――では原作者としては満足していらっしゃるわけですか。小説の愛読者としては伽倻子の扱いにやや不満もあったのですが。
在日朝鮮人二世の青年(呉昇一)と日本人女性(南果歩)との恋愛を描いた映画『伽倻子のために』(1984)。原作は李恢成の同名小説(新潮文庫)で、映画公開後に李氏がインタビューに答えている。インタビューアー(栗原陽子氏)の言葉は字数の関係上やや割…
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