私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

映画

遠藤茂行 トークショーレポート・『Wの悲劇』(3)

【角川三人娘について (2)】 遠藤「(大林宣彦監督の)『時をかける少女』(1983)では、キャメラを普通の3倍くらい(の台数を)置いて撮るやり方で、薬師丸(薬師丸ひろ子)さんはワンキャメで集中するけど、原田(原田知世)さんはどこから撮ってもいいタ…

遠藤茂行 トークショーレポート・『Wの悲劇』(2)

【薬師丸作品の想い出 (2)】 角川映画の宣伝の仕事は、遠藤氏にとって刺激的であったという。

遠藤茂行 トークショーレポート・『Wの悲劇』(1)

劇団の研究生である主人公(薬師丸ひろ子)は舞台「Wの悲劇」の端役とプロンプターに甘んじていた。あるとき、「Wの悲劇」に出演中の大女優(三田佳子)の部屋で愛人(仲谷昇)が腹上死してしまい、主人公はそのスキャンダルを引き受けることによって大役に…

野上照代 × おすぎ × ショーレ・ゴルパリアン トークショー“ありがとう、キアロスタミ!”レポート・『クローズ・アップ』(3)

【映画づくりの手法 (2)】 おすぎ「優れた監督の作品見てると、何だろう、何でこの人こんなこと考えつくのってところに行くよね。

野上照代 × おすぎ × ショーレ・ゴルパリアン トークショー“ありがとう、キアロスタミ!”レポート・『クローズ・アップ』(2)

【キアロスタミ監督の人物像 (2)】 ショーレ「キアロスタミさんは検閲に引っかからないのを撮っていて、政治的な苦労はなかったと思います。そういう題材を選んでない」

野上照代 × おすぎ × ショーレ・ゴルパリアン トークショー“ありがとう、キアロスタミ!”レポート・『クローズ・アップ』(1)

『友だちのうちはどこ?』(1987)や『そして人生はつづく』(1992)などで知られ、今年7月に逝去したアッバス・キアロスタミ監督。1990年代から2000年代初頭にかけてイラン映画が日本でも次々と紹介され、そのさきがけとなったのがキアロスタミ作品であった…

水野英子 トークショー “トキワ荘の思い出…U・MIAのこと” レポート(1)

マンガ家たちのつどったトキワ荘の紅一点・水野英子。いまは少女マンガの巨匠だが、水野と石ノ森章太郎、赤塚不二夫という三大巨匠が合作した時期があった。

予告編と少年・『ロボ・ジョックス』

オリジナルビデオ『ウルトラマングレート』(1990)と『ウルトラマンパワード』(1993)がブルーレイ化されるとのことで、マニア間で話題になっている。

足立正生 × 平井有太 トークショー レポート・『ビオクラシー 福島に、すでにある』(3)

【福島について (2)】 足立「何も生まれないように、絆で結びましょうとか言ってる。自分たちの生きざまを恨みでなく共有しましょうと言ったとき、日本人は逃げるから。それが生産されてくるのを待つしかない。子どもみたいな日本人だから、行政システムを強…

足立正生 × 平井有太 トークショー レポート・『ビオクラシー 福島に、すでにある』(2)

【ホセ・ムヒカについて】 ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領は、1985年の演説にて「たとえそれが私たちにひどい仕打ちを与えた人々に対するものであっても、憎しみを選択する人には賛同できない。憎しみは建設的な感情ではない」と語ったという。

足立正生 × 平井有太 トークショー レポート・『ビオクラシー 福島に、すでにある』(1)

2011年3月11日の東日本大震災以来、「人心を文章で残す」という「ソーシャルスケープ」を実践する平井有太氏。福島県の内外から世界の有名人までユニークな人選の『ビオクラシー 福島に、すでにある』(サンクチュアリ出版)は、平井氏の活動の結晶である。

愛の意味を考えてみた?・『離婚しない女』

北海道の町の実力者(夏八木勲)に目をかけてられている主人公(萩原健一)は、その妻(倍賞千恵子)と不倫関係に。実力者の夫は豪快に笑って、不倫を黙認する。主人公は釧路に向かう列車の中で、赤字のバーを経営する別の女性(倍賞美津子)とも出逢い、平…

是枝裕和 トークショー“表現の自由が危ない!”レポート(3)

【若き日の想い出 (2)】 是枝「奥さんは“自分にとって夫の死はパーソナルなことだけど、夫が取り組んでいた福祉には公共的な側面がある。だから私が語るほうが夫も喜ぶだろう”と。ひとりの人間の中にパーソナルな部分とパブリックな部分がある。それを認識す…

是枝裕和 トークショー“表現の自由が危ない!”レポート(2)

【放送法と権力 (2)】 是枝「危機感を持ってる現場の人が、垣根を越えてどう連帯するか。報道局直轄でない、『クローズアップ現代』や『NHKスペシャル』の人たち。BPOとして支援できるか判らないけど。孤立すると、小さくなっちゃう。ぼくみたいに好き勝手言…

是枝裕和 トークショー“表現の自由が危ない!”レポート(1)

映画『誰も知らない』(2004)や『海街diary』(2015)、『海よりまだ深く』(2016)などを精力的に撮っている是枝裕和監督。

1970〜2000年代の極私的ベスト日本映画

2012年に池袋の文芸坐にて、映画評論家の山根貞男氏の選ぶベスト映画の特集上映とトークショーが行われた。山根氏の『日本映画時評集成2000-2010』(国書刊行会)の出版を記念してのイベントで2000年代の日本映画に絞ったセレクトだったが、真似してそれぞれ…

黒沢清 × 西島秀俊 × 役所広司 トークショー レポート・『クリーピー 偽りの隣人』(2)

【『クリーピー』について (2)】 黒沢「西島くんにも何度も言ってるんですが、かつてだったら(『クリーピー 偽りの隣人』〈2016〉の高倉役は)役所さんで、役所さんでないと思いつつも役所さんならこうだろうなと、どこかで基準、ぼくなりのモデルがあって。

黒沢清 × 西島秀俊 × 役所広司 トークショー レポート・『クリーピー 偽りの隣人』(1)

過去の失踪事件の謎を追う犯罪心理学者(西島秀俊)。その隣人(香川照之)は奇妙で怪しげな男である。隣人を不審がる主人公だが、妻(竹内結子)に魔の手が迫っていた。

ジャン・ユンカーマン × 小栗康平 × 荒井晴彦 × 松井良彦 × 堀切さとみ × 野中章弘 トークショー レポート・『日本国憲法』(5)

【飯島敏宏監督の発言】 司会の小中和哉監督は、テレビ『ウルトラマンダイナ』(1998)や『獣電戦隊キョウリュウジャー』(2013)、映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』(2006)といった特撮ヒーロー作品を撮っている。

ジャン・ユンカーマン × 小栗康平 × 荒井晴彦 × 松井良彦 × 堀切さとみ × 野中章弘 トークショー レポート・『日本国憲法』(4)

【映画の与える影響】 堀切「映画で社会を、できるか判らなくても、変えたいという気持ちでやっています。テレビはなかなか本当のことを伝えてない。福島にもひとくくりでなく、いろんな現実がある。放射能の捉え方、避難するかとどまるか。野菜を食べようと…

ジャン・ユンカーマン × 小栗康平 × 荒井晴彦 × 松井良彦 × 堀切さとみ × 野中章弘 トークショー レポート・『日本国憲法』(3)

【映画の力 (2)】 小栗「映画だと、語っている人の人間性が出ますよね。

ジャン・ユンカーマン × 小栗康平 × 荒井晴彦 × 松井良彦 × 堀切さとみ × 野中章弘 トークショー レポート・『日本国憲法』(2)

【松井良彦監督】 松井良彦監督は『追悼のざわめき』(1988)、『どこに行くの?』(2008)を撮っており、殊に前者は伝説的に語り継がれる。

ジャン・ユンカーマン × 小栗康平 × 荒井晴彦 × 松井良彦 × 堀切さとみ × 野中章弘 トークショー レポート・『日本国憲法』(1)

5月、早稲田大学大隈小講堂にてドキュメンタリー映画『日本国憲法』(2005)の上映と“映画監督と時代”と題されたシンポジウムがあった。

小林夕岐子 トークショー レポート・『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』(2)

【怪獣映画の想い出(2)】 小林夕岐子氏がヒロイン役に抜擢された『怪獣総進撃』(1968)は、1954年以来つづいた東宝怪獣映画の一区切りとして企画された。

小林夕岐子 トークショー レポート・『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』(1)

南海の孤島に出現した怪獣と宇宙からの侵略者。居合わせた日本人と現地人は、旧日本軍の残存兵器で迎撃する。

坂本浩一 × 野口彰宏 × 小池達朗 × 横山誠 × 佃井皆美 × 高寺成紀 × 鈴村展弘 トークショー レポート (1)

ちょうど10歳ずつ離れた3人の芸人さんが、毎週ネット配信で特撮ドラマ・映画について語らう「特撮は爆発だ!」。そのイベントが昨年から開催されていて、筆者は初めてこの4月のイベントから聞きに行った。場所は杉並区井荻にあるアルファスタントのジム。

生誕100年 木下忠司の映画音楽(木下忠司 × 山田太一 × 松本隆司)トークショー レポート

500本近い映画音楽を手がけた作曲家・木下忠司。兄の木下恵介監督『女の園』(1954)、『野菊のごとき君なりき』(1955)などのほか、『人間の條件』(1959〜1961)、テレビ『水戸黄門』(1969〜2011)の主題歌「あゝ人生に涙あり」などで知られる。

中島丈博 × 浅田次郎 × 杉田成道 × 内山聖子 × 十川誠志 × 林宏司 × 鈴木宣幸 トークショー レポート(2)

【脚色のトラブル (2)】 浅田「トラブルを避けるには、十分なミーティングをすることなんですけど、いちばん相談したい相手は脚本家ではなくて、総合的に演出する監督の方です。テーマ性を伝えておきたい。脚本家が同席してくれれば言うことないですが、会わ…

根岸吉太郎監督 舞台挨拶 レポート・『永遠の1/2』

今年3月にフィルムセンターにて行われた、根岸吉太郎監督の自選特集。最終日、『永遠の1/2』(1987)、『乳房』(1993)の上映前に根岸監督の舞台挨拶が急遽行われた。

根岸吉太郎監督 × 松本花奈 トークショー レポート・『サイドカーに犬』(2)

【キャストと撮影現場 (2)】 松本「竹内(竹内結子)さんにはすごく優しく接していただいて。朝から晩までいっしょにやっていて。(撮影の)終盤には手づくりの味噌汁をつくってきてくださったり、薫ちゃんみたいに私も竹内さんが好きになっていった印象です…

根岸吉太郎監督 × 松本花奈 トークショー レポート・『サイドカーに犬』(1)

かつてにっかつロマンポルノの枠内で『暴行儀式』(1980)、『女教師 汚れた放課後』(1981)といった作品で頭角を現し、『遠雷』(1981)、『雪に願うこと』(2006)、『ヴィヨンの妻』(2009)など滋味にあふれた秀作を発表してきた根岸吉太郎監督。京橋の…

中島丈博 トークショー レポート・『祭りの準備』(2)

【『祭りの準備』について (2)】 『祭りの準備』(1975)で特に強い印象を残すのは、主人公・楯男(江藤潤)の祖父(浜村純)と、ヒロポンで一時的に頭のおかしくなったタマミ(桂木梨江)とができてしまい、結果的に祖父が首を吊るという展開。これにも中島…

中島丈博 トークショー レポート・『祭りの準備』(1)

高知に住むシナリオライター志望の青年・楯男(江藤潤)。性と創作に悩む彼の周囲には、三角関係や四角関係が乱立し、愛憎が渦巻いていた。

山田太一 × 荒井晴彦 トークショー レポート・『無法松の一生』(3)

【寺山修司と山田太一】 学生時代に交友のあった故・寺山修司と山田太一先生との書簡集『寺山修司からの手紙』(岩波書店)が、昨年出版された。

山田太一 × 荒井晴彦 トークショー レポート・『無法松の一生』(2)

【『無法松の一生』の作品論 (2)】 荒井「(『無法松の一生』〈1943〉の)ラストのモンタージュがあいまいになってる。白井(白井佳夫)さんは、切られたことで笑顔に純化されてるって書いています。検閲の功罪の功じゃないかって」

山田太一 × 荒井晴彦 トークショー レポート・『無法松の一生』(1)

荒くれ者の人力夫・無法松と陸軍大尉の未亡人を描いた映画『無法松の一生』(1943)。主演は阪東妻三郎で、未亡人役は広島原爆で犠牲になったさくら隊のメンバーである園井恵子が演じている。脚本は、伊丹十三の父・伊丹万作。

岸惠子 × 山田太一 × 今野勉 トークショー レポート(2)

【岸惠子と台本】 岸「私は、台本に書き込みはしません。三田(三田佳子)さんは、台本は全部とってあって書き込みをされると。

岸惠子 × 山田太一 × 今野勉 トークショー レポート(1)

2月末、早稲田大学の小野記念講堂にて脚本アーカイブスのシンポジウムが行われ、脚本家の山田太一、岸惠子、演出家の今野勉の各氏が参加された。

川北紘一とゴジラ・『ゴジラvsビオランテ』『ゴジラvsキングギドラ』『ゴジラvsデストロイア』

映画『ゴジラvsビオランテ』(1989)が、公開から20年以上を経て評価が高い。昨年は大部の研究書『ゴジラvsビオランテ コンプリーション』(ホビージャパン)が刊行されたが、その『vsビオランテ』をはじめとするゴジラシリーズや『大空のサムライ』(1976)…

野沢尚が選んだベスト映画

“日曜日には映画を殺せ”というサイトでは、さまざなな人びとの選ぶベスト映画が紹介されていて、こちらも真似してみたくなった。

沢井桂子 × 中野昭慶 トークショー レポート・『怪獣大戦争』(3)

【『怪獣大戦争』の想い出 (2)】 中野「特撮は外へ行けないから、ぼくはチーフ(チーフ助監督)になったら、最後にお疲れロケを入れて。用もないのにロケ。斜面の場面もセットで撮れるけど、御殿場へ行って。

沢井桂子 × 中野昭慶 トークショー レポート・『怪獣大戦争』(2)

【『怪獣大戦争』の想い出 (1)】 沢井「最初に(ゴジラの映画を)見たとき怖かったですね。まだ出していただけるとは思ってなくて。出してもらって、ゴジラの中の俳優さんが汗かいてがんばっていらして、特殊撮影の方もいて、見方が変わりましたね。

沢井桂子 × 中野昭慶 トークショー レポート・『怪獣大戦争』(1)

宇宙怪獣キングギドラ撃退のためにゴジラ・ラドンを貸与してほしい、その代わりにがんの特効薬を提供すると地球に持ちかけてきたX星人。その裏には、ある陰謀があった。

森達也 × 田原総一朗 × 松本麗華 × 安岡卓治 トークショー レポート・『A2』(3)

【松本麗華氏 (2)】 安岡「麻原(麻原彰晃)尊師が自分たちを試すためにやったと。信者たちが信仰を貫くことができるか、試しているのだという解釈が出てくる」

森達也 × 田原総一朗 × 松本麗華 × 安岡卓治 トークショー レポート・『A2』(2)

【『A2』と森監督 (2)】 田原「『A2』(2002)のころ、信者たちは何をしようとしていたんですか? 住民からこんなに出て行けと言われて」

森達也 × 田原総一朗 × 松本麗華 × 安岡卓治 トークショー レポート・『A2』(1)

日本列島が震撼した地下鉄サリン事件(オウム真理教事件)から、もうすぐ21年。

橋口亮輔監督 ティーチイン&舞台挨拶 レポート・『恋人たち』 (3)

【キャストの舞台挨拶 (2)】 つづいて“太陽”の川瀬絵梨氏。“お母さんがいっしょにテレビ見ようって言ってた”とアツシ(篠原篤)に言うシーンは、思わず笑ってしまう。

橋口亮輔監督 ティーチイン&舞台挨拶 レポート・『恋人たち』 (2)

【橋口監督ティーチイン (2)】 瞳子(成嶋瞳子)が、自らの職場の話を肉屋の男(光石研)に一方的に話した後、「私の夢は」と言った瞬間に画面が切り替わる。

橋口亮輔監督 ティーチイン&舞台挨拶 レポート・『恋人たち』 (1)

通り魔殺人で妻を殺された男・アツシ(篠原篤)、閉塞した日常の中で肉屋の男を愛するようになった主婦・瞳子(成嶋瞳子)、同姓の友人に拒絶されるゲイの弁護士・四ノ宮(池田良)。

高山由紀子 × 山下賢章 トークショー レポート・『メカゴジラの逆襲』(3)

【山下氏と『メカ逆』(2)】 『メカゴジラの逆襲』(1975)の真船父娘の邸宅は、地球侵略を企むブラックホール第三惑星人のアジトになっている。その古色蒼然とした外観は怪しげで、いかにも悪事が進行していそうである。