕掛けは多かったと思いますが。
日本を “普通の国” にするべく憲法改正に着手する首相(田口トモロヲ)は、憲法9条を愛する夫人(中原翔子)と対立していた。緊迫する情況下で、アメリカ大統領が何者かに呪い殺される。