私の中の見えない炎

おれたちの青春も捨てたものじゃないぞ まあまあだよ サティス ファクトリー

久世光彦

久世光彦 インタビュー“鬼才への最後のインタビュー”(2006)(3)

【一難去ってまた一難だった「カノックス」の経営】 会社経営は大変だったね。今のカミさんとのプライベートな問題がキッカケで、TBSから独立することになったのは44歳の時。TBSにいる19年より今のほうが長いんですが、あの頃はまだ若造、思い上がっていたん…

久世光彦 インタビュー“鬼才への最後のインタビュー”(2006)(2)

【森繁さんが「頭がいい作家がいる」と連れて来た】 森繁(森繁久彌)さんが「師匠」であることは前回お話ししましたが、ボクにはまだ「師匠格」の人が2人います。作家の向田邦子さんとザ・ドリフターズのいかりや長介さんです。

久世光彦 インタビュー“鬼才への最後のインタビュー”(2006)(1)

テレビ演出、舞台演出、映画監督、エッセイ、小説、作詞などマルチな分野で才能を発揮した久世光彦の死から、今年で10年。

向田邦子終戦特別企画(演出:久世光彦)全作品レビュー(2)

3.『蛍の宿』(1997)脚本:山元清多 蛍の宿 [DVD] 出版社/メーカー: TCエンタテインメント 発売日: 2005/08/12 メディア: DVD この商品を含むブログ (1件) を見る 海辺の町・風の浦で遊郭を営む母(岸惠子)とその娘(清水美砂、田畑智子 )。あるとき、航…

向田邦子終戦特別企画(演出:久世光彦)全作品レビュー(1)

故・向田邦子の遺した小説・エッセイをもとに、1985年から2001年まで継続した“向田邦子新春シリーズ” 。そちらと並行して、同じTBSのスペシャルドラマ枠で、1995年の夏に“向田邦子終戦特別企画”がスタート。新春シリーズと同じく、向田作品からヒントを得て…

久世光彦 インタビュー(2002)・『一九三四年冬 乱歩』『蕭々館日録』(3)

Q:『一九三四年冬 乱歩』の作中の(小説)「梔子姫」と、ホテルでの乱歩を描いた部分は同時進行で書かれたのですか? それとも乱歩になりきった久世さんが「梔子姫」をまず完成させ、それから作品全体に取りかかったのですか? A:前者です。書きながら「梔…

久世光彦 インタビュー(2002)・『一九三四年冬 乱歩』『蕭々館日録』(2)

A:ぼくの映画少年の部分は、ドラマの仕事でそれなりに満たされたのに、文学少年の部分は取り残されたままだった。それで小説を書きはじめた、というのがひとつ。もうひとつは、死んだとき、「代表作はドラマの『時間ですよ』など」と死亡欄に載って終わっち…

久世光彦 インタビュー(2002)・『一九三四年冬 乱歩』『蕭々館日録』(1)

『時間ですよ』(1970)や『寺内貫太郎一家』(1974)、向田邦子新春シリーズなど多数のテレビドラマを撮った演出家の故・久世光彦。久世は50代で文筆業にも進出し、エッセイ・小説を精力的に発表した。 テレビ作品ではどちらかというとコミカルなホームドラ…

向田邦子新春シリーズ(演出:久世光彦)全作品レビュー(5)

【『響子』~『風立ちぬ』(2)】 17.『小鳥のくる日』(1999)脚本:金子成人 小鳥のくる日 [DVD] 出版社/メーカー: TCエンタテインメント 発売日: 2005/12/22 メディア: DVD クリック: 1回 この商品を含むブログを見る かつて出奔した父(小林薫)が、17年ぶ…

向田邦子新春シリーズ(演出:久世光彦)全作品レビュー(4)

【『華燭』~『風を聴く日』(2)】 13.『風を聴く日』(1995)脚本:金子成人 風を聴く日 [DVD] 出版社/メーカー: TCエンタテインメント 発売日: 2005/11/25 メディア: DVD この商品を含むブログを見る 突然行方をくらませた父(菅原謙次)が、一年半ぶりに家…

向田邦子新春シリーズ(演出:久世光彦)全作品レビュー(3)

【『わが母の教えたまいし』~『女正月』 (2)】 8.『隣の神様』(1990)脚本:金子成人 隣の神様 [DVD] 出版社/メーカー: TCエンタテインメント 発売日: 2005/10/28 メディア: DVD クリック: 1回 この商品を含むブログを見る 謎の人さらい・赤マントの噂が東…

向田邦子新春シリーズ(演出:久世光彦)全作品レビュー(2)

【『女の人差し指』~『男どき女どき』】 『女の人差し指』にて、田中裕子が初参戦。以後全作品の主演を務めた。小林薫も加わり、ナレーションも含めれば皆勤の加藤治子と合わせて、田中 × 加藤 × 小林の黄金トリオが誕生する(『麗子の足』には、小林は不参…

向田邦子新春シリーズ(演出:久世光彦)全作品レビュー(1)

シナリオライターとして『阿修羅のごとく』(1979)、『あ・うん』(1980)といった綺羅星のような名作を発表し、数々の優れたエッセイ・小説でも知られた向田邦子が事故で急逝したのは、1981年のことである。生前の向田と『寺内貫太郎一家』(1974)、『源…

ドラえもんと久世光彦・「浪曲ドラえもん」

テレビ『寺内貫太郎一家』(1974)などの演出を手がけ、エッセイ・小説などの文筆活動でも知られた故・久世光彦。久世がテレビや舞台などの演出業と執筆とを両輪とするようになったのは1990年前後のようで、書く仕事をしていると、やや飽き気味だったテレビ…