【『二階の他人』と自らの個性 (2)】 『二階の他人』(1961)の導入部は雨降りの夕どき、妻(葵京子)が傘を持って最寄り駅に夫(小坂一也)を迎えに来るシーンで始まる。ここには山田洋次監督自身の記憶が投影されているという。
映画『男はつらいよ』シリーズ(1969~1995)などで知られる山田洋次監督は、日本の映画監督としては最も知名度が高いひとりであろう。昨2012年には文化勲章受章。現在は新作『小さいおうち』(2014)の公開直前である。
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