2015-03-18から1日間の記事一覧
――料理番組ばっかり(笑)。自分でも作るんですか? 三谷 テレビを見て、これはおいしそうだと思うと作りますね。今まで意識せずに食べていたものも「ああ、こうやって作るんだ」というのがわかって面白いですよ。この前、きんぴらを作ったんですけど、あの…
以下に引用するのは「WEEKLYぴあ」1999年2月8日号に掲載された三谷幸喜インタビューである。映画『ラヂオの時間』(1997)の脚本・監督、テレビ『今夜、宇宙の片隅で』(1998)のシナリオなどを手がけていた三谷氏が、2年ぶりに発表した舞台が『温水夫妻』(…
ニューヨークのアパートを舞台に日本人男女(西村雅彦、飯島直子、石橋貴明、梅野泰靖)の応酬を描き、シットコムの笑いを狙ったのがテレビ『今夜、宇宙の片隅で』(1998)。脚本を手がけたのは三谷幸喜。以下に引用するのは、月刊誌「ザ・テレビジョン」199…
初監督の映画『ラヂオの時間』(1997)が好評を博した後、脚本家・三谷幸喜がシナリオのみを担当したのがテレビ『今夜、宇宙の片隅で』(1998)。野心的な前作『総理と呼ばないで』(1997)は不評であったが、次作『今夜』は主要登場人物が4人のみ(西村雅彦…
――ところで、三谷さんは、来年の仕事を一度、白紙にしたそうですね。つい最近、思い直したそうですが、引退を考えてた?(引用者註:舞台『巌流島』が、台本の遅れにより初日延期。主役級の陣内孝則が降板したゆえ)
近年は舞台や映画監督のイメージの強い三谷幸喜は、1990年代から2000年代前半までテレビドラマのシナリオを多数手がけていた。『古畑任三郎』シリーズ(1994〜2006)や『王様のレストラン』(1995)などは代表作だが田村正和、鈴木保奈美、筒井道隆、鶴田真…